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ひたむきな自然児であるだけに傷つきやすい少年ハンスは、周囲の人々の期待にこたえようとひたすら勉強にうちこみ、神学校の入学試験に通った。だが、そこでの生活は少年の心を踏みにじる規則ずくめなものだった。少年らしい反抗に駆りたてられた彼は、学校を去って見習い工として出なおそうとする……。子どもの心と生活とを自らの文学のふるさととするヘッセの代表的自伝小説。
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Posted by ブクログ
悲しく苦しい少年の心理描写が繊細に緻密に書かれていて、心が痛みました。 愛溢れる子ども時代を送ることの大切さを実感しました。
この本は学生の頃に一旦手に取ったものの挫折した本です。 読んで名作だなぁと感じました。 一人の青年が優秀で難関の神学校にも合格し将来有望だったのが、あるきっかけで崩れてしまった。 多感な青年期がうまく描かれている。ハンス青年に共感できる面も多々ありました。青年が自然を愛し、博愛主義の優しい心の持ち...続きを読む主であるので最後が悲しく感じる。こうゆう結末にならないと周りは反省しないのかも。
大好きな本の一つ まず風景描写がとても良い 主人公ハンスの苦しんでいる姿が昔の自分を見ているような気持ちになる 学生時代に読んだ時と、受験を終えてから読むのはかなり感じ方が違うなあと思った 上手く言語化できないけど、懐かしい気持ちになる本
ヘッセ作品ではこれが1番お気に入り。 優等生だった主人公がどんどん落ちぶれて最後には…というストーリー。 他の作品に比べて説明が丁寧という印象を受けた。描写に対してこれは~の暗示でといった解説が入るので読みやすかった。 主人公が優等生だけど単なる優等生というかイイ子ではないのが良い。ヘッセ作品の優...続きを読む等生は皆こんな感じだけどこういうエネルギーを持つって大事だよな…。 こういう性格は自分にはまだ掴みにくいのでまた読みたい。最後にはボロボロになって死ぬ結末だけどそこまでの心理の動きを次はもっとしっかり捉えたい。
「教育」とは。 もちろん時代背景も国民性も異なるので一概に言えるものではないが、その本質は変わらないはず。 多感な少年期に、抑圧の中で己の個性の芽を摘まれる事が彼らの人生に与える影響は、大人の想像を遥かに超える。
「車輪」は何か? 受験教育の重積、子供を子供として抑圧する偏見。 怪物に似たもの。 優秀な学徒でもあり、神秘に憧れる詩人でもあったヘッセの二面性。 子ども心の繊細さ。 大人にはわからない、恐るべき子どもたち。 詩であり絵画。
少年時代特有の非常に敏感な感性と、その繊細さゆえに感じ取ることができる特別な美しさや、時には残酷さ。 そういったものがふんだんに描かれていて、読みながら不思議と懐かしさのような感情を想起させられた。 がらんとした秋の静かな昼下がりのような、少しの哀愁と心地の良い気持ちをもらたしてくれる素敵な作品でし...続きを読むた。
解説によると、ドイツでは8位だが日本では1番読まれているヘッセ作品らしい。親の「手ぬかり」が招く惨事、教育システムを車輪に見立てたヘッセの警句。衝撃のラスト。
あまりにも学校生活ががんじがらめで窮屈そうな息子を見ていて、少しでも彼を理解したいと思い、読んでみました。 率直に言うと、すんなり読める本ではなかったです。 感情を読み解くだけで理解できるものではなかった。 読んでる途中も、読み終わった後も、「うーーむ。これはどうやって読んでいけばいいのかわからない...続きを読む」というのが感想でした。(途中で挫折しそうになった) しかし、巻末の解説を読み、一晩考えたら理解できました。 読む順番として正しいのかわからないけど、「解説→車輪の下」の順に読むと背景描写が理解できて、この小説の面白さがわかると思います。(ヘッセの人生をある程度理解している人はいきなり作品を読んでもいいと思う) 車輪の下はヘッセの幼少期を自伝的な小説に仕立て上げたという事で、ヘッセの幼少期を知っているか、が肝になります。 作中にはハンス(主人公)とハイルナー(神学校で出会う友達)が登場するのですが、この二人を合わせたものが幼少期のヘッセとなります。 (これが分からないと、本当につまらない小説なのです) ハンスは勉学に励む人格、ハイルナーは詩をこよなく愛する人格であると。 これを解説で知って、実はこの小説はすごいのでは?と思いなおしました。(名作というだけある) 分身を別の人間で表現するってすごくないですか? ハンスとハイルナーは別々の道を歩んでいきますが、それぞれの人生はヘッセの人生でもあるのです。 これ、表現の発明だと思うのですが、私だけでしょうか?? 個人的には「車輪の下」よりもヘッセ自身の人生の方がぶっ飛んでて面白いと思いました。現実は小説より奇なり、とはこういうことを言うのでしょう。 ヘッセの他の作品も読んでみたくなりました。
繊細で切ない小説だった。 場面、心理描写が美しく物語の世界に引き込まれた。 自分が正しいと信じ追い求めていたモノが実はそこまで大切なものではなく全てが虚偽だったのではないかとこれまでのことを疑うハンスに胸が痛んだ。
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