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梁山泊は、国としてのかたちを整えていく。西域への交易路開拓のため、韓成は西夏に遣わされる。楊令自ら護衛する最初の商隊が、西域へと出発した。兀朮らが率いる金軍は、南宋の帝となった趙構を討つために旧宋領への侵攻を続ける。劉光世は趙構を守って江南を転戦するが、一方で、岳飛と張俊は趙構の召集に応じることなく、それぞれが独立勢力として中原に立っていた。楊令伝、乱世の第十一巻。
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Posted by ブクログ
梁山泊の国としての整備、西域への開拓、 秦容の大物ぶり、成長躍動ぶりが快く描かれている 特に岳家軍と梁山泊軍の戦闘での秦容の存在感がよかった。 岳飛の苦悩や負けを認める潔さも人間味がありよかった
3.9 やっぱり精強な軍同士の戦いはおもしろい。無条件で昂る。どういう風に第三部に繋がっていくのがなかなか読めないな。
楊令自ら護衛をする西域への商隊の旅。 梁山泊を離れ異国の空の下の楊令は頭領の重責や幻王の名から解き放たれどこか普通の若者に見える。彼の背負う「運命」がいかに重いか感じずにはいられない。 第11巻の主役はやはり岳飛だろう。童貫の元にいた頃から好きなキャラだったが一人立ちして男っぷりに磨きがかかってきて...続きを読むいる。 妻・崔如との何気ないが優しいやり取りや岳家軍の面々の未完成な感じもなかなかいい。 統治のための殺戮に心を傷め、蕭挂材・梁山泊軍に叩きのめされながらも再び立ち上がる。その身に刻んだ「尽忠報国」をどのように体現するのか、またどんな好漢になって再び梁山泊と対峙するのか、非常に楽しみ。 そして、楊令・史進も驚くほどの秦容の強さ。しかも真の実力は見せていない。闘いの中で躍動する姿を早く見てみたい。
動き出しました~。 それぞれが。 岳飛は負け続けているが、大化けの予感。 最後に秦明の子、秦容に変態的な強さが見られる!!
乱世編。水滸伝から読んでいると国の崩壊という真空状態に遂にきたかと思ってしまう。 カッコイイ男たちの活躍というか生き様が本書の肝であるが高救のような分かりやすいヒールというか引き立て役というかゲス野郎がいないと物足りない。
北方謙三描く水滸伝の続編シリーズ。宋崩壊後、金、梁山泊、宋禁軍の残党である岳飛や張俊、青蓮寺が操る南宋の勢力が並立し、時代は乱世へ。そんな中、梁山泊は、日本から中国・アジアを横断するシルクロード交易の道を模索する。。。とうとう国づくり小説になってきたけど、史実との兼ね合いとか今後どうなっていくんだろ...続きを読むう。
なんとなくこれといった展開もなく、淡々と小康状態が続いているという感じですね。その中で岳飛が金軍にも梁山泊軍にも蹴散らされて、敗北から学んでいる状態が続いており、これがどう今後の展開に関わってくるのかが楽しみです。それにしても梁山泊の長老 杜興がこのところ要所要所でいい味を出してきてますね!
秦容にわくわく。 の一言です。 秦明将軍が好きだったものとしては。 あ、でも杜興の自分の役割りを心得ているところと、優しさも。 あと、皇甫端・・・好きだったのに。 結局一言じゃ、終わらなかった。笑
秦容が徐々に頭角をあらわしてきましたね。 これは大物になる気配!隠しているけどオーラが溢れ出ている。 どこかストイックな部分のある楊令とは違うタイプでしょうか。 表向きはのんびり、飄々としているところが良い。今後の活躍に期待。 岳飛vs花飛麟の強弓勝負のシーンも見所! それにしてもあと数巻で完結の...続きを読むはず。どう収拾付けるのだろうか… 最後の最後で大きなショックを与えるのだけは止めて欲しいですが。 北方さんの事だから、どうなることやら(笑)
揚令は耶律大石に、国作りについて 「そういう国ができると、本気で考えているのは、俺ひとりかも知れない。できればいいとか、目指すべきだ、と考えている者は多くいますが。」 と語っている。 本気で考え、本気で目指す。夢を見る。 刺激をもらいました。 でも、そんな素晴らしいと思われる、国に対して、岳飛はお...続きを読むかしいのではないかと疑問視する。 両者とも、民を第一に考える意味では同じであるが、結果は異なってくる。 色々な考え、手法はあるのだから、自分の考えたことには自信を持つ。そして、実現を目指す。それが大事だと思う。
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