ブロンズ
レビュアー
  • ドラゴンボール超 23

    孫悟飯の潜在能力

    孫悟飯が第一線級の力を発揮したのはセルゲームから。このときに強敵を圧倒し得る力となって潜在能力が発揮された。
    悟空やべジータは長く厳しい修行の過程でいくつも限界突破し、当初は持っていなかった領域に踏み込んで進化してきた。
    一方でセル編以降、悟飯は修行をサボり弱体化し、悟空やべジータに抜かれたけど、個人的にはブウ編序盤で巷で言われてるほど弱体化したようには思えない。ここで重要なのは多少の弱体化はあってもセル編〜ブウ編序盤で悟空やべジータのような進化は一切ない。ブウ編後半のアルティメットも確かに強くなったが、潜在能力を引き出しただけで元々持ってた力ということ。
    そこから超、スーパーヒーローと全盛期...続きを読む

    #怖い

    0
  • 機動戦士ムーンガンダム (12)

    天然の強化人間・・・

    物凄く衝撃的な巻だった・・・ZZ本編でぽっと出てすぐ終わったムーン・ムーンとそこに生きる光族。宇宙世紀開闢以来、というかそれ以前から存在したコロニーの由来と開闢以来から溜まった泥がここに今明かされる。
    これぞ天然の強化人間。宇宙世紀の強化人間はどれも不安定で、精神どころか、その身体の健康すら薬無しで保てないのに対して、その悪しき泥に順応してしまったがゆえに宇宙世紀の強化人間とは違い、安定しながらも結局は強化人間に分類されてしまう光族。
    ただ、強化人間が忌まわしいとされるのはその不安定さからであり、シャアのネオ・ジオンの強化人間は安定しており、一部偏見で見られながらもほぼニュータイプと変わらない...続きを読む

    #感動する #ダーク #共感する

    0
  • 銀河英雄伝説 28

    魔術師還らず

    その時、一つの星が銀河の中で瞬いて消えた。

    ついにこのときが来てしまった。
    OVA版をずっと見てたけど、この時ほど脱力感のある展開は無かったね。予告のBGMがまず無音だった。そしてヤンが血だまりの中壁に背中を持たれさせて座り込んでるカットが入り、その無音のまま冒頭のナレーションが続き、それと並行してスールやパトリチェフ、ブルームハルトが銃撃を受けるシーンが続く。元のヤンのカットに戻る。正直、予告時点ではヤンの死を信じてなかった(原作は読んでなかった)
    その次週(当時キッズステーションの放映で見てた)にマジでそうなったからキツかったなぁ・・・
    藤崎版もそれ準じた演出でなかなか良いと思うが、ヤン...続きを読む

    #泣ける

    1
  • 機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE Desire(1)

    主人公の定義

    シン・アスカは主人公なのか・・・これは賛否が分かれる。
    間違いなく、本作the edgeはシンが主人公として描かれている。これは外伝だけど・・・
    個人的な考えで言わせてもらうとシン・アスカはSEED DESTINYでは主人公を名乗って良いと思う。(アニメスタッフからの扱いはわからないけど)物語の主人公の資格は闘いに勝ったことが必須では無いと思ってて、その物語の中でどれだけ感情を発露させたか、だと思う。その感情が物語を動かす。対してDESTINYのキラはどうかと言うとSEEDに比べてあまりに達観していて、迷走しまくってるアスランからは「自分だけ分かったようなことを言うな!💢」と一喝される。
    実は...続きを読む

    #共感する #じれったい #深い

    1
  • 機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男

    再購入

    以前に一度紙媒体で購入して引越しの荷物になるから惜しみながら手放したものの、あまりに名作過ぎたので我慢できずに再購入。
    本作の主人公はかの有名な元ホワイトベース艦長、現独立治安維持部隊ロンド・ベル司令のブライト・ノア!(U.C.0093現在)
    とカッコよく言ってみた(笑)ブライトが主人公ってなかなか無いよね。ぜひ、短編アニメなり赤の肖像みたいな朗読劇でも良いからやって欲しい!すごくこれまでのブライトの半生を丁寧に描かれていてホント名作!ニュータイプのことを語らせるならこの人を置いて他に無いしな。赤の肖像はシャアの回顧録って感じでニュータイプのことも語るけど、どちらかというシャアの人生の方が重い...続きを読む

    #共感する #深い

    0
  • 機動戦士ガンダム ピューリッツァー ーアムロ・レイは極光の彼方へー (2)

    アムロ・レイは伝説か人か

    この話はタイトルの一言に尽きるね。
    アムロ・レイは伝説か人なのか?
    もちろん、アムロの知り合いである本作の主人公キッカや元ホワイトベース隊、カラバでの仲間、ロンド・ベルでの同僚にとっては人だ。それを世間に知らしめるためにキッカは伝記を書こうとしてる。しかし、アムロ・レイとは面識があるわけではない世間一般の人達や軍の上層部にとっては伝説のニュータイプでガンダムのパイロット、赤い彗星の魔の手から地球を救った英雄、など人としてより伝説という方に重きを置いて認識されてしまっている。アムロ・レイの戦果や功績にしか目が行かないからアムロ・レイは「伝説」として認識される。それを少しでも払拭したいがためのキッ...続きを読む

    #感動する #深い

    0
  • 機動戦士ガンダム0083 REBELLION(18)

    アナベル・ガトーの行方

    あれ?これ最終刊なの?マジかぁ・・・・まだ続くんだとばかり・・・だってブックライブで終わったなら終わりって表示出るのに出てないからさぁ。
    まぁ、それはいいや。ただ、アナベル・ガトーの生存説がまことしやかに囁かれる本作。仮に生存していたとして彼はアクシズに合流するだろうか・・・正直アクシズに参加するとは思えない。予想として名前を変えてエゥーゴ、もしくはカラバに参加するんじゃなかろうか?
    その理由はまず、宇宙に上がれる手段は無いと思われるのが一つ。おそらく匿われているなら地上に潜伏しているジオン残党のどこかの一派。そのジオン残党はグリプス戦役中盤まで出てこず、第一次ネオ・ジオン抗争になるまでは接触...続きを読む

    #アツい

    0
  • HGに恋するふたり(6)

    そういや、ロックオンって・・・

    この巻で出てくるロックオン・ストラトスって00本編では皆の兄貴分だったのは確かなんだけど、ロックオンが居たからガンダムマイスターが皆で団結し始めたよな。最初は別々の個人プレーしかしなかったのに・・・もちろん敵の脅威もあったけど、このキャラが居たから纏まれて、居なければほんとに予定通りにソレスタルビーイングは全滅していたよなぁ・・・と作品的には全然関係ないのに思い返してしまったw

    #癒やされる #エモい #萌え

    0
  • 銀河英雄伝説 26

    回廊の戦い

    ついに始まった回廊の戦い。ビッテンフェルト、ファーレンハイト艦隊 vs ヤン艦隊。ヤン艦隊最後の戦いが今始まる。・・・そして、この戦いは銀河を震撼させるあの悲劇の幕開けとなる。いずれ起きる大きな星が瞬いて消える悲劇の・・・

    #ドキドキハラハラ #泣ける #ダーク

    0
  • 機動戦士Zガンダム Define(1)

    史上最高のニュータイプの結末

    宇宙世紀史上最高のニュータイプと評され、軍属扱いとはいえ、当時は非公式な組織内の人間であったにも関わらず、後の連邦軍内でも名前が知られてしまっているカミーユ・ビダン。その卓越したニュータイプの能力は周囲にはアムロ・レイの再来、かつての赤い彗星からは次代のニュータイプの世の希望として見込まれ、アムロ・レイ本人にさえ自らよりもニュータイプとしては高い能力を秘めていると評価されている。しかし、未だに誰も彼の不幸を想像し得ない。その不幸はU.C.0087 3月のグリーンノア1から始まる。その不幸がどのような形に収束するのかをこのときは誰も知る由は無かった・・・

    #ダーク #カッコいい #怖い

    0
  • 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン(7)

    メビウスの輪を超えて

    アムロとシャアの最後の戦い。生死不明とのことである両者だけど、どう見ても生存の可能性は劇中の描写を見る限り絶望的。ニュータイプの素質がありながら結局ニュータイプとしての進化を止めて普通の人間として生きようとしたアムロとあくまでニュータイプに拘りながらもニュータイプになりきれなかったシャア。最後まで分かり合えない二人だったけど、死んで肉体から解放されて、争いの元だったニュータイプに拘らなくて良くなったから分かり合えたのだろうか・・・

    0
  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(3)

    なかなか主役ガンダムが出ない

    マフティーの空襲の末、捕虜となったガウマン。そのガウマンの戦闘してる下を潜り抜けてなんとか生き残ったハサウェイとギギ。ギギはどことなく不思議な雰囲気を醸し出していたけど、この最中の様子を見ると、まぁ、普通に見える。(めちゃくちゃ取り乱して半狂乱。これが普通なんだが、初登場が死ぬかもしれん状態にも関わらず強気でいたのが不思議に見えたんだが)
    とまぁ、色々ストーリーは進むがこの巻でも主役ガンダムであるXIGはまだ出番なしw次の巻でようやくかな。

    #怖い #アツい

    0
  • 機動戦士ガンダム THE ORIGIN(23)

    ア・バオア・クー戦の実態

    正直これまでこの作品を読むのを敬遠してた。ガンダムの話は劇場版ベースだけど熟知してるから少々の追加要素や焼き直しの作品だと思ってた。でも、意を決して買いすすめると印象は大分変わった。
    一番印象が変わったのはア・バオア・クー戦。元々劇場版だとア・バオア・クー戦は序盤は押されてたものの、結局物量で押し切ったように見えたのに対して、オリジンだと物量では圧倒的に負けていて、なんとか対空砲火をくぐり抜けて要塞内部を占拠することに掛けてたように思う。でも、劇場版でも実はそうだったんじゃないかと思うようになった。描写が足りないだけで元々乗り込んでア・バオア・クーを占拠するつもりで突撃を掛けたんじゃないか、...続きを読む

    #アツい #カッコいい

    0
  • 銀河英雄伝説 23

    知っている歴史とは違う・・・

    知っていた歴史ではレベロ議長が帝国の圧力に屈して自ら積極的にヤンをスケープゴートにして抹殺するように動いていたけど、この歴史ではあくまで民主主義の理念に則り、ヤンに対して公正に接してた。これだと同盟側には非がなく、カイザー・ラインハルトが同盟に再宣戦布告をする理由が弱い・・・表向きの話がどのようにラインハルトに伝わるかは分からないが、このままじゃ振り上げた拳をそのまま振り下ろしてしまうとラインハルトがただの暴君に成り下がる。さて、今後の展開はいかに?!(( ,,ÒωÓ,, )期待の眼差し)

    0
  • 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン(1)

    リファインガンダムゼータ

    リファインガンダムゼータ、略してリガズィはZガンダムの量産化検討のための試作機(ゼータの量産型ではない(笑))という機体。でも、思うんだがバックウェポンシステムってこのベルトーチカチルドレンでは回収して再利用はしてるけど、基本的に使い捨ての装備。使い捨てにするにはコストが高過ぎて、そもそもこのコンセプト自体が量産化できるわけないのは一目瞭然。アナハイムの開発陣も開発に関わったらしいアムロもそんなことが分からん人達ではないと思うんだよね。だから量産化なんてほとんど名目上のことで既存連邦MSとしては最高レベルの性能を持つZガンダムが手に入らないから無理矢理そのレベルのMSを確保すべく、量産化とか試...続きを読む

    #アツい #深い #カッコいい

    0
  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(1)

    死に急ぐニュータイプ

    ハサウェイは市民からはシャアの再来として見られてるけど、結局のところシャアもハサウェイも死に急いだ結果、戦乱を起こしたように見える。クェスやララァの亡霊に取り憑かれて死に急ぎ、その理由付けにニュータイプの革新、地球の浄化、シャアに至ってはアムロとの決着を望んだように思う。ニュータイプは未来的な存在のはずなのに、皮肉なことに過去に囚われてるところも富野作品らしいな。

    1
  • 道産子ギャルはなまらめんこい 1

    方言

    札幌の都会育ちで北見のようなもっと地方とは
    違うのかもしれないけど、あんまり方言って使わなかったなぁ。確かに〜だべ、べさとか小学生の頃は使ってたし、あと最近思い出したのが、わや、しゃっこいとかの方言は他の人や祖母が使ってた。でも、両親は元々帯広生まれで都会で育ったわけじゃないけど、方言は使ってないし、帯広在住の親戚も使ってない。なので、地域によって使ってたり、使わなかったりしてるのかも。僕自身小学生時代に方言を使ってたのも、流行りみたいなもので周りが使ってたから釣られて使ってようなものだったかな。
    中学時代以降は全く使わなくなったし。

    まぁ、方言はともかく、何このギャル!めんこいのぉ(๑´ㅂ...続きを読む

    0
  • 冴えない彼女の育てかた13

    チョロインの魅力

    映画版でも言ってたことだけど、加藤恵というヒロインは敷居が低い。つまりチョロイン(褒め言葉)。
    まぁ、ちょっと真面目に話すと、結局人間はお互い理解し合うために歩み寄ろうとしない限り、友達にも恋人にもなれない。だから、クリエイターの枠から出ることができなかった詩羽先輩と英梨々は倫也に選ばれなかった。倫也のやることに何だかんだで最後まで同じ目線で付き合えるのが、王道なメインヒロインなのかも。それが敷居の低いってことだと思う。
    まぁ、僕は詩羽先輩がお気に入りだけどね(笑)普段クールさと取り乱したときのギャップがたまらんw

    0
  • HELLO WORLD if ――勘解由小路三鈴は世界で最初の失恋をする――

    謎の一部が解けた。

    HELLO WORLDの本編映画を3回見たけど、正直ラスト周辺は理解が追いつかなかった。だけどこの小説を読んだことでエンディングに出てくるカットの中の三鈴の行動にも納得がいった(かも?)途中フェードアウトしてしまう彼女は物語的に大した意味が無いはずだが、それでもエンディングカットにある彼女の意味深な行動(例えば主人公達を物陰から覗き見てたりとか)にはちょっと納得いってなかった。彼女は本当にモブ的なキャラなのか?この小説での彼女の設定が映画の中で有効であったから気になってたカットが作られていたのか、別の意味合いがあったかは不明だが、それでも気になっていたことの一部に答えをくれた小説だった。まだ謎...続きを読む

    0