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その家とその本は、何を隠しているのか──? 猫の住む家に集う人々とカルト的人気の小説を幾重にも取り巻く甘美な罠。現実と虚構、嘘と真実、過去と未来――。さまざまな二重写しの出来事が複雑なモザイク画のように描きだす謎に満ちた物語。
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Posted by ブクログ
面白かった。 短い、2、3ページほどの話の集まりみたいな書き方で、こんな話の書き方もあるんだとおもった。 兄と弟の話かと思って読んでいたら、次第に語り手がいることがわかり、最後の章までに語り手は誰なのか、というような推理要素が存在する。私の予想は外れた。時軸がいったりきたりで混乱しそうだったけど、別...続きを読むに混乱することなんて何もなかった。 誰が誰で、何がなんなのか。ミステリじゃないのに想像して辻褄を合わせるのが面白かった。 設定が深く作られてるのかなと思ったり、なぁんだそういうことだったのかと思ったり、つまりどういうことだったのと思ったり。 まあ、何を言ってもネタバレになりそうなので何もいえそうにないって感じ。 もう一度読み返したほうがいいのかなとは思うけど、深読みするべきなのかとも。真相を誰か教えて欲しい。 面白かった。 フォントがやけにぬるぬるしてた。 装丁・デザインかわいい。
二面性と連続放火事件。偶然が偶然を呼び作り上げられた偶然の謎世界の謎解き…のような謎回収。物語と現実が入れ子のようになっていて、さくっと読みやすいのに理解し切れず、再読を重ねてそのうち話の核に辿り着ければいいなぁと、そんな思いを抱いた一冊でした。でも嫌いじゃない。むしろ好き。
語り手の「私」とは誰なのか?物語の中盤から「私」は作家の清三五にスライドしていく感じがして、清の語り=神の視点だと思っていたが、最後に計一を「患者」と表したとき「私」が誰かわからなくなって、見事にひっくり返されました!もう一度冒頭に戻って読み返すと、確かに「私」はカウンセラーのような立場にあることが...続きを読む描写されている。劇中話の入り組み具合、信頼できない語り手、いつもの艶っぽさは皆無な作風だけれど、とっても面白かった!
今の私にはかなり興味深く読み進むことができましたが、タイトルから長野さんの昔の作風をイメージして読むと、当てが外れるかもしれません。 以下9頁から引用 「現実と虚構の区別もできない、あるいはしない、このような種族がそこらじゅうにいて、多くは病の自覚もないままに日常を過ごしている。」
最後の最後まで読み手を混乱させる作品でした。理解しかけていた物語が、ある一文でひっくり返されるの繰り返し。作品中に出てくる「目に見えるものはいつもほかのなにかを隠している」「書かれたことはいつもほかの謎を隠す」といった言葉は、まさにこの作品を表しているように感じました。結局、誰が本当に実在して、それ...続きを読むぞれがどのような関係にあるのか理解できずに読み終えてしまいましたが、だからこそ物語に引き込まれました。混乱してばかりだったけれど、読みやすくて雰囲気も好きでした。
以前(7年前!)読んで意味不明だった記憶があったので、もう一度再読。前回は裏切られの連続でじれったかったけれど、今回はそういうものだと承知して読んでいたので翻弄されること自体を楽しんだ。 読み進めながら、物語のモチーフになっている実在の人物たちは?この家は何?この宇宙、語り手は誰なのか?ということに...続きを読む思いめぐらせながら整理していくのが楽しい。 結局うまく繋がらないのだけど、じゃあそもそも繋がるように書かれているのか、と謎は巡り巡っていく…。語られていないことも多いので、考えれば考えるほど謎が深まっていって面白い。 ↓2016年の感想 現実と虚構が混ざり合っている中で、現実と虚構どちらにも記憶障害であったり混乱があり、大変わかりにくい。 リエトが実在しないと書かれた時には、くそうやられたと思った。良い意味で。 結局何がどう繋がるのか、いや繋げようとしてはいけないのか…。 長野先生に敬服です。 この物語では皆極端だが、誰にでも二面性はあるのだ。
どこからどこまでが、本当のことなのか、妄想なのか、混ざり合った世界。それが長野まゆみ先生なのだ、と言われればそうなんだけども。舞台が現代で、妙に現実的すぎるからなのか、謎を追いかけながら読み進むことに、いつものような楽しさを感じなかった…。
実在するのはどちらで、どの過去が本物で、事実はどれなのか? 劇中劇のように見えるのに、ほんの少しずつずれた情報が重なり合い、物語と虚構と登場人物達の位相をずらしていく。 一読しただけでは整理しきれず、再読を試す。が、ますます混乱する。この感覚には覚えがあるぞ、と私のように作者の初期作品に傾倒したこと...続きを読むのある読者の一部は感じるのではないだろうか。 当時とは趣が大分異なるが、散りばめられたエッセンスに作者らしさを見つけるという楽しみ方もできる一冊。
その家とその本は、何を隠しているのか──?猫の住む家に集う人々とカルト的人気の小説を幾重にも取り巻く甘美な罠。謎に満ちた物語。
不思議なタイトルに惹かれて手に取った。 最初の何章かまで読んで、読むのをやめようかと思ったけど、途中まで行くと先が気になってやめられなくなった。 途中から、語り手が誰であるかが気るようになり、これは現実なのか小説の中なのか、ドラマの中なのか混乱していく。 最後にあー!っとすっきりはしなかった。もう...続きを読む一度読むべきか… 2017.3.18…8
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兄と弟、あるいは書物と燃える石
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