minor.さんのレビュー一覧
レビュアー
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ネタバレ 購入済み
凝り性の成人女性たち、
ずっと幸多かれ!!!と願わずにいられません。
どうにか控えめな笑いを漏らしながら読み進めていましたが、女武闘家のくだりで堪え切れずタブレット画面を鼻水まみれにし、前世からの友たちとのやり取りに愛おしさが溢れ涙が止まらなくなるほど情緒を散々に掻き乱されて、なんとか読了しました。読んでいたのが家で良かった。
日常でこんな笑いとハピネス溢れることってあるんだ…という羨ましさはありつつ、無ければ自分で作ればいいのか…という気付きが貰えて、読むたびに元気になる作品です大好き。
素朴な絵柄で人をそれぞれ感情豊かに描く画力がすごいなぁ、と毎回思うのですが、犬Tシャツの犬の表情にも愛が溢れていてめちゃくち -
購入済み
大満足
各キャラ詳細や作者コメント、取材旅行の話などが盛り沢山で非常に読み応えがありました。
それぞれの年齢、身長体重は明言されていないものの、キャラ同士で比較し背の高低、体重の重軽の序列が分かるようになっていて面白かったです。
読者からの質疑応答ページでは、そんなとこまで聞く?!と思うようコアな視点の質問もあったので、ファンの熱量も感じられました(笑)
完結前に作られたため、まだ明かされていなかった部分についてもコメント聞きたかったなぁと思ったので、第二弾は無理にしても加筆版とかいつか出して欲しいです…。
杉元のモデルになった作者の曾祖父のお話は以前ブログで読んだことがあり、それも掲載されているので -
ネタバレ 購入済み
東西兄貴
東の竜と西の鬼、荒くれ男達をまとめ上げる兄貴タイプ二人の相性滅茶苦茶良いです …。
数年ぶりにBASARA再燃して、ずっと手付かずだった小説版を読んでみて、もっと早く読めばよかったと後悔しています。
東西兄貴、伊達主従、豊臣主従(秀吉と半兵衛)好きには堪らない筈。
政宗元親慶次たちが話すシーンはわちゃわちゃしていて思わず笑顔になりますし、アニキの頭としての責任感、筆頭の天下取りへの野心と矜持、それぞれの部下達への情の深さ、伊達・豊臣各主従の絆の強さが堪能できるストーリーでした。
慶次と秀吉ですれ違った「大事な人( =愛)との向き合い方」についてのくだりはこの小説ならではだなと思う部分もあってち -
ネタバレ 購入済み
最高の隙間補完
それぞれの武将の有名な逸話をBASARAキャラで描いた短編集。
伊達政宗編
小十郎が梵天丸の病に侵された右目を抉ったとされる逸話がモデル。
同じく吉原基貴先生が書いた「戦国BASARA4 梵天丸編」の続きとして読むとより楽しめるはず。出会って日が浅いにも拘らず既に完成している二人の絆が見られます。
伊達主従ファンは是非!
石田三成編
茶席で病人の刑部の飲み差しを誰もが敬遠する中、三成だけが飲み干した という話がベース。
BSRではツンギレキャラの印象が強い三成の純真さと、それに救われる刑部の友情が短い話の中に凝縮されています。三成が絡むと人間味が出る刑部、良いです。
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購入済み
伊達主従ファン必読
数年ぶりに再燃したのをきっかけに購入しました。
戦国BASARAシリーズの伊達主従・双竜ファンなら絶対に読むべき一冊です。
ゲームやアニメのビジュアルに慣れていたので、読み初めは結構絵柄が濃いな?と思っていましたが、読み進めるうちに、絵のタッチがまだ若く尖りまくっていた頃の二人の荒々しさを表すのにハマるなぁと納得しました。
ゲームタイトル四作目の政宗、小十郎それぞれのルートで語られた二人の出会いや衝突が余すことなくストーリーに落とし込まれていて、それぞれの回想が繋がるよう膨らませたシーンも読み応えがありました。
まだ幼く誰にも心を開かない生意気盛りの梵天丸と、才能も気概もあるの -
購入済み
戦時におけるシスターフッド
とにかく物語に引き込む力が強く、一気読みしてしまった。
第二次大戦を生きた少女の成長+復讐物語に加え、当時の独ソ戦の進行状況や狙撃の技術説明もコンパクトに物語を肉付けしていて、その辺りの知識がない自分でも興味深く読み進められた。
多くの登場人物たちが個人の良識と戦場の常識の間で危うげに揺れ動く様子や、女性部隊内での強い愛情など、人間臭く描かれるシーンが何度も出てくるので、国同士の争いといえど、戦うのはあくまで人間一人ひとりなんだと思い出させてくれる。
これまで戦争作品では男の話ばかりで、戦場に実在したにも関わらず透明化されてきた女たちの話を、ここまで躍動感ある物語として読めることがただ嬉