影武者徳川家康(下)
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影武者徳川家康(下)

869円 (税込)

4pt

いまや二郎三郎は、秀忠を自在に操る家康なみの智将であった。彼の壮大な夢は、江戸・大坂の和平を実現し、独立王国=駿府の城を中心に自由な「公界」を築くことだった。キリシタン勢力を結集した倒幕の叛乱を未然に防ぎ束の間の平安を得るが、秀忠の謀略から遂に大坂の陣の火の手が上がる。自由平和な世を願い、15年間を家康として颯爽と生き抜いた影武者の苦闘を描く渾身の時代長編!

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影武者徳川家康 のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 影武者徳川家康(上)
    869円 (税込)
    慶長五年関ヶ原。家康は島左近配下の武田忍びに暗殺された! 家康の死が洩れると士気に影響する。このいくさに敗れては徳川家による天下統一もない。徳川陣営は苦肉の策として、影武者・世良田二郎三郎を家康に仕立てた。しかし、この影武者、只者ではなかった。かつて一向一揆で信長を射った「いくさ人」であり、十年の影武者生活で家康の兵法や思考法まで身につけていたのだ……。
  • 影武者徳川家康(中)
    924円 (税込)
    関ヶ原で見事な勝利を収めた徳川陣営。しかし、嫡子・秀忠による徳川政権が確立すれば影武者は不要となる。その後の生命の保障がないことを知った影武者・二郎三郎は、家康を斃した島左近を軍師に、甲斐の六郎率いる風魔衆を味方に得て、政権委譲を迫る秀忠、裏柳生と凄絶な権力闘争を始めた。そして、泰平の世を築くため、江戸・大坂の力を拮抗させるべく駿府の城の完成を急ぐ。
  • 影武者徳川家康(下)
    869円 (税込)
    いまや二郎三郎は、秀忠を自在に操る家康なみの智将であった。彼の壮大な夢は、江戸・大坂の和平を実現し、独立王国=駿府の城を中心に自由な「公界」を築くことだった。キリシタン勢力を結集した倒幕の叛乱を未然に防ぎ束の間の平安を得るが、秀忠の謀略から遂に大坂の陣の火の手が上がる。自由平和な世を願い、15年間を家康として颯爽と生き抜いた影武者の苦闘を描く渾身の時代長編!

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影武者徳川家康(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    〈上中下巻合わせて〉

    忍の甲斐の六郎は、関ヶ原の戦いの開幕間近、徳川家康の暗殺に成功する。家康の影武者であった世良田二郎三郎は、急遽家康として成り変わり、勝利を納めて天下を取る。二郎三郎は影武者である以上、用が済んだら徳川家に殺される運命を悟るが、そうならないよう、協力者や信頼に足る部下を集めなが

    0
    2020年05月11日

    Posted by ブクログ

    いいなぁ
    この爽快感
    いいなぁ
    この説得力
    いいなぁ
    この生き様

    網野善彦さんを読み終えると
    隆慶一郎さんを手にしたくなる
    隆慶一郎さんを読み終えると
    網野善彦さんを手にしたくなる

    座右の書棚には
    このお二人の文庫本たちが
    並んで いつでも出番を
    待ってくれています

    ちなみに
    そのすぐ横には

    0
    2020年02月26日

    Posted by ブクログ

    読み切った!
    うっかり終盤の酒宴のくだりを通勤途中の電車内で読んでしまって、ハンカチを目に当てつつ…となってしまいました。。

    下巻ではついに家康(二郎三郎)が避けたいと思っていた大阪の陣が起こってしまい、顛末とその後が描かれています。
    正直なところ、もう少し陰惨な展開を予想していたので、結末が思い

    0
    2018年01月16日

    Posted by ブクログ

    桜の、花びらが開け放した窓からの風に吹かれて舞う様をただ眺めているだけの、ただただ心を無にしてその瞬間に浸っていられる幸せに胸が熱くなる。
    隣には愛する人、また命を共にした仲間、そこで飲む酒の味を思いながら激動の生を生き抜いた二郎三郎に乾杯。

    0
    2015年01月28日

    Posted by ブクログ

    影武者の追いかけた壮大な夢は半ばに破れるも…という下巻です。

    自由を愛しながら、ひょんなことから影武者になり、さらに影から武士の頂点という表舞台、およそ自由人とは間逆の立場になりながら、あえてその立場を利用し、本当に自由な世を作るべく人生を賭けていく、という話に、当時高校生であった自分にとって、大

    0
    2015年01月08日

    Posted by ブクログ

    上中下の三巻を漸く読み終えた。面白かった。最後はもう終わるのが寂しくて、しばらく積読にしてしまった。

    下巻には多少キリシタンの事がでてきて、キリスト者としては興味があった。

    それにしても著者の推論、(関ヶ原以後は家康が死んだために影武者が家康を演じたと言う説)は説得力があって面白い。秀忠が陰湿な

    0
    2014年12月04日

    Posted by ブクログ

    遂に秀忠の策と時代の流れに負けて豊臣家を滅ぼしてしまった二郎三郎、だが秀忠&柳生との直接対決は最後まで踏ん張りつつ毒を盛られて部屋で花見をしながら終了。ラストシーンも素晴らしい。

    文章レベルが非常に高く、二郎三郎、六郎、風斎、島左近、秀忠、柳生むねのりといった魅力的なキャラが織り成す多層構

    0
    2014年07月29日

    Posted by ブクログ

    いよいよ最終巻。豊臣家の最期、家康(二郎三郎)の最期が分かっているだけにページを進めるうちに心苦しくなってきた。ただ最後の最後まで二郎三朗を守る、六郎、風魔が素晴らしく、そして最後の六郎の涙に、こちらもおもわず涙が。ほんとうに読み終わりたくないと思わせる本であった。それとともに、史実の謎をここまで小

    0
    2013年05月25日

    Posted by ブクログ

    最期はあまりにもあっけない・・・

    史実にのっとれば、徳川将軍家はやがて影武者の血統に移ったことになるが、その整合性はいかに?

    0
    2013年05月11日

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    下巻は豊臣方との交渉とか秀忠との攻防とか、なかなか影武者家康の思い通りにならないことが多くてもどかしい気持ちになった。
    最後の桜のシーンが何とも切ない。

    0
    2013年03月31日

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