【感想・ネタバレ】やめるな外科医 泣くな研修医4のレビュー

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改めてすごい仕事だなって思う。
莫大な知識と、それぞれの人生を歩んできた患者の気持ち、自分自身の人生。このシリーズを読んで、医者の気持ちがこんなにも伝わってきたことに高評価。

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2024年05月20日

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医者6年目の雨野隆治。
だいぶ手術や患者の治療にも慣れ、外科医として日々腕を磨く日々。どんなに忙しくても友人の癌患者、葵のお願いを叶えまた連絡もしていた。ある日、恋人のはるかとの関係に変化が。
日々死と隣り合わせで働く現場のリアルな描写に読んでいて胸が辛くなるところもありますが、この作品は読書に勇気を与える作品だと感じます。

優しいけれどちょっと不器用な雨野さん。
続編も楽しみです!

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2024年03月19日

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ネタバレ

このシリーズには何回も泣かせられます。
若くして死んでしまうことほどに辛いことはないよな、、、
上田さんの死、下澤さんの死、手術ミス、彼女との破局、葵の死、、、
書かれていない他の死もたくさんあるだろうけど、怒涛の一年だったねアメちゃん。

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2023年03月04日

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シリーズ4作目。
外科医になり、6年。
30歳になった雨野は救急外来も無難にこなし、手術の数も順調にこなしていた。
3作目に続き、ステルス胃癌の葵も続けて登場。
3作目では誰も亡くならなかったので、少し気が抜けていたところに、今作では立て続けの死。
物語の中でも、やはり人の死は辛い。
雨野の実家のある鹿児島まで一緒に行った恋人とも別れることになり、4作目は何だかとてつもなく悲しい気持ちになった。
でも、葵ちゃん。
最後まで笑顔で頑張ったね。
生きたくても、生きられない人がいるんだから、やっぱり命は大事にしないといけない。
命の交換が出来ればいいのに・・・と考えてしまった。
それぐらい、現役医師の作者の描くエピソードは現実的。

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2023年02月25日

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向き合わないといけないのは、病の治療だけでなく、患者さんの背景や生活であることに医師の大変さを感じます。すべてを背負って頑張っている医者の皆さんに感謝したいです。

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2022年12月22日

購入済み

死を待ち望む老人や死を拒否する老人など、色々な形の死があるのだなぁと思いました。
自分の身内が亡くなった時、外に出ると何一つ変わらない日常風景が広がっていることに不思議な感覚を覚えましたが、そういった心理が的確に作中にも表現されていて、すごく共感できました。

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2022年08月16日

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雨野隆治は30歳の外科医。受け持ち患者が増え、大きな手術も任されるようになった。友人のがん患者・葵は相変わらず明るく話すががんが進行しているのは明らか。ある夜、難しい手術を終えて後輩と飲みに行った隆治に、病院から緊急連絡が入り・・・・・

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2024年05月16日

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続巻のこと、忘れてて2年半ぶりに読んだ4作目。読んでるうちに思い出す。今回は悲しい話が多かった。私にはできない仕事やなあ・・・ 後輩の凛子先生、天久鷹央シリーズの舞を思い出すが、えらい違いやわ。まあ、タイトルには残ってるがもう研修医じゃないし・・・

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2024年04月23日

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ネタバレ

感想
今回の巻は、医者が向き合う辛さみたいなことが多い。少し気分が落ち気味になるかも。

シリーズで読んできたが、ただ出来る上司と生真面目な主人公だけだと味気ないところに西桜寺のような後輩キャラが入ることで物語に幅が出てる感じがする。

あらすじ
雨野も外科医として3年が過ぎて、大腸がんも扱うようになってきた。若年の末期ガン患者である向日ともその後仲良くしていた。

雨野は治療拒否のガン患者に会い、途方に暮れる。また、ガン患者である向日と一緒にいるところを彼女であるはるかに目撃されて、別れの危機を向かえる。

雨野は治療拒否患者に対して痛み止め治療のみで希望通り看取る。もう一人の末期ガン患者も、家族との関係がうまく行っておらず、そちらも看取る。そんな中、はるかと別れることに。

雨野は医療ミスを起こして、しばらく手術から離れることになる。医者を辞めること考えたが、なんとか踏み止まる。

向日の体調はどんどん悪くなり、最後はICU会うもそのまま帰らぬ人となる。

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2024年04月14日

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シリーズ4作目。
雨野先生も気がつけば6年目。
大きな手術も任されるようになってきた。
なんでも慣れた頃が一番怖いと言うけど、医師にもそれは当てはまるよう。
前作にも登場していた癌患者で友達の葵の病状がどんどん悪化していて、読んでいても辛くなる。
こういう風に患者さんと友達になるって、実際にもあることなんだろうか?
自分だったら感情移入してしまって、診療に影響が出てしまいそうだ…

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2024年03月19日

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「泣くな研修医」シリーズ第4弾。
5年目である程度の手術も任されそれなりに一人前になってきた隆治だが、今回も厳しい別れがあり、読んでいても辛いものがある。

それにしても医者とは相変わらずブラックな職場だ。夜も昼もなく呼び出され、休日もデートの最中であろうと招集される。体力、気力がギリギリのところまで働いたところで多額の報酬が貰える訳でなく、患者の「ありがとう」を糧にまた激務に就く。一部の開業医はリッチになって優雅な暮らしをしているかもしれないが、多くの病院の前線で日夜働いている医師や看護師、いわゆる医療従事者に対しては、もっと今以上の報酬と敬意を与えるべきではないだろうか。もちろんそれによる医療保険費の増額財源の問題などは出てくるが、世界にも稀な、安心して安価な医療によって健康的な毎日を送れている事を考えれば、絶対に必要な事だと思うのだが。

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2024年01月17日

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ネタバレ

末期がん患者にのめり込んでしまった主人公。
今まで人間という自分と、医者という自分のスイッチを持っていたのに壊れかけている。哲学的にすらなってきた4作目。
もしかして、外科医としての葛藤が描かれているのかも。


──自分はそれくらい外科医にプライドを持っていて、この生活を大切にしている。(主人公)は傲慢だった。外科医の仕事は全てに優先していいと考えていた。
そして、それが医者と言う職業に対する、唯一の誠実さだと思っていたのだ─


主人公は患者目線すぎる。あるいは命目線か。ただし自分の命だけ勘定に入っていない。
病院にもよるんだろうけど外科医の勤務スケジュールは殺人的すぎ。せめて寝て。よく寝てから切って。言いたいことは山ほどあるけど、働きやすい環境にしてほしいと思う。
プロ選手のように年俸契約ではどうか。私の好きなブラックジャックがもしもクリスチャン・ロナウドだったら、人々から崇拝されていたはずだ。その代償は健康保険料に跳ね返るが。。

私は医者を聖職と思わないようにしている。いい意味で。それでも悲しいかな、末期患者になったら神様扱いするだろうし、逆に神様ガチャとかひどく呪うような経験もした。命を握られている側の方が傲慢だ。
結局はどんな医者でも人間性に帰するんだろうけど。その意味で、この主人公を不健全でも尊敬してしまう。


うーん、シリーズ連続で読んできたせいか考えがおかしな方向に走ってきた。ただ、この作品は人の生死とは別のところにも何かテーマがあると思う。

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2024年01月13日

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ネタバレ

はぁ、そうだよなぁ、という結末。
人の死に慣れない医者がいてくれたらありがたい。

私は、以前、急性虫垂炎で診察の2時間後に緊急手術したことがあるので、小説で描かれる先生たちの目線から見る急性虫垂炎の開腹手術は興味深い。
開腹とか、私、眩暈がして無理だわ。先生や看護師さん達には、夜間に本当お世話になりました!

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2024年01月08日

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初作家さんのシリーズ4作目。医療ものだが、とても読みやすい!
"命"の現場で働く外科医の姿がリアル。

三十歳、医師六年目の雨野隆治は難しい手術を任されるようになり、次第に自信もついてきた。緊急入院した高齢女性の上田さんと下澤さん。身寄りはなく手術を拒否する上田さんに対し、最後は静かに寄り添う選択をした隆治だが、看取りはさぞかし辛かっただろうと思う。赤子を死なせ贖罪の日々を過ごした上田さんの人生を考えると切なくなった。

恋人のはるかと別れ、開腹手術で大きなミスを犯してしまった隆治は実家のある鹿児島に墓参りに行く。兄が死に父が死んだ。一人暮らしの母のシマ唄を聴き、「いつ帰ってきてもいいんだから」と呟く母の言葉に心動かされる。

外科医をやめてしまうか?
みんな泣きそうな顔して執刀している!
俺はどうする…

この小説にはもう一つの物語がある。
最後まで生きようとした末期の胃癌患者、向日葵と向き合う姿も描かれている。目次の裏に「HYに」と書かれてあるのを見つけ、葵が生き抜いた証がここにあると感じた。 

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2023年11月25日

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どんどん成長する雨ちゃん先生。それでも救えない命がこんなにたくさんあるんだなと現役のお医者さんたちに思いを馳せながら読んだ。

ガンの治療はとてもツラいと聞く。治療なのにツラいなんて残酷だよね。完治するかどうかも定かじゃない。そんな生活の中で戦う人たちがいることに胸が締め付けられる。

苦しんでいる人の痛みを人類全員で分けたらなんとかならなものなのかな…とか、ファンタジーな思いつきしか出てこない。自分がもしガンになったら……

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2023年11月17日

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第1巻から読んでいるので、登場人物にも描かれる環境にも馴染んできている。それだけに、主人公や後輩医師の成長は嬉しい一方、前巻から登場する若い患者の死や主人公の彼女との別れはひときわ悲しい思いがする。人生ままならぬことが多い。

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2023年09月13日

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主人公の成長を見守りたくなる。
命を預かる立場で、失敗はつきものなんて考え方をしたらダメなのかもしれないけど、失敗を重く受け止めすぎるのも自分を潰す原因になるのかもしれない。
まだまだ隆治は成長できるはずだと思わされた。

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2023年08月30日

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手術に慣れてきた頃の危うさ、知識や経験を積んできたからこその患者の予後予測の正確な読みで親しい人の病状が分かってしまう辛さがにじみ出ています。
助けることを仕事としているからこそ、死に直面している患者の思いを聞き、治療しないで死なせて良いのか、という色々な死に対する考え方に心が揺れ、葛藤を抱えるのも、このくらいの時期にあるものなのでしょうか。
いろんな生き方とともに、いろんな死に方(どういう風に命を終えるか)という問題。これからの
医療従事者は患者の背景や気持ちを汲み取りながら向き合う必要があると思いました。

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2023年01月12日

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雨野隆治、30歳。研修医時代から見てきたから、成長したねーと、感慨深い。
5年も付き合ったはるかと別れてしまった。誕生日も忘れ、連絡も2ヶ月ぶり、とか…。ちょっと、ありえな~い。
で、けんか別れしても、また2ヶ月連絡なし。電車で姿を見たと思ったら、別の女性と一緒…。そりゃそうなるか。
でも、はるかの「自分の人生と患者さんとどっちが大事なの?」の発言もちょっとなーと思ったけど、まぁ、5年も付き合っているのに雨野から好きな気持ちを感じられない、なんて不安を通り越して、怒りだよね。
今回も多くの死を見つめてきた雨野だけど、これからも死に慣れず頑張ってほしい。

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2023年01月05日

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「泣くな研修医」シリーズ第四弾。遂に今年4月の新刊に追いついてしまった。今回冒頭、「HYに」と献辞の言葉があるのに気がついた。これは誰に捧げられた本なのだろうか?

終わる直前まで、HYは研修医が終わり外科医となって4年目の、余命告知も満足にできない、恋人の愛し方もわからない、時に大きな施術ミスをしてしまう新人外科医雨野隆治のことだと思っていた。3巻目までは、どうやらレジェンド級の医師らしい著者の若い頃の小説化だと思っていたが、4巻目の雨野があまりにも酷いので、HYとは著者の知り合いの外科医のことで、彼に何かのメッセージを与えたくて書いるのだと思っていた。

雨野隆治。充分真面目で誠実だ。
彼ほどじゃないけど、
私も若いころ、果たしてそう自負していた。
だけど、今だから雨野に言える。
君は充分傲慢で偏見に満ちている。

ところが、4巻目の最終章で、前巻一緒に富士山登山をした若い末期癌患者の葵さんが亡くなってしまう。ミラクルは起きなかった。けれども、雨野に一生忘れられない経験を遺す。HYとは彼女のことなのかもしれない。思うに、未だ生きている人に著作は捧げられない。葵さんは、最後の最後まで前向きで明るさを失わなかった。でも雨野は医師だから、その進行度は僅かな言葉で予測がつく。その数年の交流が、現在「自分の一部として(著者に)同化している」のだろう。

雨野隆治、30歳。医者6年目。 
人の死になんて、慣れない。

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2022年12月07日

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シリーズ4作目、隆治は医者6年目。
お医者さんの心境というか、それなりに中堅になってきても人間が死んでしまうことに慣れることはないのだないうことが分かり、自分と同じように仕事で迷ったり悩んだりするのだなと思った。
どうしても実際病院でお医者さんに対峙すると、万能の人という感じがして、今ひとつ同じ人間とは思えないのだけど…笑 実情は違うんだな。

自分のプライベートを投げ打って、患者の命を守っていることに感謝と尊敬の気持ち。

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2022年11月23日

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外科医雨野隆治は30歳。医者6年目。経験を積みだいぶ手術には慣れてきたものの、人の死には慣れない心優しき若者。葵という22歳の癌患者との付き合いを通して外科医の在り方を考え成長していくさまに感動。
2年後輩の凛子の存在がとってもいい。

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2022年11月03日

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ネタバレ

お嬢様医師の凛子や葵に振り回されながら、日々格闘する主人公の姿がおもしろい。
合併症を引き起こし、傷心の中帰省し、母の言葉に救われる姿に、仕事で失敗して故郷に帰省した昔の自分の姿を思い出した。

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2022年10月20日

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シリーズ四作目。
ずいぶんと成長した雨野先生だけど、まだまだ先は長い。
現役外科医の先生が書いているだけあってリアリティがすごい。あぁ、外科の先生ってこういうふうに考えてるんだってよくわかった。本当に大変な仕事なんだな。頭が下がります。

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2022年09月26日

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泣くな研修医シリーズ第四弾。
現役外科医である中山先生が執筆されている事もあり、医師の悩み、苦悩が、物凄い迫力で伝わってきます。
癌患者であり、患者と医師を越えての関係であった向日葵との日々、その別れ、死とは、わかっていても、数多くの死と接していても、切なく、悲しく、決して慣れることはないのだという事を感じさせます。

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2022年08月26日

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ネタバレ

シリーズを通してアメちゃんが成長して行く姿がとてもよかった。
辛いシーンも多かったが、それでも前を向くアメちゃんがかっこよかった。

ただ私ははるちゃんも好きだった…

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2022年08月08日

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牛ノ町病院の外科医・雨野隆治。
担当患者も増え、大きな手術も任せてもらえるようになった、外科医6年目、30歳。

大腸癌患者の開腹手術を行なった隆治。
患者は、結紮が甘く、術後、出血…
医療事故だった。
岩井から、『もう執刀はさせられない』と、手術から外されることに。
『やめようか、外科医』…

者は大変だ、ちょっとしたミスが患者の生命に関わる、そのプレッシャーを受けながらの長時間労働。肉体的、精神的に強くなければやっていけない。

はるかとは…
ちょっとあっさりすぎるのでは⁇
また、復活するのか⁇
もしかして凛子と⁇
それとも看護師・吉川さんと⁇
恋愛に関しては奥手すぎる、隆治。
これからどうなっていくのか…

患者に対して、真摯に向き合う隆治。
そんな隆治の成長が楽しみだ。
決して、『神の手』と呼ばれるような天才外科医になるようなイメージはできないが。



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2023年08月19日

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4作目の葵の闘病を通して、死にゆく残された時間を絶望的と捉えていた雨野が、まだ生きている、会えて良かったという想いに気づいた。

いつも自分の考えや感情に触れるばかりで、相手の想いに気づき寄り添うことのなかった雨野が、帰省した時の母との時間や、葵の電話で同じ時間を感じ、空気を感じ、相手の想いを傾聴していた点で人としての成長も感じられる話だった。

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2023年04月15日

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ネタバレ

医療ものが好きで読んでいる、シリーズの4冊目です。

前巻を読んでから時間が経ってしまい、内容がうっすらとしか思い出せず…

この一冊については、可もなく不可もなく…よくある研修医あるあるなストーリーかなと思います。

ドラマとしては読みやすいです。

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2023年02月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は少し暗めな内容。
アメちゃん、6年目で自信もついてきたところに、結紮からの出血のミスをおこしてしまう。
外科医として続けていかれるか、悩み実家に顔を出す。

ひとつのミスで外科医を辞めていたらお医者さんいなくなっちゃうのではないか

また続編がありそうな予感。

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2023年01月25日

Posted by ブクログ

救急外来で担当した二人の大腸癌の老婆。一人は、自ら生きるための治療を拒否。もう一人は複雑な家庭環境によるネグレクトから死に至る。看取る患者の人生にまで立ち入らざるを得ない医師は辛い。恋人はるかとの行き違いの末に、葵と一緒にいるところを見られて失恋に至る。相変わらず不器用な隆治。そして手術時の結紮ミスによる医療事故と続き、タイトルにある外科医を続けるかどうかという岐路に……思ったよりすんなり乗り越えた先の、葵の死。帯ほどの危機感は感じられなかった。次は一回り成長した隆治を見られるのかな?

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2022年09月02日

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