ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
ゲーテ自身の絶望的な恋の体験を作品化した書簡体小説で、ウェルテルの名が、恋する純情多感な青年の代名詞となっている古典的名作である。許婚者のいる美貌の女性ロッテを恋したウェルテルは、遂げられぬ恋であることを知って苦悩の果てに自殺する……。多くの人々が通過する青春の危機を心理的に深く追究し、人間の生き方そのものを描いた点で時代の制約をこえる普遍性をもつ。
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
ゲーテの時代も今の人と同じような人間関係の悩みがあったり、異性にときめいていること自体がもう素敵だった。 考えてみれば同じ人間なんだから当たり前だけど、こうやって書簡体の文章で読むとより親近感を持ってこの時代に触れられて良かった。 悲劇的な最後を遂げるウェルテルだけど、彼の燃えるような愛は出逢えただ...続きを読むけでも幸福なのかもしれない。
大学生の時に買うだけ買って、何年越し? やっと読み終わった ウェルテルの気持ち、想像に難くない 恋の苦しみ、社会的階級におけるやりきれなさ 厭世 感情の全てを自己に向ける 解説を読んで、当時の小説は”「楽しませることと有益であること」(prodesse et delectare)”としての機能...続きを読むがあったけれど、ウェルテルは人間の生き方そのものを問題にしようとした点で、きわめて画期的な作品だったと初めて知った やるじゃん、ゲーテ
報われない恋の苦しさ。 叶わぬ想いが絶望を生み、破滅へと追い込む。 青春時代の代名詞とも言われる作品。
「ひとが人生のうちでこの本に心を動かされることがなかったとしたら、それはあまり良いことではないだろう」とゲーテは語ったらしい。「こんなにあなたを愛した私を、あなたは決して憎めない」と、ロッテへの純粋な愛と信頼を貫き通した彼の儚い人生についてのこの小さな記録は、到達不可能な憧れに一身を捧げる(シェリー...続きを読むが星と蛾のたとえで美しく言い表したような)愛の喜びと、それの裏側でしかない悲哀を同時に提示し、我々の生に暗くも美しい影を落としている。ウェルテルはロッテの元を静かに立ち去るべきであっただろうか。ロッテはだけれど、確かにウェルテルに想いを寄せていたし、ウェルテルは、ただのエゴイズムから最悪の結果を招いたわけではない。愛そのものが純粋だとしても、その純粋さそのもののゆえに、ひとは、その純粋な愛を保ち続けることに耐えることができないのかもしれない。愛が美しくそして純粋であればあるほど、それを心のうちに保つにはあまりにひとは弱すぎる。
『ファウスト』と並ぶ、ゲーテの代表作にして、近代文学の傑作である。アイドルオタクの私の心はズタズタに切り裂かれた。 繊細で恋愛を知らない若貴族ウェルテルが、法官の娘シャルロッテに空前絶後の恋に落ちてしまう。しかし、シャルロッテには既にウェルテルすら尊敬してしまう許婚がいたのである。 伝統や風習、...続きを読む世間体を堅く守り、ウェルテルを愛しながら、彼の気持ちを受け入れることができないシャルロッテと、ひたすら愛に飢えるウェルテルの心情描写が見事。恋愛に関する、ありとあらゆる事柄がこの物語に詰め込まれている。 当時欧州に自殺ブームまで起こしてしまったこの悲劇が、21世紀の若者にも突き刺さってしまうことは、かのゲーテでも予測できなかっただろう。
アラフォー既婚の私が読んだので、どうしてもロッテの立場を考えてしまう…。 この後ロッテはまともに生きていけるの?女の人って精神的に強いから大丈夫かな。 もっと若い頃に読んだらどんな感想を持っただろうか?ウェルテルに共感する部分が多かったのだろうか?ウェルテルの熱い情熱にひきつつも、人間の内面を深く...続きを読む切りとって書かれた名作。読み終わった後の余韻が半端ない。
内容云々というより、前半のウェルテルの純粋な心で伝えられる人々との交流や関係、話し合いの場面や風景の語りが好きです。素朴でありながらもとてもキラキラした幸せそうな情景が浮かんでき、そうした前半ウェルテルはすごく好感が持てます。 前半の子供のような純朴なウェルテルの考え方や言葉は胸に刺さり、また読み返...続きを読むしてしっかり心に刻みたいです。 人生の教訓となるような言葉は今思うと若いのに達観しすぎやろ!と思いましたが、若いからこそあのラストなんだろうなと考え、題名も含めて素晴らしいなと感じました。
※追記予定 ログライン ・人妻のロッテに恋した若きウェルテルが、葛藤し悩んだ末、自殺を選択する話。 構成 起:ロッテとの出会い 承:人妻に恋する葛藤。ロッテを忘れようとする 転:自分にはロッテしかいないが、叶わぬ恋にもがき苦しむ 結:皆が幸せになれる残された手段が自殺だと結論づける 技法 ・...続きを読む書簡体小説 私自身、書簡体小説を読むのは初めてだったので、これを技法に入れていいのか迷ったが、個人的には目新しいモノであったのでここで書かせてもらう。主人公の手紙で物語が進むので、内面的描写が必然的に多くなっており、それが本作の内容とマッチしていると思う。また手紙の送り先が親しい友人であり、本音を伝える描写が多くなっていた。 ・作中に編者が出てくる 本作は2部構成で、2部半ばから「編者」という第三者目線で物語が進む。編者がウェルテルの手紙と共に、状況説明を添えてくれる。この編者は現実世界での編者(編集者)という意味ではなく、物語上での編者である。この編者を出すという発想が凄く面白い。手紙を元に物語が進む「書簡体小説」では、主人公視点でしか物語が見えないため、どうしても内容の偏りが出てしまう。けれど、編者という第三者を出したことによって状況整理がされ、物語の深みを更にコクした。 作品の売り ・画期的かつ普遍的である内容と内的告白の書簡体小説 当時の18世紀からしたら画期的であった内容の小説だが、その内容は誰しもが感じたことのある普遍的出来事でもあった。更に内的告白という書簡体形式も相まって、人々の共感を多く寄せた。 どうして売れているのか ・散文小説における悲劇文学の先駆者 本作の解説部分にも書かれているが、出版された18世紀では芸術や文学の本質的機能は「人を楽しませることと有益であること」とされていた。そんな中で、恋愛の葛藤による自殺という題材は画期的であった。今でこそネットが発達して共感する場面が多いが、当時からしたら手が届きそうで届かない痒いところを掻いてくれる作品だったのだろう。だからこそ、主人公の考え方に共感と賛同し、後を追うように自殺し「精神的インフルエンザの病原体」とまで言われた。 ・ 個人的感想 ・まさにタイトル通り(若きウェルテルの悩み)の内容であった。ウェルテルに感情移入はあまり出来ないが、気持ちは痛いほど分かる。というか伝わってくる。本作は手紙形式で進んでいくので、読者としてはウェルテルから手紙を受け取る友人目線で物語が進むので、必然的かもしれない。正直、私は1回読んだだけでは全てを理解することが出来なかったので、もう1度読み直し、再び感想を書きにここに来る。
1700年代の詩人、ゲーテの代表作の一つ。 若きウェルテルは見た目麗しく、社交も才覚も備えており、周囲からも寵愛を受けていた。 そんな優秀な若者であるウェルテルはある日、ある女性に恋をする。 しかしその相手は既に夫がいる。 それでも止められない自分の感情に苦悩し、その悩みはどんどん深まっていく。 ...続きを読む ここまで深く思慕できる相手に巡り合えたのは幸福であると言えるかもしれないが、決して実らない恋に精神が崩壊されるのであれば、本人の魅力が乏しく容易に相手にされなくなる方が幸せだったのかもとも思える。 おそらく10代後半か20代前半の若者だから仕方ないかもしれないが、ちょっとあまりに情動に左右されすぎて周りが見えてないので、元々精神的に不安定なものを抱えた主人公だったのかもしれないが。 容易に不倫するような人に読ませたい本ではある。 現代でも人の心の動きとして学ぶことのある本であった。
「ファウスト」は挫折したので、今度はこちらを読んでみようと思った。正直、主人公には全然感情移入できなかったが、苦しみがすごく伝わる文章で、読んでいて悲しくなった。手紙だからこそ書ける自分の気持ちがとても表れていて、これが200年以上前に書かれたものであることを考えると、人間の変わっていない部分だなあ...続きを読むと思った。また、仕事や人間関係での悩みなども含まれており、「うーん、やっぱり悩んでいる事は同だ」と感じた。だからこそ読み継がれているのだろう。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
若きウェルテルの悩み
新刊情報をお知らせします。
ゲーテ
高橋義孝
フォロー機能について
ゲーテ詩集
幸福について―人生論―
メルヒェン(新潮文庫)
フロイト自伝
狭き門
地の糧(新潮文庫)
未成年(上)
桜の実の熟する時(新潮文庫)
藤村詩集(新潮文庫)
千曲川のスケッチ(新潮文庫)
春(新潮文庫)
夜明け前 第二部(下)(新潮文...
破戒(新潮文庫)
春のこわいもの(新潮文庫)
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
尾道 神様の隠れ家レストラン
君のいちばんになれない私は
お稲荷様と私のほっこり日常レシ...
今日から、契約家族はじめます
この世界で僕だけが透明の色を知...
死にたがりの完全犯罪
「小説」無料一覧へ
1位
ラストライン
2位
合本 赤毛のアン・シリーズ 全...
3位
【合本版】世界99
4位
准教授・高槻彰良の推察
5位
合本 侠飯1~10
6位
吉川英治 電子全集
7位
国宝
「小説」ランキングの一覧へ
試し読み
ファウスト(一)
粋と野暮のあいだ
イタリア紀行(上)
大人のしつけ 紳士のやせがまん
きつねのライネケ
芸術論
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
でっちあげ 分冊版第34巻(完)
沖縄で好きになった子が方言すぎ...
【単話版】かつて夫婦だった恋人...
▲若きウェルテルの悩み ページトップヘ