【感想・ネタバレ】不可能は、可能になる 「一生、車椅子」の宣告を受けたロボット研究者の挑戦のレビュー

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Posted by ブクログ

「ロボット技術で社会に貢献する」
ロボットとはコンピュータとモーターとセンサーを積み込んだ機械であり、「人間の役に立つ道具」です。
人の役に立つということはいろんな分野で考えられます。
これからはAIやロボットがどんどん身近になって全てのモノに魂が宿るような感覚になるのかなとおも思います。

「希少性」より「汎用性」
ガンダムよりジムなんですよね。
いかにコストを下げて物量作戦に持ち込むかなんですよね。
ここは日本が中国に負けたらあかんとこやと思います。
アドバンテージがあるうちにデファクトスタンダードを取らないと大変なことになります。

「不自由が自由になる」
これが大事ですよね。
人の役に立つというのはできないことができるようになるということやと思います。

「人生の変化の鍵を握るのは、結局、人との出会いにある」
技術を追い求めた筆者ですが最後はここに行き着くんですよね。
1人ではプロジェクトは進めることはできません。
娘も息子も理系です。
この本は絶対に読ませたいと思います。

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2021年01月03日

Posted by ブクログ

ピンチになると燃えるのは、「自分が成長できるチャンス」だと思うからである。人間は追い詰められた環境に身を置いたときに成長する。生ぬるい環境に安住していると、その人の能力は進化せず、開花しない。壁にぶつかったとき、「できるかできないか」ではなくて、「どうしたらできるか」をひたすらに考える。できるかどうかわからないけれども頑張る姿勢では、目的は達成できても、結果は満足していない可能性がある。”結果へのこだわり”が特に重要である。
産学連携がうまくいかないのは、技術の産業化を進めるにあたり、大学の研究室は、あらゆる面で「詰めが甘い」からである。工程設計、工数管理、特許戦略、費用対効果、納期厳守などなど。詰めが甘ければ問題が発生する。問題が発生したときには、どうすれば先へ進めるのかを検討し、”即断即決”、これもまた重要である。
日本は、教わった以外の方法で答えを出すと正解でも先生にやり方を正される、人と同じ答えを出すこと、皆に合わせること、オリジナリティは歓迎されないこと、など「まるで軍隊みたい」なもので、「他人と違うこと」に価値を置くカルチャーを持つインドなどの海外とは、文化が全く異なっている。先生の叱り方も同様で、自分のプラン通りにものごとが進まなくなったとき「自分のために」叱っており、決して相手のためではない。叱ることより、プロジェクト前進のために、”どうすれば先に進むか”、一緒に考えるべきである。

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2016年02月03日

Posted by ブクログ

「人の目に見えるものは、本の一部でしかない。
 本質は目に見えない部分にこそある。
 目に見えない部分を大切に生きなさい」

「挫折はあきらめた瞬間に訪れる」

氏の諦めない生き方やこれまでの経緯が、奇をてらうことなく書かれていて、素直な気持ちで読み進めた。常人には難しい気のするところや、さっぱりと流し過ぎてる書き方を感じる箇所もあるが、それだからなおさら、抵抗無く読めたのかもしれない。静かな闘志をかき立てられる本である。

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2012年07月29日

Posted by ブクログ

ロボット研究者として最前線をいく著者の半生と、自分の生き方から若者に向けた強いメッセージ性を感じる著作となっている。周りと違うことを重要視された海外生活と周りと同じ事を強いる日本教育とのギャップに悩んだ幼少時代、著者の人生観を大きく変えた「車椅子生活」も覚悟した青年期の苦しみ、そして、苦楽を共にし、人を動かすことで夢を叶えることを知った研究者生活へと続いていく。

印象にのこるのは「できないことをできることにしていく」という著者の言葉だ。人は追い詰められると、逆に普段以上の力を出す。これは脳科学でも証明されている真実。だから、リスクは逆にチャンスにもなりうる。仕事も同じで、できることをしていては個人も、組織も成長がないのだ。できないことを如何にやり遂げるか。この姿勢が研究者魂を感じるところだ。

自分が何としてもやり遂げるという姿勢から、人を動かして何倍もの処理能力を上げるところを知るところも印象的だ。平易に書かれているので、夢を追う中高生に多く読んでもらいたい。

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2012年02月08日

Posted by ブクログ

千葉工業大学は母校ということもあり気になり読んでみました。
今までなあなあと生きてきた僕には人生とは何か、行動欲を掻き立てられる一冊でした。
「即断即決」「結果が全て」このマインドを大事にしたいと思います。

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2022年03月01日

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