ブロンズ
レビュアー
  • ハックルベリ・フィンの冒険

    ハックの優しすぎるくらい優しい魂が存分に溢れ出ていて、ジムとか、メアリも優しくて、すごく温かい気持ちになる。ブルーハーツの『1000のバイオリン』の歌詞に、「ハックルベリーに会いに行く」という一節があるけど、その気持ちがよくわかった。俺もハックに会いたいよ。

    0
  • 人間喜劇

    まだ途中までしか読んでいませんが、これは今の世の中に必要な小説だと感じます。毎日一章ずつ読むのが楽しいです。

    0
  • おれに聞くの?

    いい本。もっと広まってほしい!

    この本ができる前、mondで連載(?)されていた頃からファンで、ずっと読んでいました。一度質問した事もあります。読むと、最初はとにかく笑える。予想外の角度から回答が来たり、全然回答になっていそうになかったりで、意表を突かれて笑ってしまう。笑うと、好きになってしまうので、どういうことを言おうとしているのかと何度も読んでしまう。もうこの本を十回以上読んでいるけど、わからない部分がまだある。でも、システムが仕掛ける罠があるということ、反省は趣味であるということ、なぜかわからないがどうにかなるということ、などを理解できただけでも、かなりの悩みが解消された。それでも残る悩みは「生きているから仕方ない」と...続きを読む

    0
  • 言語が消滅する前に

    面白い!

    とても面白かった。対談本なのですらすら読めてしまうのだが、内容は決して軽いものではなくて、いくつも考えさせられる事柄があった。「ちょっとここのところを考えてから次を読もう」と思い、本を閉じて、考えるのだが、「もうちょっと読みたいなあ」と思ってしまい、考え切らずにまた読んでしまう、という本だった。多分、何回も読んでちょっとずつ考えることになると思う。個人的には、千葉雅也さんの、「僕はマイノリティとして、差別されても別のクラスタでありたいと思っています。それに、こっちはこっちで逆に異性愛文化を小バカにしたりするわけだから、それはもうお互い様です。」という発言がリアリティがあっていいなと思った。

    0
  • 一億三千万人のための小説教室

    大学に入ってから小説をかなり読んだのだけど、いまいちわかった気になれなくて、この本を読んでみた。なんだろうこの本……。小説の作法を教えてくれるわけではない。でも読んでいてとても心地いい。思い出したのはディケンズの『クリスマス・キャロル』。高橋さんが幽霊(天の声)になって、過去から未来、色んな人の話を聞いたり、生活を覗いたりしながら世界を飛び回って、最後「ことば」「小説」という名前の宇宙にたどり着いて、本を閉じればまた自分の部屋に戻っているような感じ。とても面白かったです。何回も読むと思います。

    #胸キュン

    0
  • 新アラビア夜話

    「自殺クラブ」という奇怪なタイトルの短編に心惹かれて購入したが、内容はそこまで猟奇的とも思えず、良識の範囲内に止まっている感があった。むしろ、「ラージャのダイヤモンド」の話の広がり方や、ハラハラさせる場面展開の方を面白く読んだ。

    0
  • ルックバック

    最高です

    弁当屋でカキフライ弁当を頼んで、待っている最中に手に取りました。まさか弁当屋で泣くとは思いませんでした。
    最高です。痺れました。
    ずっとどきどきしていて眠れそうにありません。

    6