長野まゆみの作品一覧
「長野まゆみ」の「いい部屋あります。」「その花の名を知らず 左近の桜」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「長野まゆみ」の「いい部屋あります。」「その花の名を知らず 左近の桜」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
女子美術大学芸術学部卒。『少年アリス』で第25回文藝賞受賞。『少年アリス』、『天球儀文庫』、『ぼくはこうして大人になる』などの作品を手がける。
Posted by ブクログ
凛一シリーズ2作目。
今回は3人の男の間でもどかしい凛一に切なくなる。
1978年の頃の話。ちょうど自分の生まれ年に親近感もあるけれど、記憶のかけらもない時代。
スマホもなければ、もちろんLINEもメールもない。人と人が連絡を取り、つながり合う手段は直接話すか、家の電話もしくは手紙の時代。明確な意志を伴う手段だ。
そんなやりとりがなんとももどかしく、凛一と氷川の関係を複雑にしているけれど、お互い離れられない存在になっていることを際立たせる。
氷川だけじゃなく、有沢や千尋とも離れているようで、精神的には寄り添っているため、物理的に距離が近づくとともに急速に身体も心も寄り添ってしまう、