【感想・ネタバレ】キャサリンはどのように子供を産んだのか? How Did Catherine Cooper Have a Child ?のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

ネタバレ 購入済み

バーチャル

今回はリアルとバーチャルのお話。肉体という枷を取り払い、バーチャルへ移行したクーパ博士。Wシリーズの脳だけ残してバーチャルの村に住む話を思い出した。クーパ博士はどうやら脳さえ廃棄して、人格を移したのではないかということだが。人間はいつか肉体が駄目になったら、脳だけでも充分に社会活動できるようになるのか。面白い。

#ドキドキハラハラ #深い #カッコいい

0
2022年06月19日

Posted by ブクログ

この世界観にだいぶ馴染んだつもりだったが、まだまだだった!想像の範囲を越えすぎてニヤつくしかできない自分。違う意味でグアトとロジにもニヤニヤ。

0
2020年09月26日

Posted by ブクログ

『結局、あらゆる問題は、地球なのか、それとも僕個人なのか、というサイズの違い、焦点距離の違いに帰着するようだ。あまりにも、両者の差が大きすぎる。これを切り換えるとき、誰でも軽い目眩に襲われ、とりあえず今日は眠ろう、と目を瞑るのである。』

「影ができるのは、光が当たっているからだ。」

「思いついたときに、貴方は納得するはず。正解とは、自身が納得できる仮説のことですから」

『この世で最も大事なもの、価値のあるものは、生命だと思い込んでいた。
なんとなく、そう信じていた。それは、僕が生きているからだ。
たまたま生きているからにすぎない。
そうではなかった。
生命ではなく、存在なのだ。
存在こそが、最も重要な、この世界を形成するユニットであり、基本だ。』

0
2020年03月14日

Posted by ブクログ

国家反逆罪の被疑者であるキャサリン・クーパ博士と彼女の下を訪れていた検事局の八人が、忽然と姿を消した。博士は先天的な疾患のため研究所に作られた無菌ドームから出ることができず、研究所は、人工知能の完璧名セキュリティ下に置かれていた。
消えた九人の謎を探るグアトは、博士が無菌ドーム内で出産し、閉じた世界で母子だけで暮らしていたという情報を得るのだか。
(あらすじより)

はい!いいね!
最後がとてもいい!
それだけで満足w

0
2020年03月01日

Posted by ブクログ

以前の作品では死生観を考えさせられました。
今回は生きるとは何なのかを考える事になりました。
深いですねぇ。

0
2023年03月22日

Posted by ブクログ

シリーズも抽象的な話が増えてきて、そろそろ宗教書か哲学書になりそうな勢い。
これはSFミステリィか、哲学ミステリィか。
いや、ただのラブコメなのかもしれない。うん、素敵なSFラブコメではありました。

0
2023年02月26日

Posted by ブクログ

国家反逆罪の被疑者キャサリン・クーパ博士と彼女の研究所に訪れていた検事局の8人が忽然と姿を消した。グアトたちはドイツ情報局の協力依頼に応じて、消えた9人の謎を探っていく。
WWシリーズ3作目。

0
2022年07月03日

Posted by ブクログ

『すべてがFになる』の真賀田博士を彷彿とさせる失踪事件でした。
ますます広がる電子世界。
この先どういう展開になるのかすごく楽しみです。

0
2021年08月08日

Posted by ブクログ

国家反逆罪の被疑者であるキャサリン・クーパ博士と彼女の元を訪れていた検事局の八人が、忽然と姿を消した。博士は先天的な疾患のため研究所に作られた無菌ドームから出ることができず、研究所は、人工知能による完璧なセキュリティ下に置かれていた。
消えた九人の謎を探るグアトは、博士は無菌ドーム内で出産し、閉じた世界に母子だけで暮らしていたという情報を得るのだが。
「講談社BOOK倶楽部」内容紹介より

「電子世界」のことを考えながら「存在」を考える.
森先生の世界観を通して、電子世界がどんどん身近な存在として迫ってきている感じがする.リアルとヴァーチャルは融合しうるのかなぁ.まぁ、認識の問題か.「存在」の定義をもっと広く考えないと混乱するな.混乱?誰が?どこで?てなるな.
リアルもヴァーチャルもどっちも結局閉じた領域にいるんだな.マトリョーシカをどんどん外に大きくしていく感じなんだな.
アイビス・チップ=ミチル、もしくはミチルの一部なのかな?
難しいなぁ.面白いなぁ.

0
2020年11月22日

Posted by ブクログ

wwシリーズの第三弾。
もう、ここまでwシリーズの続編だとwシリーズのままでよかったんじゃないかと思うw。

本書の論点もバーチャルリアリティーと現実世界との違いのお話。

僕は思うけど、老化が進んで自分の身体が動かなくなってしまったら、自分の肉体を放棄してバーチャル世界で生きていくってものありなんじゃないかな。

バーチャルのなかでいつまで生きるのか?っていう疑問はあるけどね。

でも現実の方がいいのか?。悩ましい。

0
2020年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ


WWシリーズ第3弾
Wシリーズからは13作目に当たる作品となる



人間が死ななくなった代わりに、産めなくなった世界

先天的な疾患を持つ科学者である、キャサリン・クーパは
大規模な個人研究所の中にある、無菌ドーム内で出産し
子供と2人だけで暮らしていた



彼女は、国家反逆罪の被疑者として
裁判所から派遣されていた、検事局の8人と共に
ある日、忽然と姿を消した




ドイツの片田舎で、楽器職人としてのんびりした日々を送っていたグアトと
日本の情報局員を、半分休職しながら
グアトと共に、生活を共にしているロジ

ドイツ情報局からの依頼で
キャサリン出産の謎と、姿を消した8人の行方を調査するコトになる



物語序盤から、「すべてはFになる」を思わせるような展開が繰り広げられて
翻弄されながらも、ワクワクが止まらない


果たして、どこに着地するのか
全く想像できない感じ


結果…


おぉぉー
時代設定が、200年後なだけあって
若干の雑感は否めないけど…笑

なかなか凄いとことに落ちたなぁー



ミステリーの感想文って
ネタバレしないようにだから
難しいねー(^-^;



森博嗣信者である私にとって
シリーズ作品は、ホントありがたいんだけど
当たり外れもあったりするから
悩ましいトコではある


が、しかし
どの作品にも、名言が隠されてるからやめられない


今回も印象に残った名言を2つ


「言葉には、それを発する者それぞれの真実が包まれている
人は人を信じるか、あるいは信じないか、その識別ののちに言葉を解釈する」


「正解とは、自分が納得できる仮説である」



「言葉」については、常日頃から
いろいろと思うところがあって
センサー張りまくってるところに、この名言


やはり、私にとっての森博嗣は神だ 笑



#キャサリンはどのように子供を産んだのか
#森博嗣
#WWWシリーズ
#講談社タイガ
#名言
#言葉の力
#読書好き

0
2020年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ああ、すべてがFになるに繋がるのか?~人類が人工細胞を入れた故に自己増殖できなくなった世界で、イギリス出身の無菌室でしか生きられない女性科学者がドイツの自分の研究所で子どもを産んだらしい。その技術が外部に漏出して、国家反逆罪に問われ、検察官ら7名が研究所を訪れて、キャサリン・クーパ博士と5歳の娘、裁判関係者が忽然と姿を消し、ドイツの情報機関から日本の情報機関を通して楽器職人になったグアトに調査が依頼された。ロジとセリンと出掛けた先で、接触してきたのは研究所のAIであるゾフィだった。意味深な映像を見せられたグアトは、その後に現れたキャサリンのロボットによって自宅を襲撃され、真賀田博士に邪魔するのは止めてくれるように伝言が託される。ロボットは攻撃を仕掛けたのではなくて、自己防衛をしただけだった。キャサリンがモデリングした美しいパターンは百年前に真賀田博士が15年掛けて既に検証済みのもので、その研究の無駄を示したかっただけの事実が判明し、キャサリンはゾフィに自分の全てを移植し、肉体を片付け、電子空間で子供を産み、永遠に生きる道を選んだのだった~まだ次があるんだね、次作は幽霊を創出したのは誰か?です

0
2020年07月30日

Posted by ブクログ

子供を産むっていうところを通しての実在とか存在とか、そういう話だった。現実の世の中も、ヴァーチャルとリアルが混在してきてるから、同じようなところにたどり着くのかも知れない。

0
2020年06月29日

Posted by ブクログ

 誰も理解してくれない。
 という一点のみで、
 自分をこの現実に繋ぎ止めている気でいるひとって居るよね。





 天才は、誰かに理解された瞬間に天才ではなくなる。
 そう思っていたことがあったけれど、どうやら間違いだったんだろうな。
 理解できない、ということを理解しているだけで理解したつもりになって、
 実はそれは諦めているだけだと気付かない。
 だからほんとうに諦めなければならないときに、
 諦めることを諦めることができなくて、
 諦めかたが解らなくて疲弊するのだ。
 なんてこういう、言葉遊びにもならない堂々巡りが、
 案外自分をシャープにしてくれたりして。


 ほんとうに、誰かを理解するということは、
 誰かに理解されている、という一点のみで、
 自分をこのリアルに繋ぎ止めることができる、とか
 それくらい奇跡的なロマンスなのだ。

0
2020年03月27日

Posted by ブクログ

に、似ている!(゜゜;)あの博士のあの状況に…((( ;゚Д゚)))から始まって、最後のスポーツカーで犀川先生と萌ちゃんが懐かしいわ(ノ´∀`*)と思った♪

0
2020年03月25日

Posted by ブクログ

SF。シリーズ3作目。
作者のファンなら誰でも『すべてがFになる』を連想する事件。これだけでもテンションが上がる。
表紙とタイトルがかなり好み。
ロジとセリンは可愛すぎる。
全く表現できないが、とにかく凄いし、面白い。

0
2020年03月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この、じわじわ来る感じ。
わかったようなわからないような、何となく感は、ある意味ロジと一緒かも。
人工知能が、電子世界が、リアルと融合しようとか、逆に支配しようとか、あり得そうで。
そんな未来が怖い気もするが、怖いもの見たさもある。

歴史上も科学の進歩は科学者自身による実験の功績が大きい。そのぶん、命の危険は限りなく。。。
クーパ博士が自ら電子世界に融合しようと試みるのも、科学者の当然の行き着く先なんだろうか。

デミアンの特別出演、よかったなぁ。
またちょくちょく出てくるかな。

0
2020年03月18日

Posted by ブクログ

国家反逆罪に問われていたキャサリン・クーパー博士と彼女のもとを訪れていた検事局の八人が忽然と姿を消した。その謎を探るグアトは博士が出産していたという情報を得るが…
難しい…私の理解力では???って感じでなかなか納得できない感じです(・・;)でも、グアトとロジの掛け合いは楽しくてこのシリーズが好きです

0
2020年02月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何かが分かると、また別の疑問が生まれる。考え続けることは私が見せられる誠意だ。このシリーズを読むたび「難しいが面白い」と思う。
生命の尊さは当たり前と認識していたが、それゆえに曖昧。重要なのは存在「する」か「しない」か。重みや価値はもう問わなくていいのかもしれない。

0
2020年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もちろん面白いんだけど、どんどん話が難しくなってくると言うか抽象的になってきている。
前作に引き続き二人がイチャイチャ(?)していて癒し。

0
2023年06月03日

Posted by ブクログ

なかなか読む時間がなくて、めちゃくちゃ時間がかかった。久しぶりに密室!って感じで、真相が気になりながら読んだけど、まさかそんな結末だったとは。
電子の世界で子供を産むって発想、どうひっくり返っても自分からは出てこないから目から鱗だった。真賀田四季も久しぶりで嬉しい。ミチル、どの時代にも世界にも出てくるなあ。ロイディのこともあるし、やっぱり続きが気になる。

0
2023年02月18日

Posted by ブクログ

WWシリーズ第三弾。今作はだいぶ抽象的な話が多かった印象。それだけこの世界では現実と虚構が密接になっているからか。謎解きよりもグアトやマガタ博士が語ってくれるこれから先の未来の話の方が興味深い。それにしてもエピローグのペィシェンスのあの言葉はたぶん百年シリーズとの繋がりを示しているよなぁ。

0
2021年11月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

3
WWシリーズ3弾。国家反逆罪の被疑者であるキャサリン・クーパ博士。父親がいないキャサリンの娘ミチル。ヴァーチャルで子孫を残せるプログラム。クーパ博士はスパコンゾフィと統合しミチルも含めホログラムとして存在する新たな生命?の形。人工知能やトランスファがこのプログラムを取り入れれば電子界のキリストに。新たな生命の示唆としてなかなか面白い。
ドイツのウォーカロンメーカーHIXは中国のフスに吸収された。
デミアンはドイツ情報局から外部委託されて活動。

0
2021年05月07日

Posted by ブクログ

WWシリーズ

Wシリーズのその先。 3作目から先に読んでしまった(汗
この2人は、あの2人よね?ってところから
最初はとまどっちゃった。
早く1作目、2作目も読まなくては

病気のために無菌のドームから出ることができない科学者が姿を消した。
しかも生殖能力を失って久しい世界なのに、子供を産んだという。

彼女たちはどこへ?どうやって出産したのか

バーチャルと現実の境目があいまいになると
こういう結末になるのかな・・・。
現実のボディに意味はなくなるのか。
わからないでもないけれど。

0
2021年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

密室の研究室から人間が8人消えた事件。本格ミステリ要素があるかな、と期待したが、そこは森博嗣、この事件はあまり重要ではなかった。
自らの存在をバーチャルに移行すること、バーチャルで子供を産むこと、一体どんな意味を持つだろうか。

内容はお得意のマガタシキ上げ。
特別面白いわけではなかった。

0
2021年02月10日

Posted by ブクログ

今シリーズはだんだんアクションというか戦闘シーンが見どころになってきましたね。今作はミステリ的な展開も楽しめました。そろそろS&Mシリーズから読み直そうか悩み始めました。

0
2020年06月21日

Posted by ブクログ

百年シリーズからWシリーズ、WWシリーズと、早くも16冊目になった。森博嗣は大好きで、特にWシリーズでは、これから自分はITとどう生きていくのかを考えさせられ、すごく軽くではあるけれど、人生感にも影響した気がする。
だからWWシリーズが始まったときの期待値は大きく、それが大き過ぎたのか、単に飽きてきたのか、あまりに擬人化された(という表現はそぐわないけれども)人工知能たちに、共感を感じられなくなってきた。
なんかグアトが森博嗣本人にオーバーラップしてきたと感じるのも、ちょっとヤなとこかな。
それでも続編には期待しています。

0
2020年03月09日

「SF・ファンタジー」ランキング