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  • 西成で生きる この街に生きる14人の素顔
    3.0
    「人が最後に流れ着く街」と称されることが多い西成。 西成とは大阪市西成区の北部にある萩之茶屋、太子、山王、天下茶屋北、花園北を中心とした小さい地域のことを指し、本書ではそのなかで生きる代表的な人たちを取り上げている。 この地域には行政が把握しているだけで2万5000人という人間がいまも生活をしており、その中の多くが簡易宿舎である“ドヤ”や生活保護受給者専用の福祉アパートに居住しているという特徴のある街である。住民登録していない人間も数多いので、実際の人口は行政も把握できてはいない。 それらの人たちを陰で支えているのが本書に登場する14人であり、その人たちの素顔と本音をそれぞれ取り上げている。 (はじめにより)
  • 西成で生きる この街に生きる14人の素顔

    Posted by ブクログ

    大阪で日雇労働者の街として有名な西成について。釜ヶ崎、あいりんと呼び名はありますが、本書では西成の名で統一されています。そこに現在生きている人を訪ねてはインタビューを行い、その街の姿を浮き上がらせていく、そんな作業から見えてくるものを書かれています。日雇労働者を手配する人や、高齢化に伴い必要になるサービスに携わる人々、街の過去に関わってきた人、過去から現在も関わっている人。様々な人々がこの独特の世界の中で生きているということが実感できます。インタビューなので、聞き出せない部分もあり、また真実かどうか分からない話もあったりすると思いますが、重たい口をどうにか開いて聞き出す著者の努力を感じる内容で

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    2023年09月04日

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