『理系が恋に落ちたので証明してみた。』感想解説|RABマロン話題の漫画レビュー
どーもラブコメ大好きなんですが恋愛したことがないマロンです!なので僕にとって恋とはファンタジーみたいなものでふわふわした捉えどころのないものなんですね。恋ってそもそもどこからが恋なの?どうなったら恋なの?意外とわからない人が多いかもしれません。
そんな中恋に落ちたかどうかを果敢にも証明しようと試みる漫画が現れました。それが「理系が恋に落ちたので証明してみた。」です!!
あらすじ
山本アリフレッド原作。Web漫画サイト『COMICメテオ』にて連載中。
理系の最高学府・国立彩玉大学理工学部研究科の大学一年生である氷室 菖蒲(ひむろあやめ)は同じ研究メンバーの雪村 心夜(ゆきむらしんや)に「…私貴方のこと好きみたい」と告白する。しかし理系である二人はその気持ちを証明するべく研究を開始する。という理系ラブコメディである。
理系って面白い!
僕はバリッバリの文系なので恋を数字で証明ってどうやるの?とまず疑問に思ってしまうのですが…読み始めると馬鹿らしいけど「なるほど!」と思わせてくれる実験の数々が!
例えば”壁ドン”をされた時の心拍数や、ときめいた条件を絞り込み判断しようとする。こうすることにより恋という説明できないものに仮説を立て、実験し、数字で恋しているかを証明しようとしていきます。つまりは世界の謎を数字や数式で解き明かしていくところに理系の面白さがあるのだなと感じた。
「あぁこの漫画が学生時代にあっていたら、もっと数学楽しかったのに!」とか思ってしまいました(笑)あとちょっとした数学の知識を知れるのも得した気分になれます。
恋を証明することで起こるラブコメとは?
肝心のラブコメとしてはどうなんだ!?というところでいうと…
めちゃくちゃニヤニヤします(笑)
実験をすればするほどお互いが好きということを言い合っている状態になり「早く付き合っちゃえよ!」と叫びたくなります。しかし、お互い理系のスペシャリストということで数理学的な証明がないと認めようとしません。つまり毎話お互いの好きを確認し合う漫画ではあるのだけれど、二人は認めないという半ば生殺し状態が続くラブコメなのです。もー悶えてしまいます、たまりません、許してください。
二人だけの世界では終わらない
ここまで主人公二人だけの話をしていますが、魅力的な脇役もいます。唯一の常識人(?)である奏 言葉(かなでことのは)数字ボケをカマし合う二人の突っ込み役であり、読者の気持ちの代弁者である。多分一番共感するキャラだと思います(笑)大人しい性格だけど何やら武道の心得があるような一面を見せ、ギャップ萌えもバッチリ!
棘田 恵那(いばらだえな)は幼い顔立ちだが大学院2年生で 氷室と雪村の先輩。どSな部分を見せ、二人の実験に茶々を入れ場をかき乱していく。
棘田の幼馴染で氷室や雪村の後輩犬飼 虎輔(いぬかいこすけ)はみため強面だが、美少女ゲームのキャラに恋しているという、あらたな価値観を持ち込む。棘田が苦手。
といった感じにひたすら数字ボケを繰り出す二人の世界だけにならず、うまく話が回るようにできている。なので飽きずに読めるし、この漫画の最終目標である『恋の証明』が本当にできるのかも気になるところである。もし、本当にこの漫画で恋を証明することができたら漫画史上で多く語られてきたラブストーリーに新たな価値観を打ち出すことになるのではないか?と勝手に大きな期待を抱いている。
今月からTVアニメの放送も始まるこの話題作、みなさんも読んでみてはいかがでしょうか?もしかしたら新しい恋の見え方があるかもしれません。
紹介した作品はこちら
『理系が恋に落ちたので証明してみた。』
『理系が恋に落ちたので証明してみた。』 1~6巻 山本アリフレッド / フレックスコミックス
RABマロンの描く”菖蒲&心夜“!
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