『午前0時、キスしに来てよ』公開記念☆片寄涼太 X 橋本環奈インタビュー
超真面目ながら密かに王子様との恋に憧れる“ムッツリ系”女子高生の花澤日奈々と、アイドルグループから俳優に転身したスーパースター・綾瀬楓の、“一見ありえない格差恋愛”を描いた『午前0時、キスしに来てよ』。『別冊フレンド』(講談社)で連載中のみきもと凜の原作をもとにした12月6日公開の本映画で楓を演じた片寄涼太さんと、日奈々を演じた橋本環奈さんに「BookLive!」がインタビューを行いました。作品の魅力はもちろん、片寄さんの「関西出身でノリがいい」という意外な一面や、橋本さんの「実は漫画が大好きで電子書籍もヘビーユーザー」という一面、さらに「2人の理想のデート」など、プライベートにも迫ります。漫才のような掛け合いにもぜひご注目ください!
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片寄涼太 プロフィール
1994年8月29日生まれ、大阪府出身。GENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカル。主な映画出演作に『兄に愛されすぎて困ってます』 (17)、今年公開の『PRINCE OF LEGEND』、劇場アニメ『きみと、波にのれたら』(声優初出演)など。
橋本環奈 プロフィール
1999年2月3日生まれ、福岡県出身。主な映画出演作に『セーラー服と機関銃-卒業-』(16)、『銀魂』シリーズ(17,18)、『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』(19)など。公開待機作に『シグナル100』(20年1月24日公開)
『午前0時、キスしに来てよ』1~11巻 みきもと凜 / 講談社
目次
主演の2人が思う、「映画のココを見てほしい!」
――映画のなかでは、2人の恋愛模様をはじめ、非常に見どころが多いですが、それぞれ一番お気に入りのシーンを教えてください。
片寄涼太(以下、片) 気に入っているのは、遊園地のシーンですね。最後帰り際に、夜の遊園地で日奈々と楓が歩きながら“とつとつと”話しているシーンが特に好きです。
日奈々はある悩みを抱えているのですが、実は楓にも似たような境遇のつらい過去があるんですよ。だから日奈々の気持ちをわかってあげられる楓がいて、そのときに日奈々のことを思いやって言うセリフがいいんですよね。
橋本環奈(以下、橋) 私はずばり「マスク越しのキス」ですね。スーパースターだからこそ大きなマスクで顔を隠している楓が、一般の女子高生相手にマスクをしたままキスをするシーン。「この作品ならではだな」と思いますし、ほかの映画でもこのシチュエーションはなかなかないのでは。
最初カメラさんは寄って撮っていたんですけど、最終的にはちょっと引いて、通行人が映るようにしているんですね。それによって、周りに大勢の人がいるなかでキスしているっていう……、よりドキドキ感があるシーンになっています。
――やっぱりお2人とも、楓と日奈々のデートシーンなんですね。それではお2人それぞれ、ご自身の考える理想のデートを教えていただけますか?
橋 うーん、理想のデートですか。家でまったり! ですかね。
片 おー、インドアスタイル!
橋 インドアスタイルです(笑)。基本的に私自身はアウトドア派でどんどん外に出ていくタイプなんで、デートは逆にインドアで、家で映画を見たり……。
片 (橋本さんに向かってヒソヒソ声で)電子書籍でマンガを読んだり。
橋 あと電子書籍でマンガを読んだりとか……って、言わされました!(笑)
あの、ひとつ言っていいですか? 2人で一緒にいるのに電子書籍でお互いマンガを読むデートって、あまり良くないんじゃありません?
片 落ち着いた関係でいいじゃない。
橋 ちょっと熟年夫婦的なノリの気もしますけど……。
――片寄さんは、2人でマンガを見るデートが理想ということでよろしいですか?
片 僕は違います。
橋 違うんですか(笑)!
片 僕は普通に食事をしたいですね。
橋 (人に言わせといて……)外で?
片 そう、外で。おしゃれなレストランに行きたいです。
橋 うわぁ、行きそう(笑)
片 デートしてみたいなって。
橋 予約とかしてね!
――ではお2人のキャラクターについて。楓は女性のお尻フェチですけど、お2人の、異性に対するフェチや好きな仕草があったら教えてください。
片 僕は女性の髪の毛が好きです。髪の長さとかではなく、「髪のツヤ」が好きなんです。
橋 …………。
片 仕草だと、髪を触る仕草。女性的に感じるんで。
橋 …………髪関係なんですね。
片 女性の髪型が変わったときも、ドキッとします。
橋 王道だなぁ。
片 え、ダメ出しですか??
橋 (笑い)
橋 私は……難しいな。フェチというほどピンポイントで好きなわけではないですけど、唯一選ぶとしたら、腕です。この、なんていうんですか、前腕です。
片 前腕フェチ(笑)
橋 女性と男性で体の作りが違いますけど、前腕の部分はより男らしさが出るかなって思いますね。
――男性のどんな仕草にキュンとしますか?
橋 仕草??
片 好きな男性のタイプなどからつながりますよね。例えば……。
橋 髪の毛ですか?
片 いやいや、例えば「知的な男性が好きだ」と、いう女性がいるとするじゃないですか?
橋 はいはい。
片 そうすると、考えている仕草が好きとか。そういうふうにつながるんですよ。
橋 はぁ……。なるほど。
片 まぁ、参考にしていただければ。
橋 あまり参考にならないですね(笑)
片 あの、こうやっていっている間に考えていただければなと思って。
橋 場つなぎとしてね。あ、なんか頑張っている男性の姿がいいですね! 仕事をしている姿とか。すみません、仕草とかじゃなくて。
片 いいんですよ、いいんですよ。
――作品中、楓はお尻フェチ、日奈々は優等生だけど実は甘い恋を夢見る乙女と、それぞれ秘密を抱えています。それぞれお2人にも秘密があると思うのですが、それはここでは言えないと思うので、お互いの「意外な一面」を教えてもらえますか?
橋 そうですね。片寄さんは、会う前はもっとクールであまり話さない人かと思ったのですが……、あの、大阪出身ですよね?
片 はい。
橋 関西の色が強くて、まぁよくしゃべるんですね(笑)。ことあるごとに突っ込むし、ボケるし。笑いに貪欲な姿は意外だなと思いました。
――『午前0時、キスしに来てよ』のポスターを見ても、クールな方を想像しますよね。
橋 片寄さんを知ったあとにあのポスターを見ちゃうと、「あ、クールぶってるんだな」って感じます(笑)
片 あの、営業妨害はやめてもらっていいですか? “ぶってる”とか言わないでください(笑)。
橋 (笑い)
――では、片寄さんから見た、橋本さんの意外な一面は?
片 そうですね。橋本さんは、普段けっこう淡々としたところがあって、とても常識人っぽく見えるじゃないですか?
橋 (小声で)常識人でしょう……。
片 (無視して)でも不思議な一面があって、お昼の11時過ぎになると、「お腹が空きそうだな」って言うんですよ。
お腹が空く、予言をし始めるんですよね。これ、僕が見つけた橋本さんの唯一の天然ポイントです。普通、「お腹が空きそう」って言いますか? まだ空いてはいないんですよね?
橋 ふふふ、まだ空いてないけど空きそうなんだもん、だって。
片 普通は言わないですよね。大抵の人は、お腹が空いたときに「お腹が空いたなぁ」って言うんですよ。これは橋本さんの秘密ですし、意外な一面です。
――ありがとうございます。ところでお2人とも、漫画が原作の作品に出ることが多いのですが、お互い、なぜ漫画が原作の作品に起用されると思われますか?
橋 難しい質問ですね(笑)
片 橋本さんはやっぱり、「こんな目をしている方はいないな」と思います。とっても特徴的な茶色の目をしていて、カラーコンタクトもしていないし、“ハーフ”ではないですもんね?
橋 ではないですね。
片 ぱっちりとして大きいし、この目は、マンガのイメージにぴったりの目だなと思いますね。
――橋本さんは片寄さんについていかがですか?
橋 スタイルの良さが理由のひとつだと思います。“寄さん”は(片寄さんのニックネーム)、お会いすると「顔ちっちゃっ」と驚きます。最初、「何頭身やねん」って思いましたもん(笑)。スラーッと背が高くて、顔がちょこんとついている感じ。(顔は)おまけみたいなもんよね?
片 いや、おまけじゃないでしょ(笑)。大事な体の一部です。
橋 そうなんですね。だからその雰囲気は、マンガに出てくる王子様キャラとか、今作もそうですけど、ぴったりとハマりますよね。本当に楓のイメージとイコールでした。現場のみなさんもそう思っていたはずです。
片 恐縮です。
キャラクターをもっと好きになる、作品の世界観が広がる! 原作の魅力とは?
――ちなみに、原作はお読みになりましたか? 読まれたなら、原作のキャラクターを演じるうえで「どのように役を作り込んだのか」、難しかった点を教えてください。
片 原作は、映画出演の話をうかがったときに自分で買って読みました。マンガなどの原作があるときは、縁起物だと思って自分で買うようにしているんですよ。
役の作り込みに関しては、僕が演じた綾瀬楓は「Funny bone」というグループでアイドルをやっていて、そこから俳優になるんですけど、僕自身が「GENERATIONS from EXILE TRIBE」というグループでデビューして、個人として俳優も少しずつ挑戦させていただいているので、非常に重なる部分が多いんですよね。
だから僕のこれまでが楓の役作りにすべて反映されたというか、今までの時間が助けてくれたという思いです。今後もこういう役に出会うことはないんじゃないかと思いますね。
橋 私はマンガが大好きで、もともと原作を読んでいたんです。少女マンガよりはどちらかというと少年マンガとか青年マンガをよく読んだりしますが、そんな中この作品は(少女マンガだけど)大好きで、というかみきもと凜先生のファンで、単行本の1巻が発売されたときから読んでいます。電子書籍もよく読むんですけど、この作品は本屋さんで買って読みましたね。それが出会いかな。
――もともと好きで読んでいて、そこに役が来たってことですか?
橋 そうです! びっくりしました。でもマンガは本当に大好きでよく読んでいるので、マンガ原作の作品に出演させていただくときはだいたい、すでに読んでいるものが多いんですよね(笑)
――すごい! 「引き寄せの法則」ですね。
橋 いえいえ、とにかく読んでいる量が多いので。
片 マンガ評論家なんですよね?
橋 全然、評論家ではないです(笑)。作品を知っているからこそ、自分は日奈々っぽい性格ではないので、映画出演のお話をいただいたときはすごく意外でした。
――役と自分のキャラクターが違うということで、難しいと思ったところはどこですか?
橋 日奈々は、ちょっとおっちょこちょいというか「天然」っぽい感じなんですね。
片 うんうん。
橋 そういうところ、「あんまりないなぁ」と……。
片 自分にはね。
橋 ……って思いますね。日奈々のチャーミングさとか……。
片 橋本さん自身にはね。
橋 あの、いちいち説明しなくていいですからね! まぁでも私にはあのかわいらしさがないんですよね。
片 一応補足です。ほら、できるだけ多くの読者に疑問のないようにお伝えしないと。
橋 ご丁寧にどうも…って、何の話をしていたか忘れたじゃないですか!
片 橋本さん自身が天然ではないってことですよね。
橋 そうそう、私は天然ではないと思うので、原作の日奈々のチャーミングな感じは、気をつけて演じていました。
――それでは原作のほうで、おすすめ、お気に入りのシーンを教えてください。
片 映画のなかにも出てくるんですけど、日奈々がある場面を目撃してしまって、楓がバタバタと日奈々の家に行って謝るシーンですね。マンガのなかだと、息を切らしながら壁に手をついているのですが、その楓が印象に残っています。アップではなく俯瞰の絵なんですけど、それが印象的ですね。
橋 私は、いっぱいあるな。いいシーン。
片 さすが評論家の橋本先生。
橋 (笑)ひとつに絞るのは難しいのですが……。日奈々と楓の話ではないのですが、単行本の10巻で、ある登場人物2人のサイドストーリーが収録されているんです。そのうちの1人は楓のマネージャーのしげちゃん(高橋茂雄マネージャー)なんですけど、もう鈍感というか、ニブくってかわいくて、そのストーリーが好きですね。
――10巻の巻末に収録されている番外編ですよね? そこを選ぶとは、やはりコアなファンですね。
橋 いえ、全然そんなことないです。
片 いやいや、相当コアでしょ。いきなり番外編が好きって(笑)
橋 (笑い)
片 あ、思い出した! ファッションショーで、楓が日奈々に合図を送るシーンが好きです!
橋 あ、私もいいですか? 映画にも出てくるんですけど、全体的にみきもと先生が描く日奈々の絵がすごい好きで、特に日奈々が楓の家に初めて行ったときの、あまりに広くてキレイな部屋に圧倒されている表情がめちゃくちゃかわいいんですよ。「あれは原作超えられへんよ」って思いました!
片 あのシーン、原作を意識したんだ?
橋 そう、撮影中もマンガを見て意識したんですけど、難しくて。もう、とってもかわいいので、原作をぜひ読んでほしいですね! あとさ、あとさぁ。
片 (橋本さんを制して)そろそろ次の質問にいきましょうか(笑)
橋本さんはなんと生粋のヘビーユーザー! 電子書籍のここが好き!
――それではこのサイト、「BookLive!」や、電子書籍に関する質問を。
橋 「BookLive!」、お世話になっています! 今もスマホの中にアプリが入っていますよ。
片 進行系?
橋 そう、現在進行形。マンガアプリは、たくさんの種類をスマホの中に入れています。
――では橋本さん、実際に利用されているということで、電子書籍のよさを教えてもらえますか?
橋 私、もともとコミックスもたくさん持っているんです。コミックスを持っているものもあれば、電子書籍とコミックス、両方持っている作品も! 「0キス」(『午前0時、キスしに来てよ』の略称)に関しては、どっちも持っています。
で、それぞれによさがありますけど、電子書籍は、サクサクって移動中でも手軽に読めて、とにかくたくさんのマンガを読めるところが好きですね。ひとつのタブレットやスマホに、何十冊も入っているわけじゃないですか。
片 これCMくるな。
橋 (笑い)当然、車や電車でも読めるじゃないですか、そこが魅力ですね。でも電子書籍ってその代わり、絵が細かく読めない気がするんです。どれだけ拡大したとしても、「紙質」までは再現できない。だから電子書籍で読んで面白いなと思った作品は、作者に対しての敬意としてコミックスを全巻買っています!
片 勉強になります。
――片寄さんは電子書籍についてどう思いますか?
片 僕は電子書籍自体、実はあまり利用したことがなくて。あ、でも雑誌を電子書籍で見たことがあります。やっぱり便利さは一番の魅力ですね。僕は普段本を持ち歩くのですが、重くてかさばることもないんだろうし、そういう意味では憧れますね。
橋 アプリ、(スマホやタブレットに)入れたほうがいいですよ。「BookLive!」はマンガだけではなくて雑誌とかも読めますからおすすめです。
――お2人とも、ありがとうございました!
関西出身で終始橋本さんにツッコミを入れていた片寄さん、原作への愛が止まらず、ついつい素の方言が出てしまう橋本さん。お2人の息ぴったりの掛け合いが楽しく、終始なごやかムードのインタビューでした。そんな仲良しの2人が出演する国民的スーパースター✕普通の女子高生の恋愛作品は、ありえないと思いつつも、自身の恋愛や、誰もが一度は思い描きそうな妄想と重ねてキュンとすること間違いなし! 果たして結末は?
また、2人とも原作のおすすめシーンを教えてくれましたが、原作には映画には登場しない人物やサブストーリーも収録されていて必見。映画と原作、合わせて見るとさらに楽しめます。ぜひ映画を見たあとに原作もぜひ「BookLive!」でお読みください!
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