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王朝時代を代表する政治家であり、光源氏のモデルとされる藤原道長の日記が、初めて文庫版で登場。わかりやすい解説を添えた現代語訳で、道長が感じ記した王朝の日々が鮮やかに甦る。王朝時代を知る必携の基本図書。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
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Posted by ブクログ
解説で背景がわかり、わかりやすくおもしろかった。単に道長の日記だけでは無味乾燥、おもしろくなかっただろう。入門書としてのビギナーズ・クラシックスの利点だ。 今まで、定子、清少納言、枕草子側からの道長像を見ることが多かったので、弱点もある道長も知れて親近感がわいた。 また当然のことながら枕草子などに...続きを読むも登場する人物がたくさん出てきて、それらの人々の当時の立場も知ることができた。
すごく好き 道長も人間だったのだなぁと感じる 注釈でちょいちょい道長のこと漢文かけないだのなんだのdis ってるのも面白い
華麗なる貴族の日常を想像していたが、日記を読む限り全然楽しそうではなかった(笑) 権力はあるが、しがらみも多く、気苦労は絶えず、常に忙しそうだった。 結局最後は仏にすがるようだった。 普通の人間だった。
日記を記した道長だけでなく、数多の摂関家の人間を評する編者が言は、いちいち辛辣で笑える。各日付にある副題も愉快。 「バカ貴公子の代表のような~などに比べれば、かなり優秀な方であった」はずの道長に、漢文の駄目出しが凄い。まるで漢文の出来ない兄に対する紫式部と同じ立ち位置である。確かに出鱈目には違い...続きを読むないがwww 日記自体について述べるのなら、いつの時代も高級官僚って奴はこうなのかもしれない、と一種の諦めに似た気持ちにさせられる。
道長の字の間違いとか、このあたりから新しい漢字を覚えたらしいとかの指摘が面白かった。 行成や実資の日記も引き合いに出しつつの補足もあり分かりやすい。 「他ならない」を多用しすぎ。やっぱり読みづらい文章。
現代人のサラリーマンも共感できることが多くて面白かった。 平安貴族も深夜まで仕事してたんだな〜とか思いながら読みました。
漢文が得意でない道長さん… 時々漢字を忘れる道長さん… そして後半の日記でも進歩がない道長さん。 こういうのが権力の座にいるのは今も同じか。 穢れがどうしたとか禊がどうとか、その辺にすごい労力を割いている。他にやることあんだろ…って思うのは時代が違うから。でも良くこれでやっていけたな。1000年後...続きを読むくらいに今の時代もそのように思われるのかも。
重田信一先生の解説が、簡潔で時々シニカルでおもしろい。 道長、漢文が苦手だったとは。確かに五男坊だし、お兄さん達がいればあんまり勉強しなくてもいけたような… 野心バリバリの恐ろしいひとというイメージだったけど、そればかりではないみたい。 「崩じ給う」を「萌え給う」って書きまちがえちゃってるって…笑 ...続きを読む 紫式部日記と並べて読むと立体的になって面白い。彰子の出産の場面とか。
春に京都博物館で陽明文庫名宝展へ行ったので、 その繋がりで今更ながら読んで見ようと思いました。 読みながら博物館へ行く前に読めば良かったなぁと思いました。 面白すぎです。 解説に助けられてなのですが、 行間にある背景を知ると思わず吹き出してしまう事柄が続きます。 ライバル達の動向や、頼りない親...続きを読む戚、苦手な漢文、 そしてとうとう後世の一族子孫のために書き残しているはずの『日記』を 読まれたくないと言い出す始末。 現代との価値観は異なることもあり、自分で何を理解できているか分かりませんが、 人間らしい喜怒哀楽が垣間見えて道長という人が好きになりました。 日記に書いたこと、書かなかったことと思いを馳せると楽しいです。 一息に読み進めるというよりは、ゆっくり、ゆっくりと味わいながら読みました。 もっと読みたかったです。 でもまさか、自分の日記が国宝になっているなんて、道長もびっくりでしょうね。 (追記:そしてついにユネスコの世界記憶遺産に登録されましたよ、道長さん 2013/09/15)
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ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
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藤原道長
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