感情タグBEST3
バーチャル
今回はリアルとバーチャルのお話。肉体という枷を取り払い、バーチャルへ移行したクーパ博士。Wシリーズの脳だけ残してバーチャルの村に住む話を思い出した。クーパ博士はどうやら脳さえ廃棄して、人格を移したのではないかということだが。人間はいつか肉体が駄目になったら、脳だけでも充分に社会活動できるようになるのか。面白い。
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この世界観にだいぶ馴染んだつもりだったが、まだまだだった!想像の範囲を越えすぎてニヤつくしかできない自分。違う意味でグアトとロジにもニヤニヤ。
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『結局、あらゆる問題は、地球なのか、それとも僕個人なのか、というサイズの違い、焦点距離の違いに帰着するようだ。あまりにも、両者の差が大きすぎる。これを切り換えるとき、誰でも軽い目眩に襲われ、とりあえず今日は眠ろう、と目を瞑るのである。』
「影ができるのは、光が当たっているからだ。」
「思いついたときに、貴方は納得するはず。正解とは、自身が納得できる仮説のことですから」
『この世で最も大事なもの、価値のあるものは、生命だと思い込んでいた。
なんとなく、そう信じていた。それは、僕が生きているからだ。
たまたま生きているからにすぎない。
そうではなかった。
生命ではなく、存在なのだ。
存在こそが、最も重要な、この世界を形成するユニットであり、基本だ。』
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国家反逆罪の被疑者であるキャサリン・クーパ博士と彼女の下を訪れていた検事局の八人が、忽然と姿を消した。博士は先天的な疾患のため研究所に作られた無菌ドームから出ることができず、研究所は、人工知能の完璧名セキュリティ下に置かれていた。
消えた九人の謎を探るグアトは、博士が無菌ドーム内で出産し、閉じた世界で母子だけで暮らしていたという情報を得るのだか。
(あらすじより)
はい!いいね!
最後がとてもいい!
それだけで満足w
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シリーズも抽象的な話が増えてきて、そろそろ宗教書か哲学書になりそうな勢い。
これはSFミステリィか、哲学ミステリィか。
いや、ただのラブコメなのかもしれない。うん、素敵なSFラブコメではありました。
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国家反逆罪の被疑者キャサリン・クーパ博士と彼女の研究所に訪れていた検事局の8人が忽然と姿を消した。グアトたちはドイツ情報局の協力依頼に応じて、消えた9人の謎を探っていく。
WWシリーズ3作目。
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国家反逆罪の被疑者であるキャサリン・クーパ博士と彼女の元を訪れていた検事局の八人が、忽然と姿を消した。博士は先天的な疾患のため研究所に作られた無菌ドームから出ることができず、研究所は、人工知能による完璧なセキュリティ下に置かれていた。
消えた九人の謎を探るグアトは、博士は無菌ドーム内で出産し、閉じた世界に母子だけで暮らしていたという情報を得るのだが。
「講談社BOOK倶楽部」内容紹介より
「電子世界」のことを考えながら「存在」を考える.
森先生の世界観を通して、電子世界がどんどん身近な存在として迫ってきている感じがする.リアルとヴァーチャルは融合しうるのかなぁ.まぁ、認識の問題か.「存在」の定義をもっと広く考えないと混乱するな.混乱?誰が?どこで?てなるな.
リアルもヴァーチャルもどっちも結局閉じた領域にいるんだな.マトリョーシカをどんどん外に大きくしていく感じなんだな.
アイビス・チップ=ミチル、もしくはミチルの一部なのかな?
難しいなぁ.面白いなぁ.
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wwシリーズの第三弾。
もう、ここまでwシリーズの続編だとwシリーズのままでよかったんじゃないかと思うw。
本書の論点もバーチャルリアリティーと現実世界との違いのお話。
僕は思うけど、老化が進んで自分の身体が動かなくなってしまったら、自分の肉体を放棄してバーチャル世界で生きていくってものありなんじゃないかな。
バーチャルのなかでいつまで生きるのか?っていう疑問はあるけどね。
でも現実の方がいいのか?。悩ましい。
Posted by ブクログ
WWシリーズ第3弾
Wシリーズからは13作目に当たる作品となる
人間が死ななくなった代わりに、産めなくなった世界
先天的な疾患を持つ科学者である、キャサリン・クーパは
大規模な個人研究所の中にある、無菌ドーム内で出産し
子供と2人だけで暮らしていた
彼女は、国家反逆罪の被疑者として
裁判所から派遣されていた、検事局の8人と共に
ある日、忽然と姿を消した
ドイツの片田舎で、楽器職人としてのんびりした日々を送っていたグアトと
日本の情報局員を、半分休職しながら
グアトと共に、生活を共にしているロジ
ドイツ情報局からの依頼で
キャサリン出産の謎と、姿を消した8人の行方を調査するコトになる
物語序盤から、「すべてはFになる」を思わせるような展開が繰り広げられて
翻弄されながらも、ワクワクが止まらない
果たして、どこに着地するのか
全く想像できない感じ
結果…
おぉぉー
時代設定が、200年後なだけあって
若干の雑感は否めないけど…笑
なかなか凄いとことに落ちたなぁー
ミステリーの感想文って
ネタバレしないようにだから
難しいねー(^-^;
森博嗣信者である私にとって
シリーズ作品は、ホントありがたいんだけど
当たり外れもあったりするから
悩ましいトコではある
が、しかし
どの作品にも、名言が隠されてるからやめられない
今回も印象に残った名言を2つ
「言葉には、それを発する者それぞれの真実が包まれている
人は人を信じるか、あるいは信じないか、その識別ののちに言葉を解釈する」
「正解とは、自分が納得できる仮説である」
「言葉」については、常日頃から
いろいろと思うところがあって
センサー張りまくってるところに、この名言
やはり、私にとっての森博嗣は神だ 笑
#キャサリンはどのように子供を産んだのか
#森博嗣
#WWWシリーズ
#講談社タイガ
#名言
#言葉の力
#読書好き
Posted by ブクログ
ああ、すべてがFになるに繋がるのか?~人類が人工細胞を入れた故に自己増殖できなくなった世界で、イギリス出身の無菌室でしか生きられない女性科学者がドイツの自分の研究所で子どもを産んだらしい。その技術が外部に漏出して、国家反逆罪に問われ、検察官ら7名が研究所を訪れて、キャサリン・クーパ博士と5歳の娘、裁判関係者が忽然と姿を消し、ドイツの情報機関から日本の情報機関を通して楽器職人になったグアトに調査が依頼された。ロジとセリンと出掛けた先で、接触してきたのは研究所のAIであるゾフィだった。意味深な映像を見せられたグアトは、その後に現れたキャサリンのロボットによって自宅を襲撃され、真賀田博士に邪魔するのは止めてくれるように伝言が託される。ロボットは攻撃を仕掛けたのではなくて、自己防衛をしただけだった。キャサリンがモデリングした美しいパターンは百年前に真賀田博士が15年掛けて既に検証済みのもので、その研究の無駄を示したかっただけの事実が判明し、キャサリンはゾフィに自分の全てを移植し、肉体を片付け、電子空間で子供を産み、永遠に生きる道を選んだのだった~まだ次があるんだね、次作は幽霊を創出したのは誰か?です
Posted by ブクログ
子供を産むっていうところを通しての実在とか存在とか、そういう話だった。現実の世の中も、ヴァーチャルとリアルが混在してきてるから、同じようなところにたどり着くのかも知れない。
Posted by ブクログ
誰も理解してくれない。
という一点のみで、
自分をこの現実に繋ぎ止めている気でいるひとって居るよね。
天才は、誰かに理解された瞬間に天才ではなくなる。
そう思っていたことがあったけれど、どうやら間違いだったんだろうな。
理解できない、ということを理解しているだけで理解したつもりになって、
実はそれは諦めているだけだと気付かない。
だからほんとうに諦めなければならないときに、
諦めることを諦めることができなくて、
諦めかたが解らなくて疲弊するのだ。
なんてこういう、言葉遊びにもならない堂々巡りが、
案外自分をシャープにしてくれたりして。
ほんとうに、誰かを理解するということは、
誰かに理解されている、という一点のみで、
自分をこのリアルに繋ぎ止めることができる、とか
それくらい奇跡的なロマンスなのだ。
Posted by ブクログ
に、似ている!(゜゜;)あの博士のあの状況に…((( ;゚Д゚)))から始まって、最後のスポーツカーで犀川先生と萌ちゃんが懐かしいわ(ノ´∀`*)と思った♪
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SF。シリーズ3作目。
作者のファンなら誰でも『すべてがFになる』を連想する事件。これだけでもテンションが上がる。
表紙とタイトルがかなり好み。
ロジとセリンは可愛すぎる。
全く表現できないが、とにかく凄いし、面白い。
Posted by ブクログ
この、じわじわ来る感じ。
わかったようなわからないような、何となく感は、ある意味ロジと一緒かも。
人工知能が、電子世界が、リアルと融合しようとか、逆に支配しようとか、あり得そうで。
そんな未来が怖い気もするが、怖いもの見たさもある。
歴史上も科学の進歩は科学者自身による実験の功績が大きい。そのぶん、命の危険は限りなく。。。
クーパ博士が自ら電子世界に融合しようと試みるのも、科学者の当然の行き着く先なんだろうか。
デミアンの特別出演、よかったなぁ。
またちょくちょく出てくるかな。
Posted by ブクログ
国家反逆罪に問われていたキャサリン・クーパー博士と彼女のもとを訪れていた検事局の八人が忽然と姿を消した。その謎を探るグアトは博士が出産していたという情報を得るが…
難しい…私の理解力では???って感じでなかなか納得できない感じです(・・;)でも、グアトとロジの掛け合いは楽しくてこのシリーズが好きです。
Posted by ブクログ
何かが分かると、また別の疑問が生まれる。考え続けることは私が見せられる誠意だ。このシリーズを読むたび「難しいが面白い」と思う。
生命の尊さは当たり前と認識していたが、それゆえに曖昧。重要なのは存在「する」か「しない」か。重みや価値はもう問わなくていいのかもしれない。
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もちろん面白いんだけど、どんどん話が難しくなってくると言うか抽象的になってきている。
前作に引き続き二人がイチャイチャ(?)していて癒し。
Posted by ブクログ
なかなか読む時間がなくて、めちゃくちゃ時間がかかった。久しぶりに密室!って感じで、真相が気になりながら読んだけど、まさかそんな結末だったとは。
電子の世界で子供を産むって発想、どうひっくり返っても自分からは出てこないから目から鱗だった。真賀田四季も久しぶりで嬉しい。ミチル、どの時代にも世界にも出てくるなあ。ロイディのこともあるし、やっぱり続きが気になる。
Posted by ブクログ
WWシリーズ第三弾。今作はだいぶ抽象的な話が多かった印象。それだけこの世界では現実と虚構が密接になっているからか。謎解きよりもグアトやマガタ博士が語ってくれるこれから先の未来の話の方が興味深い。それにしてもエピローグのペィシェンスのあの言葉はたぶん百年シリーズとの繋がりを示しているよなぁ。
Posted by ブクログ
3
WWシリーズ3弾。国家反逆罪の被疑者であるキャサリン・クーパ博士。父親がいないキャサリンの娘ミチル。ヴァーチャルで子孫を残せるプログラム。クーパ博士はスパコンゾフィと統合しミチルも含めホログラムとして存在する新たな生命?の形。人工知能やトランスファがこのプログラムを取り入れれば電子界のキリストに。新たな生命の示唆としてなかなか面白い。
ドイツのウォーカロンメーカーHIXは中国のフスに吸収された。
デミアンはドイツ情報局から外部委託されて活動。
Posted by ブクログ
WWシリーズ
Wシリーズのその先。 3作目から先に読んでしまった(汗
この2人は、あの2人よね?ってところから
最初はとまどっちゃった。
早く1作目、2作目も読まなくては
病気のために無菌のドームから出ることができない科学者が姿を消した。
しかも生殖能力を失って久しい世界なのに、子供を産んだという。
彼女たちはどこへ?どうやって出産したのか
バーチャルと現実の境目があいまいになると
こういう結末になるのかな・・・。
現実のボディに意味はなくなるのか。
わからないでもないけれど。
Posted by ブクログ
密室の研究室から人間が8人消えた事件。本格ミステリ要素があるかな、と期待したが、そこは森博嗣、この事件はあまり重要ではなかった。
自らの存在をバーチャルに移行すること、バーチャルで子供を産むこと、一体どんな意味を持つだろうか。
内容はお得意のマガタシキ上げ。
特別面白いわけではなかった。
Posted by ブクログ
今シリーズはだんだんアクションというか戦闘シーンが見どころになってきましたね。今作はミステリ的な展開も楽しめました。そろそろS&Mシリーズから読み直そうか悩み始めました。