ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
誰からも愛される子に、という母の祈りが叶えられ、少年は人々の愛に包まれて育ったが……愛されることの幸福と不幸を深く掘り下げた『アウグスツス』は、「幸いなるかな、心の貧しき者。天国はその人のものなり」という聖書のことばが感動的に結晶した童話である。おとなの心に純朴な子どもの魂を呼び起しながら、清らかな感動へと誘う、もっともヘッセらしい珠玉の創作童話9編を収録。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
頭を柔軟にして読むべし。そうでないと読みにくい。大人のための童話だと思うが、もしかしたら子供のほうがすんなりと受け止められるかもしれない。気づかされることが多かった。ヘッセらしさが充満している。
読みにくい短編もあったけど、『アウグスツス』で一気に心惹かれて、凄く面白かった。 『ファルドゥム』と『アヤメ』も好きだったな… 大人の童話って言われているようだが本当にその通りで、宝箱にしまいたいような、温かさのある本だった。
フォロワーさんのお勧めで読みました。大人のための創作童話集ということで、全体的にお伽噺の雰囲気がありつつも扱ってるテーマは「愛し、愛されることの本当の幸福」であり、なかなか深い。どの作品もヘッセらしい幼年期/老年期の対比、または「老いて子供に戻る」といった人生の循環を描いてる。中でも一番感動的だった...続きを読むのは「アウグスツス」。誰からも愛される子にと母から願いをかけられたアウグスツスの生涯を描いた作品で、愛されること、愛することの真の幸福とは?がテーマになっている。印象としては去年読んだ「知と愛」に似ている。「知と愛」も素晴らしい作品なのでお勧めだけれども少し長いので、手始めに短編の「アウグスツス」から読むのがお勧め。「知と愛」では号泣したけれども「アウグスツス」でも泣きました。とても良い作品です。
特別な愛読書。ビーズで飾った、手縫いのブックカバーをつけて、手もとに置いています。 …訳者の高橋健二氏が解説の最後で述べられているように、 ヘッセの書いたものの中で最も美しいものの一つ、だと思います。 短編集。 私は、 別な星の奇妙なたより という物語が、一番好きです。
ヘルマン・ヘッセの『メルヒェン』に収められている、「アウグスツス」に不覚ながら涙した。 アウグスツは、生まれた時に「誰からも愛さずにはいられないように」と母親から願いをかけられ、その通りになる。 子どもの彼には、天使の歌声が聞こえた。 しかし、誰からも愛されるあまり、彼は傲慢になり、 あらゆる...続きを読む富と名声を得て、堕落し、あらゆる悪事を尽くす。 あらゆる欲望に満たされても幸福になれない彼は、いよいよ自殺を図ろうとするが、 魔法をかけた名付け親が現れる。 そこで、アウグスツスは、 「それまでの人生にかかっていた魔力を取り消し、愛することができるように」と願う。 ラストシーンの描写があまりにも美しくて涙を誘う。 ヘッセの文章は、精神が実体を持った風景として、あたかも「美」そのものが内側から語らせるようだ。 実にシンプルで王道のおとぎ話だが、 手塚治虫が漫画で描いていそうな、 またディズニーが設定を変えて映画にしても面白いかもしれない。
中学校のとき、尊敬する担任の先生が道徳の時間に、この中の「アウグスツス」という作品を朗読してくださり、鮮烈に心に残りました。 愛されることを望むよりも、自らが人を愛することのできる人間になれることの大切さを、強く刻みつけてくれる作品です。 当時は作品の本意を理解しきれなかったのですが、何十年も経ち、...続きを読む人生の後半に差しかかってようやく、理解できるようになりました。 深くて素敵な作品だと思います。
ヘッセは天才だ。 訳者の高橋健二さんも。 それ以外言うことがないですね‥。 言葉の魔法。単語の天国。本を開けばいつでも見せてくれる。 こんなに素晴らしい本が古本で105円で手に入るなんて、日本はすごい国だと思いました。 今まで幸福論が一番好きだったけれど、これは同じくらい好きになるかもしれないです。...続きを読む 【追記】 もったいねーーーと思いながら読み終わっちゃったー! さいごこピクトルの変身めちゃくちゃカッケーーーー!!しびれた‥ とくに好きだったのは「詩人」「別の星の奇妙なたより」です。アヤメもよかったな‥
表現が綺麗でとても好きです。アウグスツスと詩人が特に好きです。愛されるのと愛すことの違いはやっぱり大きいなと思いました。そして、詩人も興味深いです。全体的に、音楽を聴いているような感覚で本を読んでいました。本当に綺麗な話です。
まさにオルゴールのような短編集。小さな箱を開けると、懐かしさとともに封じられていた世界の秘密が鳴り始める。 特に忘れられないのが「アウグスツス」と「アヤメ」。
ヘッセの短編集。 特に『笛の夢』が好き。 暗い話なのか明るい話なのか、夢が真実で真実が夢なのか、分からないことだらけ。 笛とか歌の上手な女性は何を寓意しているのだろう。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
メルヒェン(新潮文庫)
新刊情報をお知らせします。
ヘルマン・ヘッセ
高橋健二
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
車輪の下
完訳 アンデルセン童話集 5
完訳 アンデルセン童話集 1
完訳 グリム童話集 1
画と随想の本
ガラス玉演戯(上)
試し読み
郷愁
作者のこれもおすすめ一覧へ
▲メルヒェン(新潮文庫) ページトップヘ