司法のしゃべりすぎ

司法のしゃべりすぎ

660円 (税込)

3pt

現役判事が司法の抱える問題点を鋭く突く。不要に原告を疲弊させ、理不尽に被告を傷つけ、無駄に裁判を遅延させる「蛇足」の正体とは何か。戦後補償訴訟、中国人の強制連行、ロッキード事件、ロス疑惑、「悪魔ちゃん」事件など、現実の裁判を例にあげて蛇足の弊害を明らかにする。まったく新しい視点から裁判を論じた画期的な提言。裁判を見る目が一変すること間違いなし。

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司法のしゃべりすぎ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    蛇足判決の解説にとても納得した。

    法曹界以外でも通じることが多いと感じる。

    結論に影響しない事実認定の作業に手間をかけすぎたり、えん罪に近いものを生じさせたりを自分もしているのではないかと、本書を読んでから常に意識するようになった。

    0
    2011年11月19日

    Posted by ブクログ

    著者は執筆当時は現役判事でしたが、本書での主張を貫いて退官された元判事の方。裁判による判決の中で、判決の理由には直接関係のない「蛇足」が含まれることを徹底的に批判しています。英米法では、判決の中でも先例拘束性のある「レシオ・デシデンダイ(ratio decidendi)」と傍論である「オビタ・ディク

    0
    2011年11月16日

    Posted by ブクログ

    判決理由に判決を導くのに必要な本来の理由ではない記述を書くことによる弊害を丁寧に説明。最高裁の傍論が国を動かす大事になりそうな今日、一読しておく価値はあり。

    0
    2010年03月10日

    Posted by ブクログ

    現役裁判官だった人が裁判官の「わがままな判決」に警告した本。法律で人を裁くはずの裁判官が法律を守っていないのに誰にも裁かれない。こんな一般人が考えもしないことが現実に「判決」という形で出されている例が10件紹介されています。
    しかも、こうした「しゃべりすぎの判決」が全国紙の一面にでかでかと載る現実。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    判決に関わりない蛇足ともいうべき部分が判決の理由欄の大部分を占めたり、判決そのものよりも重大な社会的影響を与えたりすることの無駄、違法性を説いている。
    結局のところ、判決の要点と蛇足の部分をメディアが恣意的に混同し報道する姿勢こそが最大の問題点なのかな。
    判決で勝った場合、その理由欄に大きな不服があ

    0
    2014年02月20日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    現役判事が司法の抱える問題点を鋭く突く。
    不要に原告を疲弊させ、理不尽に被告を傷つけ、無駄に裁判を遅延させる「蛇足」の正体とは何か。
    戦後補償訴訟、中国人の強制連行、ロッキード事件、ロス疑惑、「悪魔ちゃん」事件など、現実の裁判を例にあげて蛇足の弊害を明らかにする。
    まったく新しい視点か

    0
    2011年05月22日

    Posted by ブクログ

    判決するにあたって不必要な理由を付けることによって様々な弊害が出てくるってことを繰り返し繰り返し述べている本。筆者の考えた例のような案件がいっぱいあるのかと思えば、どっちかっていうと、判決に必要がない裁判官の個人的な考え方までが判決理由に述べられることによって、立法の権限がない司法が出しゃばってきて

    0
    2011年02月07日

    Posted by ブクログ

    裁判の判決の際、実は必要以上のことが述べられている。そこから生ずる問題について、事例を挙げながら、改善するように述べている。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    考え方には同意。司法とはそうあるべきだとは思います
    文章があまりにも下手。同じ話を同じ方法で繰り返すため,読んでいて疲れる本。
    自分の主張を他の人に伝えるためには,その方法を磨くのも手ですよねぇ。

    再任不適当で退官されたということにはビックリ。組織には適さなかったのかどうか。うまく立ち回りな

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    フォトリーディング&高速リーディング。

    現在は退任された著者の、判事時代に書いた本。話題になっていた。

    判決文で余計なことを主張する自己主張が、裁判の時間を長引かせ税金を使って居るとのこと。

    例示も多い。

    0
    2018年02月01日

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