桜田門外ノ変(下)
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桜田門外ノ変(下)

660円 (税込)

3pt

水戸の下級藩士の家に生まれた関鉄之介は、水戸学の薫陶を受け尊王攘夷思想にめざめた。時あたかも日米通商条約締結等をめぐって幕府に対立する水戸藩と尊王の志士に、幕府は苛烈な処分を加えた。鉄之介ら水戸・薩摩の脱藩士18人はあい謀って、桜田門外に井伊直弼をたおす。が、大老暗殺に呼応して薩摩藩が兵を進め朝廷を守護する計画は頓挫し、鉄之介は潜行逃亡の日々を重ねる……。

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桜田門外ノ変 のシリーズ作品

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  • 桜田門外ノ変(上)
    616円 (税込)
    安政七年(1860)三月三日、雪にけむる江戸城桜田門外に轟いた一発の銃声と激しい斬りあいが、幕末の日本に大きな転機をもたらした。安政の大獄、無勅許の開国等で独断専行する井伊大老を暗殺したこの事件を機に、水戸藩におこって幕政改革をめざした尊王攘夷思想は、倒幕運動へと変わっていく。襲撃現場の指揮者・関鉄之介を主人公に、桜田事変の全貌を描ききった歴史小説の大作。
  • 桜田門外ノ変(下)
    660円 (税込)
    水戸の下級藩士の家に生まれた関鉄之介は、水戸学の薫陶を受け尊王攘夷思想にめざめた。時あたかも日米通商条約締結等をめぐって幕府に対立する水戸藩と尊王の志士に、幕府は苛烈な処分を加えた。鉄之介ら水戸・薩摩の脱藩士18人はあい謀って、桜田門外に井伊直弼をたおす。が、大老暗殺に呼応して薩摩藩が兵を進め朝廷を守護する計画は頓挫し、鉄之介は潜行逃亡の日々を重ねる……。

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桜田門外ノ変(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月03日

    上巻の途中からはどんどん読める。

    事件そのものの描写は100頁から133頁までしかない。

    事件前後の緊迫した状況が、確かな筆致で描かれている。

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月16日

    桜田門外の変が、現場を指揮した水戸藩士関鉄之助の視点から訥々と語られている。膨大な資料を基に徹底的にリアルに描かれており、読みながら大老井伊直弼は生かしてはおけぬと思わされるほどである。桜田門外での井伊大老の襲撃シーンは、鉄之助の横で観ていたかのような映像記憶が残る。事変後は、鉄之助はじめ関与者の過...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月18日

    ☆☆☆2020年5月レビュー☆☆☆



    非常に緊迫感の伝わってくる内容だった。
    桜田門外の変、歴史を揺るがしたその時間が遂に起きる。
    雪の中を、井伊直弼の行列に迫る水戸藩士たち。
    P70~120ぐらいの、決行決定から井伊を斃すまでの展開は、本当に手に汗握る。自分がその場にいるような感覚に陥る。

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    Posted by ブクログ 2015年01月19日

    吉村昭氏の書き方の物悲しさはなんだろう。
    高野長英、この本の主人公関鉄之助然りあまりにも切ない。
    しかし、世に無名の人が歴史を動かした張本人であったことを、ひしひしと感じさせるその綿密な調査のあとにはただ脱帽である。
    世の中を変化させているのは、歴史的功績からすれば極一部の人かも知れない。
    しかし、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年10月29日

    旧暦の3月3日、その桜田門外の変の日は、雪だった。
    その事件後のことも、くわしく展開される。
    事件にかかわった水戸藩士に資金的に援助していたのが、こんにゃく商人であることも興味深い。今は群馬が名産のこんにゃくは、もともと茨城が名産だったよう。

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    Posted by ブクログ 2011年06月14日

    決行準備からその後の逃亡生活を詳細に記している。
    上下巻合わせて圧倒的なボリューム。
    よくぞこれほどまで調べ上げ一つの読み物としてまとめたものです。


    それにしても当初の予定が狂ったとはいえ、事件の後がお粗末ですね。
    赤穂浪士みたいに全員で自害するって思いはなかったのかな。

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    Posted by ブクログ 2011年03月27日

    ついに主人公関鉄之助を中心とする水戸藩士の井伊直弼大老暗殺、つまり桜田門外の変がようやく下巻にて達成。

    しかし、この事件自体はわずか5分の出来事。小説内での描写もあっという間。その後、藩士たちは逃亡を続け、ほとんどが死を迎える。桜田門外の変は前フリで、作者が描きたかったのは、関鉄之助たちの逃亡生活...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年02月23日

    上、下巻でとても読み応えがありました。
    資料を取材して書かれているということで歴史を知る上でも大変勉強になりました。
    暗殺に至るまでの時代の状況や経緯、そして暗殺、その後の諸藩の動き、逃亡生活、まさにドラマのようでした。

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    Posted by ブクログ 2010年10月11日

    羆嵐がきっかけて吉村昭に嵌り込んだ。
    読み始めて8作目にて初めての歴史小説。歴史小説はもう少し後でいいかと思っていたが、今度映画が公開されるということで、予習の為にも読んでみた。
    歴史小説は元から割と好きな方で楽しみではあったが、勤勉で詳細な下調べはやはり吉村昭、といった感じ(まだまだ既読は少ないが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月23日

    桜田門外の変は、幕府と水戸藩の対立、諸外国どの向き合い方をめぐる立場の違いを背景としている。この作品は、水戸藩士の関鉄之介を主人公に事件の詳細を描く。明治維新のたった8年前。歴史のネジを巻くことになった事件。

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