美しい男娼たちが暮らす楽園のような島で、危うい魅力を持つ男娼の世話をするくたびれた色気漂うバツイチの男、そして夜な夜な繰り広げられる快楽の宴――私はこの島を吹き渡る風になって、ありとあらゆるカップルを見守りたい……!
とにかく、座裏屋蘭丸先生が描き出す“シャングリラ”が美しすぎて、上質な写真集や映画を見ているかのような幸せ感が味わえます。つらい設定が登場しがちな娼館ものですが、悲壮な雰囲気を感じないのも推せるポイントです。
そんな楽園において、暗い過去を匂わせるフィーは異色の存在。普段は他の男娼とじゃれ合い、快楽を謳歌していますが、客に暴力をふるい凶暴な一面を見せることも。そんな危うい男・フィーと、無表情の裏側に情熱を隠し持つノンケ・アポロのカップリングが、どこまでも正反対なのに「この2人は結ばれるしかない」という運命感に満ちていて尊い……。普通に暮らしていたら交わるはずのない2人なのに、なぜかいつか彼らは愛し合うに違いないと「分かる」んです(真顔)。
特に、性愛に一切興味がなさそうなアポロが、フィーの髪を洗ってあげるのが上手かったり、ベッドに潜り込んできたフィーを無意識に抱き寄せちゃったりと、無自覚な女性慣れを見せちゃう感じが、いかにもノンケでたまらんです。男娼たちがキャッキャしちゃうのにも共感しかありません。「朴念仁ノンケ×魔性の男娼」という字面だけで白飯3杯は食べられますよね!
フィーを脅かす過去の罪、アポロが抱える空虚、そしてシャングリラに忍び寄る危機――様々な謎やドラマを孕みながら物語は進んでいきます。高いストーリー性と読み応えを求める人に読んでほしい作品です!
感情タグBEST3
まだまだ…
300ページ超のボリュームですが、絵が美しく繊細で、コマ割りや切り取り方でも空気感や湿度まで感じて、グイグイ引き込まれていくので、ひと息で読んでしまいました。
お話はまだまだこれから、という感じですが、2人の心境の変化が凄く丁寧に描かれていて、関係性が一気に変化しました。
まだ謎が隠されていそうだし、不穏な空気が漂っているのですが、、アポロは誠実な男だし…きっとハッピーエンドになると信じて…気長に待ちます。
めっちゃ気になるとこで終わった…泣
しかし2人共男らしくてガッチリで本当綺麗。褐色受け最高だー
尊すぎる
すべてが尊い…。
何なのこのお互いがお互いを大切に思ってるのに
単純に言い出せなくてモダモダする空間最高すぎる…。その上描写がこの上なく美しくてずっと見ていたくなる。表紙のフィーが最高に綺麗。
次から波乱の予感がしなくもないが、とにかく楽しみに待っています。2人とも幸せになってほしいな。
はあ。。
ため息がでます。美しくて。😢
あっっというまに読み終えてポッカリ
穴が空いた感じです。。。
ハッピーエンドを期待します!
匿名
最高
どハマりしました。
完全に作者買いです。
もうほんとこの作者さんの絵と話の深さが最高に好きです!
美しさに胸を鷲掴みされます。
何回も読み返してしまいます。
匿名
もはや映画のワンシーン
今巻はとくに、映画を観ているような、とても感傷的な気分になりました。
読んでいると、もはやBLという領域にとどまらず、なんというか、美術作品のようだなぁとうっとりしたため息が出てしまいます。
登場人物の細やかな表情から、読者の想像力をかき立ててくれる作品です。
今回も美しくてせつなくて良かった・・・!!!
確かめ合ってはいないけど、フィーとアポロの想いが同じだからこそ こうなったんだろうと思います。
フィーを嗅ぎ回る輩は気になりますが、フィーとアポロには幸せになって欲しい!
匿名
先生ありがとう!
待望の3巻だったのでとても嬉しいです。
アポロがかっこいいのは勿論なのですが、やはりフィーの魅力!可愛さ!半端じゃないです。
お互いの気持ちに気づいてきためっちゃ良いシーンで最高でした!
匿名
紙でも持っていますが、すぐにいつでも読みたいと思って電子も買いました!
これから一体どうなるんでしょうか....ついに自分の気持ちを自覚した二人の心情描写がとても良かったです。
二人がくっつくならシャングリラを離れるんだろうし、それは寂しいけど、とにかく二人が幸せになってほしいです。
1冊まるごと全部せつない、全部苦しい…
お互い自分の気持ちをわかっているようで踏み込めないやるせなさなようなものがあって読んでいてこちらまでしんどかったです
2人の今後がどうなってしまうのか…次巻がとても気になります!!
匿名
少しずつ変わっていく
こんな氷の塊溶けそうにない!って思っていても穏やかな日光で少しずつ融解していく様子を感じます。
フィーとアポロの距離が小さくなるほど、何かが壊れるようなヒリつきも感じさせます。
ハッピーエンドが想像できない!
匿名
はぁー
美しい男娼たちとストーリーに惹き込まれて一気に読みました。初恋のような初々しさ、可愛さ、切なさが…もうドキドキが止まりません!サスペンス要素もあって、どんな展開になるのか、とても気になります。
惹かれていく二人
作画の美しさ、高級感にため息が出ます。
今回、半額クーポンが当たって嬉しくて。記念にしたくてどの書籍を購入しようか悩みました。これに決めてやはり正解。別世界へと誘ってくれました。
フィーとアポロ。どんどん惹かれていくのが辛かった。二人ともこの先には行ってはいけないとわかっているから。やはり何某かの制裁が次巻にあるような気がします。早く読みたい、けれどこのまま時を止めてあげたい気がします。
待ちに待ったシャングリラの鳥です。
刊行ペースは遅いですが、圧倒的な画力とボリュームで満足感がありました。
フィーの専属をはずれたアポロはほかの小鳥との仕事に抵抗を感じます。
フィーの未発達な感情や、アポロの重い感情が描かれる3巻でした。
凄い
いや〜
もう言葉にならないくらい美しい。
ふたりの熱がじわりじわりと高くなってきて、
こちらにもその熱が移ってきました。
続きが早く読みたくて仕方ないです。
とてもきれい
待ちに待った3巻です!話から絵から全てがキレイで、話も個人的に好きな男娼物なので楽しみにしておりました。何度でも読み返してしまっています。次巻も期待です。
絵もストーリーも
全てが良い!
続きが気になるし、きっとハピエンだと思いたいし…。そして何より絵が美しい。美形で色気があって素晴らしいと思います。
やっと一歩
三巻では、アポロが無自覚だったところから、徐々に自覚し始めるという過程が丁寧に描かれており、内容的にもページ数的にも、とても読みごたえがありました。特に最後は今後の二人の展開が気になる終わり方で、四巻の発売が待ち遠しいです!!!
匿名
きっ気になる!!
何という終わり方、、、どうなるのこれ?
2人ともねえ?いやほんとに。もうね。気持ちは止められるもんじゃありませんから!!でもでも!!問題山積みよ‼︎頑張れ!
匿名
続きが気になる
絵もストーリーもキャラクターも素晴らしい!!
もどかしい2人の恋の行方も気になるけど、
オーナーや同僚たち、常連客の性格も良くて好きだからスピンオフも読んでみたいです!
とにかく買って良かった!大満足です!!
美!!
先生の作品は何と言っても細部まで全て美しい…
そして私が大の苦手とする「受けが女顔」みたいな絵は絶対に描かない。
座裏屋先生の作品を読んでしまうと他の作者様でも画力の高い作品のみ探して読むようなりました。今は続きが気になってツラい…
最高すぎる
もう読み終わった後の満足感、充実感、高揚感
続きが早く見たいです!
気持ちの少しづつの変化とか伝わってきて
不穏な気持ちがずっとあるにも関わらず
そこがまたドキドキしてたまらない
何度声出して身悶えたか。。
BLが好きな人にはぜひ読んでほしい
教科書にしたい作品
切ない!!
お互いがお互いを必要とわかってもどうしたらいいのか。
続きが気になってもだえます。
絶対幸せにしてあげてください。
匿名
待ちに待った3巻でした🥹💓ページ数も300ページ越えでとても読み応えがあり大満足です!
アポロのフィーに対する気持ちの変化に嬉しい気持ちと同時に、フィーの過去とこれからが気になるところで終わってしまい早く続きが読みたいです🥹
匿名
写真は
つけねらってたやつの正体は分かった。
けど写真はどうなのかは分からないまま。
二人は教育係と専属という関係を解消となって、
徐々に気持ちが変わり始める、というか顕になってきて、
ふたりの想いが強くて、そのせいかどんどん、
この先に不穏な展開しかないんじゃないかと考えてしまって、
不安定な場所に立ってる二人が幸せになるように、
どうかどうか、
Posted by ブクログ
リゾート地にある楽園のようなゲイ専用高級男娼館「シャングリラ」で出会った男たちのお話。待ちに待った3巻。待たされただけあってむちゃくちゃ分厚くて感無量だった。アポロとフィーのもどかしくもエロティックな関係がますます切なさを増して目が離せない。
近ごろ氾濫するエロ本まがいのBL漫画と違い、心の機微を丁寧に描いていてドラマとしての質も高い作品だ。背景にしっかり描写された熱帯植物や夕暮れの空が、2人の心の揺れや、若い心が自然と感じるであろう水々しい希望の感じまで、海の匂いと共に、こちらに伝えてくれる。本来BLとはこれくらい繊細なものだったのではなかろうか。
あと、非常に充実した福利厚生のあるセックスワーク現場が舞台のため、セックスワークについてもあれこれ考えさせられる。セックスワーク・イズ・ワークが問題なのは、現実が「絶対に」こうはならないからだ。
そもそも、たとえ本作のように、セックスワーカーたちが大切にされ、ケア担当者がつけられたとしても、本来ならばもっともプライベートであるべき行為を強制されるという仕事の過酷さに違いはない。
フィーが客の老人とベッドを共にしているコマには冷や水をかけられたような気がしたし、アポロとの関係が深まれば当然仕事自体が問題になってくる。完璧な福利厚生付きのセックスワークが本当に理想郷たりえるのかという、その辺りの難しさもただよってくる3巻だった。
とは言え、相変わらず、読んでいるだけでリゾート気分にひたれる漫画だった。漫画本はもっぱら電子派だが、このシリーズだけは絶対に紙の本を買う。