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Posted by ブクログ 2022年11月24日
昨日、吉村昭の「暁の旅人」を一気に読みました。
このテンポの良さは何だろう!
会話文が極端に少ないせいかもしれません。
話は幕末時代の幕臣医師・松本良順の生涯です。
幕府から派遣され、長崎でオランダの医師ポンペから本格的な近代的西洋医術を教わります。
そのためには当時としては大変珍しい刑死した遺体の...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月10日
医師・松本良順を扱った司馬遼太郎氏の「胡蝶の夢」を読んでいたので、ずっと気になっていた本だった。
司馬遼太郎氏のような、人格を浮きださせるような描写はないものの、蘭方医が必然不可欠になっていくのが判る。開国に向かうにつれ、日本でコレラが流行り、対処効果が見られたのは蘭方であり、天然痘にも種痘が効...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月30日
幕末の医師・松本良順。
司馬遼太郎の『胡蝶の夢』が好きで、吉村昭氏の小説も好きで読んだ。
司馬氏の場合、言わずもがな、長編なので、様々な主人公が奮起しどのように近代医療を輸入したか、激動のこの時代をどのように生きたのかが具に表現されていた。
一方、吉村氏のこの作品は、淡々とではあるが、松本良順が、そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月15日
幕末の長崎、オランダの医官ポンペから実証的な西洋医学を、日本人として初めて学んだ松本良順。幕府の西洋医学所頭取を務め、新選組に屯所の改築を勧め、会津藩で戦傷者の治療を指南、さらに榎本武揚に蝦夷行きを誘われる。幕末、そして維新の波にもまれながらも、信念を貫いた医家を描く感動の歴史長編。(親本は2005...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月31日
幕末から明治に掛けて医学の分野で活躍した松本良順の一生を描いた作。佐藤泰然の次男として生まれた良順は泰然が洋方医であったこともあり蘭語は少しはやれた。若かりし頃長崎でオランダの医官のポンペに師事し医学を習得する。やがて幕府の奥医者となり幕府の医者の最高位までなる。明治になると会津・庄内の新政府徹底抗...続きを読む
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