作品一覧

  • 地の糧(新潮文庫)
    3.5
    1巻605円 (税込)
    君はすっかり読んでしまったら、この本を捨ててくれ給え。そして外へ出給え――。語り手は、青年ナタナエルに語りかける。「善か悪か懸念せずに愛すること」「賢者とはよろずのことに驚嘆する人を言う」「未来のうちに過去を再現しようと努めてはならぬ」。二十代のジッドが綴った本書は、欲望を肯定し情熱的に生きることを賛美する言葉の宝庫である。若者らの魂を揺さぶり続ける青春の書。
  • 私の人物案内
    -
    1巻1,571円 (税込)
    芸術の各分野に広い足跡をのこした著者の洒脱な人物評論。柔軟な感受性と良識が、小林秀雄、三好達治、大岡昇平、近衛文麿、白洲次郎、吉田茂など一代の知識人たちの肖像を、エピソードを交えて的確軽妙に描く。

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  • 地の糧(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    再読。前回は感想を書いていませんでした。うっかり。

    ナタナエルに語りかける場面から始まる。
    彼の体験談(旅の話)やそこから辿り着いた思想をナタナエルに伝える。
    旅に行ったことが瑞々しく鮮明に表現されている。様々な種類の果実が出てきた。食べると酔う熟れた葡萄とか。甘いジャム食べたり。美味しそう。明日の朝は葡萄のジャムをパンに塗ろう。
    彼は知覚過敏なのでしょうか、果実が冷たくて歯が痛いと言っていました笑笑(p94)違ったらごめんなさい笑
    ただ、地名の名前が書かれていても私は分からないので、その都度検索をして、追体験出来るように工夫しなければならなかった。また、知らない漢字も多く難しかった。勉強に

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    2024年02月13日
  • 地の糧(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    小説、という括りになっているけど、哲学書ですね!
    かなり抽象的で難解な表現が多いけど、それだけに想像や思考を掻き立てる
    そして、自分にしかないメッセージを受け取れる
    「書を捨てよ、街を出よう」
    答えは常に自分の内側にありますね!

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    2023年04月17日
  • 地の糧(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    物事や景色の捉え方、感じ方の言語化がとても豊か。
    全体として理解が追いつかないところが多いが、印象に残るフレーズが多い1冊だった。

    その一部より
    ---
    欲望の対象の常に偽りがちな所有よりも、いかなる欲望にせよ、欲望自体の方が私を豊かにしてくれた。

    そして素晴らしく美しい。そのくせなぜこんなに美しいのか、君に説明ができない。

    わが身に毒虫を飼う喜び。
    人生は我々にとっては
    野生的で味の変わりやすいものだった

    そして死の上にようやく花が開きかけたように幸福がここにあるのを私は愛惜する。

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    2024年01月04日
  • 地の糧(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    私には少し難解だったが表現の豊かさに魅かれて最後までなんとか読破することができた。
    月日が経ってから再度丁寧に読み直したい。

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    2024年04月30日
  • 地の糧(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    感銘を受けるには乏しい私の人生経験。
    難しかったです!
    しかし言葉のシャワーを浴びているようで新鮮でした。

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    2023年12月20日

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