『This Man その顔を見た者には死を』新刊漫画レビュー
原作・花林ソラ先生、漫画・恵広史先生の新作『This Man その顔を見た者には死を』をレビューします。週刊少年マガジンで連載中の戦慄サイコサスペンスです。
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『This Man その顔を見た者には死を』作品紹介
『This Man その顔を見た者には死を』 第1巻 花林ソラ・恵広史 / 講談社
『BLOODY MONDAY』 『ACMA:GAME』の恵広史最新作は、戦慄のサイコサスペンス!「似顔絵の男」による連続殺人を食い止めろ! 2006年、ニューヨークで、ある女性が「眉のつながった男が夢に出た」と訴えた。その男は、他3000人の夢にも現れ「This Man」と呼ばれた。現代、似顔絵捜査員の天野斗が、ある母娘が目撃した「謎の不審者」の似顔絵を描くと、そこには「This Man」の姿が…!
あらすじ
『This Man その顔を見た者には死を』は、警視庁「似顔絵捜査員」の天野斗巡査が主人公。被害者が覚えている容疑者の特徴などから似顔絵を描き、捜査に役立てるのが似顔絵捜査員の仕事の1つです。
そんな彼の元に、ある依頼が来ます。天野の彼女の友達・明里光代とその子供(星子)が、「謎の不審者」を目撃してしまい困っているとのことでした。星子は「感情性OE(他人の感情を感じ取る)」という能力に長けた子供でした。
そんな星子は「謎の不審者」と目が合い、不審者から激しい憎悪を感じたと言います。
見所1:恐怖のサイコキラー「ディスマン」
『This Man その顔を見た者には死を』の最大の魅力は、ディスマンの恐怖です。薄ら笑いを浮かべているような表情で殺人を犯すその姿は、サイコキラーそのもの。
ある時、ディスマンが口にした言葉は「ディスマンを見たものには死を」。彼の姿を見てしまった者は、常にディスマンから狙われ続けれことになります。そう、星子はディスマンを見てしまったので、ディスマンから命を狙われることになってしまうのです。
ディスマンの目的は…?そして彼の正体は…?不気味なオーラを漂わせる外見と、目的の見えない行動が相まって、読者はディスマンに強烈な恐怖を抱くことになるでしょう。
見所2:サスペンス作品としてのスリル
『This Man その顔を見た者には死を』の魅力は、サスペンスとしてのスリルにもあります。
敵はディスマン単体かと思いきや、警察内部にもディスマン側の人間がいるようで、信頼している人に裏切られるというどんでん返しが起こりそうな気配です。誰が信頼できる人物で、どこに敵が潜んでいるのか。ハラハラドキドキが止まらない展開から目が離せません。
また、主役である天野が持つ「似顔絵捜査員」としての特技と、星子の持つ「感情性OE(他人の感情を感じ取る)」という能力が、ディスマンとの戦いへの大きなキーポイントとなりそうです。
まだまだ話の展開が読めない本作ですが、1つだけ言えることは「メチャクチャ怖くて面白い」ということです。
『This Man その顔を見た者には死を』 第1巻 花林ソラ・恵広史 / 講談社
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