感情タグBEST3
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救急に関連する職業のため、興味があって手に取ったが、さすが医者が書いてるだけあってリアルでわかりやすかった!
新人研修医という立場から、理想と現実の狭間で揺れ動く感情に、ものすごく引っ張られた。
私達の感じる医者という理想の姿と、そうは言ってもそれだけでは成り立たない、捨てるところは捨てなきゃいけない現実と、、、。
特に隆治と同期の研修医の川村とのやりとりが、まさに医者が感じるジレンマなんじゃないかなぁ。
どちらもわかるし、どちらも大切。
そして、それをうまく残している岩井先生みたいなドクターが増えるといいなぁー。
最後は休憩中だったけど涙うるうるしながら読み、すぐに調べて続編を予約してしまった!
この本の最後の解説に、作者の人柄がわかる内容が書かれているので、ぜひそこも読んで欲しい!!
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同僚のおすすめ本
手術のところはリアルすぎて少し気分が悪くなるほど(良い意味で)
泣かせにくる話は好きじゃないけど、これは泣かせに来るというより主人公にシンクロして一緒に一喜一憂して、涙してしまった。最後の章は何度も読み返しました。
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なんだろう?すごい臨場感なんだけど、まるでその場に居合わせているかのようなと言うより、やたらと親近感が湧く医療系ドラマ。
研修医という目線のせいだけではないと思う。学歴では遠い人だし。なんというか、迷い方が人間臭い。近い。そうそう!なんてひざを打ちたくなるような場面がいくつもあった。
とはいえ毎日職場で寝泊まりなんて真似できない。
実直な主人公なだけに命に関わる場面での葛藤や反省が、より切実に映る。1人の医師の成長過程におけるやりとりひとつひとつが胸をしめつける。ああ、そう。読んでて苦しいんだ。
苦しいというと『ブラックジャックによろしく』という漫画を思い出す。そこまで刺激的でなくとも、もの静かに語りかけてくる感じがした。
治らないと分かっている患者に向かって「大丈夫ですよ」と声をかけるか否か戸惑う場面。看護師の腹のすわり方もすごい。
─でもね、優しい嘘を言った人には大変な重荷がのしかかることになるの。嘘をついた相手をぜんぶ受け止められるような覚悟がなければ、そして、嘘つきとなじられても笑顔で謝れるような気持ちがなければ、優しい嘘はついてはいけないの。
─僕にはそんな覚悟がなかった。
─大丈夫よ。言ってしまってからでも、それから腹を決めればばいいのよ。
研修医は薄給で超過勤務で大変です!という話ではなかった。ひたむき、という言葉がこれほどぴったりな主人公もおるまいよ。勇者のレベルアップに寄り添う物語だった。がんばろう!ってなる。
Audibleでシリーズ4作、最新刊は6巻までリリースされているのでこの先も楽しみ!
匿名
分かり過ぎて泣けた
来年卒業予定の医学部生です。
分かり過ぎて泣けました。
やっぱりお医者さんは大変です。
医者になるまでにいっぱい勉強しなきゃいけないのはもちろん、
医者になってからも責任は増えるばかり、主人公も現場で色々なことを体験したことと思います。
でも、大変なだけじゃなくて、目まぐるしい業務の中にも小さな感動ってあるものです。
自分も医者になったら雨野先生みたいな、心優しい医者になりたい。
患者のためにいっぱい悩んで考えて、少し不器用に見えるかもしれないけど、そんな医者になりたいです。
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シリーズ(4)(5)を読んだ後、(1)に戻った。
新米医師のリアルな日常と心情が描かれていて心揺さぶられる一冊。
25歳、研修医になったばかりの隆治は、
上司の外科医、佐藤玲の指導を受けながら、不慣れな外科診察をこなしていく。
採血の度に汗だくになり、小児の緊急オペ後に失神したりと情けない思いを繰り返しながらも、「早く一人前の医師になりたい」と患者に向き合う姿に好感が持てた。
「白衣を着た自分が病院の救急外来に立ち、ナースと共に救急車を出迎える」
夢のような光景の中に今、自分がいることに一瞬恍惚とする隆治も、運ばれてきた患者を前に戸惑う隆治も人間らしくて好きだ。ベテランの看護師が彼をうまくリードする場面にクスリとさせられた。
研修医になって数ヶ月、がんの告知、死の宣告、死亡確認と辛い経験が続く中、オペ後の状態を見守り続け、やっと回復に向かった拓磨くんの存在が隆治の心を明るくする終わり方で良かった。
医療専門用語が沢山出てくるわりに読み易いし、上司と研修医、看護師らの関わり方も良くわかる。医師や看護師の過労死問題、患者のコンビニ受診にも触れてあり、現場に携わる人でなければ分からないことを知ることができた。
この作品にはエピローグがなくてはならないものだと思う。市原真氏の「解説」から作者、中山祐次郎氏の人となりも知ることができた。「人の命」をずっと見据えてきた医師だからこそ書けた作品だと思うし、シリーズを重ねるたびに多くの人に読まれていることにも納得できた。隆治がどのように成長していくのか、これからもずっと追いかけていきたい。
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現役外科医が描くリアルな医療現場と研修医の感情。
主人公の研修医の人間臭い感情の数々や、同じ病院で勤務する医師、看護師、研修医それぞれの立場や考え方に非常に心揺さぶられた。
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テレビで見て有名なのかなっと思って読んでみました!
読む前は専門用語が出てくるんじゃないかなっと思っていたのですが、少し出てくるけどその度にかっこがついていて意味が書いてあるのですぐに本に馴染むことが出来ました!気づいたらあっという間に読み進められる本です!
そしてこの本はとても命のことや医者になることの辛さも書いてありそれがとても伝わってきました!
そんな中でやっぱりやりがいもあるようなお仕事というのがわかりました!
命の重みや仕事の辛さとやりがいさに気づきたい人におすすめです♪
共感
医療とはまったく関係のない仕事をしていますが、新人の頃の焦燥感や疎外感はどの業界でも同じなんだと共感しました。
成長の中で過去と向き合う勇気を持ち、家族と話し合いをした場面は涙が止まりませんでした。
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感想
医師免許はあるが、分からない、出来ないことが多い。ひたむきで真面目な隆治が奮闘する姿が眩しく写る。
あらすじ
鹿児島の大学を卒業して、東京の下町の病院に就職した雨野隆治は研修医として働いている。病院に少し慣れた頃に交通事故で腸が飛び出した5歳の子供の手術に立ち会う。隆治は、特に出来ることはないが、ICUにいる子供の状態を観察するため、足繁くICUに通う。
自分と同い年のガン患者を受け持ち、初めて看取る。5歳の子供の患者の腸が機能せず再手術を見据えるが、オナラが出たことにより腸の活動がみとめられ、再手術を回避する。
その後休みをもらった隆治は実家に帰省し、兄が亡くなった状況について両親に話を聞く。
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大学を卒業した新人研修医の奮闘と成長の物語です。
主人公は鹿児島出身で就職を機に東京へ出てきた新人の外科の研修医。病院の中では毎日先輩や上の先生についていくのに必死で、何をどうしたらいいのかもわからない、どうしたら怒られないのかもわからない、何がわかっていないのかもわからない、というわからないだらけの日々を手探りで過ごしている彼は、患者や職場の人との関わりの中で少しずつ何かを掴んでいく。
私は、医療関係の職場に勤めていますが、研修医の先生がこんなにも何もわからない状態のところで踏ん張っているとは思わず、この主人公の心中はどれほどの恐怖と戦っているのだろうかと読んでいるだけで怖くなりました。自分のミス一つで、誰かが死んでしまうかもしれない。それはどれほどのプレッシャーであることか。
学生の時とは違って、誰も懇切丁寧には教えてくれない。先輩たちは忙しそうで、簡単に答えを訊くこともできない。自分がやっていることが正しいのかもわからない。それでも患者はやってくるし、患者にとっては研修医もベテラン医も『医者』に変わりない。そんな中を様々な葛藤を抱えながらもがき進んでいる主人公の姿が、ありありと目に浮かぶようでした。
専門用語は多かったですが、丁寧な描写と状況説明でさらりと読み進めていくことができました。特に心理描写はとても細やかで、主人公と一緒になって苦しくなったり、涙ぐんだりしながら物語の中に入り込んでいけました。誰かの『おなら』をこんなにも喜ぶことがあるなんて思いませんでした。
家族とのわだかまりもほぐすことができて、とてもよくまとまった一冊だと感じます。
こちらはシリーズで何冊か出ているようなので、これから彼がどんな風に成長していくのかが楽しみです。
少しずつ泣かなくなってきた研修医の彼のこの先を、またゆっくり追いかけていきたいと思います。
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泣くな研修医の一作目。
まあよく有りそうな設定だけど、やっぱり釣られて泣いてしまいます。
最後の章がとても良い。
二作目も読みたくなりました。
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自分が研修医として働けるのか不安になった。患者へ親身なるだけではダメで、ちゃんと専門的な知識を身につけていく必要があるなって痛感した。上級医に色々言われたらやめたくなりそう。
虫垂の手術開腹してたけど実際だと腹腔鏡なんじゃないかな。
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改めて医師ってすごい仕事だなと感じた。人の生き死にに直接関わることを自分で判断していく重圧ってどれほどなんだろう。医大に入るだけでもすごいのに。
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医療系のドラマにハマって、本にも手を出してみようと思って手に取った1冊。
研修医というまだ未熟な時期の、だめだめな感じがリアルで応援したくなる。笑
ドラマと違って、医療現場の現実が描かれている感じかなと思った。(ちょっと非現実的じゃないかと思う表現もあったけど笑)
読みやすかったし、シリーズ物だからこれからまた面白くなってくるのかな?
ほかの巻も読みたい。
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頑張る研修医くんの日々が綴られていく。特別優秀なわけでなく、葛藤しながらも頑張る姿は変に出来すぎた話という感じがなくてリアリティがある。私自身が医師ではないのでほんとのリアルは知らないけれど。続編を読むのが楽しみ。
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外科医となるべく研修医として働いている雨ちゃん。1年目の思考がリアルに感じられて、手術の描写もリアル。
神様のカルテが大好きな本だったのでこれからが楽しみ。
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医療系の小説でこんなにのめり込んだのは始めてです。リアルで臨場感たっぷり、それでいて読みやすい文章( ᵕᴗᵕ )*・
主人公の成長をいつの間にか応援してしまいます。
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人の命は重い。
命を扱う現場はこんなにも緊迫していて、ひとつひとつの状況に感情を動かされるのかと思った。
治療の選択は、先生の数だけ考え方があるよね。
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時に苦しく残酷であり、時に優しく感動的な、命を扱う医師の現場がリアルに描かれている。主人公はまだ経験のないまっさらな研修医。日々直面する事件にに狼狽え、悩み、正面からぶつかっていく姿に、少しのもどかしさを感じながら、共に成長を体験していく。がんばれ!がんばろ!という気分になるお話です
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「神様のカルテ」や「ひとつむぎの手」よりも医療により焦点を当てた感じの医者物語。一つ一つの描写に臨場感があり、何かドラマを見ているような物語でした。続編もあるようなので、続きを早く読みたいと思っています。
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爽やかな本でした。看護師さんの弾性ストッキング購入の掲示の描写など、ディティールもよかったです。
ただの人と、職業としての医者の間でグラグラしている主人公を応援するような気持ちで読みました。
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外科の研修医が急患の患者などの治療にあたりながら、自分の医師としての未熟さや患者の思いがメインに描かれてます。
手術の描写は割と細かいので、苦手な人は苦手かもしれないが話自体はあっさりしてるのでサクサク読めます。
自分の周りにも医者はいますが、外科医を希望するひとは最近少ないと言ってたのがわかった
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一緒に働くチームのリーダーと思っていたけど、やはり医師の背負う重さは全く違う
あの先生もこの先生も、こんな時期を過ごして抱えて頑張っていたのかな
医療に携わる中での疑問や葛藤を思い出させてくれた
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医療系の本って、専門用語がバンバン飛び交い難しい。ってイメージがあり敬遠しがちなんですが、この本は研修医だからこその苦悩、葛藤、無力感みたいなものが書かれていて読みやすかったです。
誰にでも新人の時ありますよね。
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医療系小説はとにかく泣ける。
人の命が相手の仕事であるお医者さん、看護師さんたちには本当に尊敬しかない。
研修医という右も左も分からない状況で苦悩する主人公だが、その主人公の優しい言動に心打たれる。
あと「神様のカルテ」同様、著者が多忙なお医者さんということを知ってなおさら尊敬する。
Posted by ブクログ
幼い頃兄を亡くした隆治は東京の下町にある総合病院で外科の研修医となった。日々様々な病の患者を診て、何もできない自分に落ち込みながらも少しずつ成長していく。
回復を望めない患者もいるという厳しい現実、それでも頑張って医師としての道を歩む隆治に好感が持てる。
これからどんな医師になるのか、続編も読みたい。
Posted by ブクログ
まじめ!な性格の研修医が先輩医師や患者さんとの病院でのやりとりをリアルな感じで描いている
ドラマなんかによくある天才新人なんかじゃなく、真面目だけどまだ医師として自信もなく、でも目指す目標もしっかりあるので日々努力して頑張っている
そんな主人公を応援したくなるようなお話です
そしてやはり医療もの
泣けます
研修医と同じ年齢のガン患者の話は泣けたなぁ
Posted by ブクログ
研修医1年目・雨野隆治、25歳。
何もわからず、何もできず。
上司、先輩からは怒られるばかり。
朝から晩まで病院で、家に帰ることもままならない。
からだも大変だが、いのちを預かるという立場から、精神的なプレッシャーも大変なものだろう…
自分の無力さを思い知る、隆治。
いのちの大切さに向き合っていく。
本当に頼りない、研修医・隆治。
が、真面目に一生懸命に取り組む姿勢、患者に真摯に向き合う姿勢には好感が持てる。
どう医師として、どう成長していくのか、楽しみだ。
Posted by ブクログ
手術シーンで血の気が引き、失神しそうになった。
実際に自分が痛い思いをした訳でも、血を見た訳でもないのに。もはや才能というかお家芸になってきた。
オデッセイ見た時と一緒。
これ‥読めるのか‥?と思ったけど、手術シーンは斜め読みして何とか最後まで読み切った‥!
読み切りたい!と思える面白さ。