作品一覧
-
4.01巻1,300円 (税込)「余命は八年。運が良くても一生車椅子だろう」。ロボット博士に憧れていた14歳の少年は、ある日突然歩けなくなる。脊髄をウイルスに侵される難病だった。あまりにも過酷な現実に直面した彼は、病床で一つの夢を抱いた。「不自由が不自由でなくなるロボットをつくりたい」「自分の手で、人々が幸せになる未来をつくる!」奇跡的に回復を遂げた少年は、恩人や仲間に支えられ、様々な「気づき」を糧にしながら、夢の実現に全力を尽くしていく。多くの困難を乗りこえて「不可能を可能」に「ピンチをチャンス」に変え続ける、ロボット研究者の感動ストーリー。(本書の目次より)プロローグ 難病からの生還/第一章 社会から不自由をなくしたい/第二章 本質は見えない部分に宿る/第三章 人を動かす/第四章 挫折はあきらめた瞬間に訪れる/エピローグ 「幸福な技術」で社会を変える
ユーザーレビュー
-
Posted by ブクログ
「ロボット技術で社会に貢献する」
ロボットとはコンピュータとモーターとセンサーを積み込んだ機械であり、「人間の役に立つ道具」です。
人の役に立つということはいろんな分野で考えられます。
これからはAIやロボットがどんどん身近になって全てのモノに魂が宿るような感覚になるのかなとおも思います。
「希少性」より「汎用性」
ガンダムよりジムなんですよね。
いかにコストを下げて物量作戦に持ち込むかなんですよね。
ここは日本が中国に負けたらあかんとこやと思います。
アドバンテージがあるうちにデファクトスタンダードを取らないと大変なことになります。
「不自由が自由になる」
これが大事ですよね。
人の役に -
Posted by ブクログ
ピンチになると燃えるのは、「自分が成長できるチャンス」だと思うからである。人間は追い詰められた環境に身を置いたときに成長する。生ぬるい環境に安住していると、その人の能力は進化せず、開花しない。壁にぶつかったとき、「できるかできないか」ではなくて、「どうしたらできるか」をひたすらに考える。できるかどうかわからないけれども頑張る姿勢では、目的は達成できても、結果は満足していない可能性がある。”結果へのこだわり”が特に重要である。
産学連携がうまくいかないのは、技術の産業化を進めるにあたり、大学の研究室は、あらゆる面で「詰めが甘い」からである。工程設計、工数管理、特許戦略、費用対効果、納期厳守などな -
Posted by ブクログ
ロボット研究者として最前線をいく著者の半生と、自分の生き方から若者に向けた強いメッセージ性を感じる著作となっている。周りと違うことを重要視された海外生活と周りと同じ事を強いる日本教育とのギャップに悩んだ幼少時代、著者の人生観を大きく変えた「車椅子生活」も覚悟した青年期の苦しみ、そして、苦楽を共にし、人を動かすことで夢を叶えることを知った研究者生活へと続いていく。
印象にのこるのは「できないことをできることにしていく」という著者の言葉だ。人は追い詰められると、逆に普段以上の力を出す。これは脳科学でも証明されている真実。だから、リスクは逆にチャンスにもなりうる。仕事も同じで、できることをしていて