【感想・ネタバレ】それでもデミアンは一人なのか? Still Does Demian Have Only One Brain?のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

WWシリーズ一作目。とは言え、Wシリーズの続編で、百年シリーズも押さえておかないといけない感じ。ハギリがグアド、ウグイがロジ、サリノがセリンに名前を変えて再登場。相変わらずふんわりとした感じに書かれる森先生。毎回誰かの解説とか考察が読みたくなる。というか、読まないと理解出来ない。
人間とウォーカロン、更にトランスファ、そして人の脳をウォーカロン?ロボット?に搭載してコントロールするとか、だいぶ難しい感じになってきた。
タイトルの意味は、デミアンの中にヘルゲン・ミュラが入っているから「それでもデミアンは一人なのか?」なのだろう。中々面白いタイトル。

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2019年09月20日

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シリーズ1作目のこれから何が始まるのか、っていうドキドキ感っていいよね(微妙に裏切られたけど、それはそれで好き)。
しかし、秀逸なタイトルですねえ。

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2023年02月26日

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途中のデミアンとベルゲンとグアトの会話が難解すぎて何度も何度も読み直してようやく理解できました。
理解できたと思ったら、また最後で同じような会話につまずき、頭の中で再び反芻。
頭がこんがらがるけどすごく面白かったです。

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2021年07月25日

ネタバレ 購入済み

嬉しい

Wシリーズ読了後、さみしい思いをしながらWWシリーズを読み始めましたが、んっ?
待てよ、何だ、そういうことかとホッとしました。大好きな登場人物にまた会えたことが嬉しいです。森先生のマジックに難なく引っ掛かってしまったけど、それもまた魅力の一つです。

#カッコいい #ドキドキハラハラ #深い

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2022年06月19日

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ネタバレ

Wシリーズが含みと余韻たっぷりで、この先は読者の想像に委ねるのだろうな……と思いながらも、ロスに陥りたくなくて即WWシリーズへ。
そしたら、名前を変えてみんながいる。しかも「妻のロジです」とかさらっと紹介してるし。
人間のキャラに温かみが増して人間らしく描かれていくのと並行して、ウォーカロンやトランスファ、人工知能についても深掘りされていく予感。
百年シリーズ、Wシリーズ、WWシリーズと本当に読み応えのある物語です。

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2021年03月03日

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Wシリーズが終わってさみしい思いをしていたら、続シリーズが始まった!
前作読んでた人は、期待以上なので読まない選択肢はないよ。
またここからしばらく楽しみが続くのだと思うと、素直にうれしい!

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2021年01月30日

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感想は凄いの一言。
著者の作品を読んだことがなくても充分に楽しめるが、Wシリーズを読んでいると思わず「そういうことか!」と叫びそうになるシーンがある。

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2020年09月12日

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ネタバレ

昨年、大好きなWシリーズが終わって残念に思っていたのでWWシリーズが始まり嬉しい。
また、サエバ・ミチルなど他シリーズのキャラクターも出てきて、いよいよいろんなシリーズが長い世紀を超えて繋がっていることが匂わされる。
タイトルに表される通り「1人」という概念とは肉体が単位なのか、脳が単位なのか、思考が単位なのか。人工知能までも「人格」と言えるようなものを持ち始めた時代、何をもって「1人の人間」というのか、考えさせられる作品だった。
作品中では、家族が肉体を共有していたから違和感なく自分の肉体、と思えたのかもしれないが、実際に自分の脳が違う肉体に入ったらどうだろう。やっぱり思考に影響しているのではないだろうか。
「肉体は思考・心の一番外側」っていうのをどこかで聞いたことがある。脳を他の容れ物に入れる、というという進化について、あまり想像ができない。これまでのWシリーズでは人間とウォーカロン、ロボット、人工知能に明確な区別があったが、WWシリーズではその境目すらどんどんなくなっていきそうな気がする。想像力がついていけるか。
森博嗣先生はやはりすごすぎる。

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2019年11月26日

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ネタバレ

繋がってる。
Wシリーズを読み終えて、これが最終巻?とかなりショックというかさみしくなっていたので、本屋で見かけて思わず手に取ってしまった。
最近、SPECサーガ完結編の2話まで観たのだけど、ふとそのことを思い出す。
実体空間と電子空間がメビウスの帯のようになることで、同時に存在する。
森さんは読者の想像を掻き立てるのがうまい。すぐ、翻弄される凡人の私。
ロイディが出てきて、先生がでてきて、このシリーズも行きつくところまで一緒に行きたい。

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2019年08月17日

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楽器職人としてドイツに暮らすグアトの元に金髪で碧眼、長身の男が訪れた。
日本の古いカタナを背負い、デミアンと名乗る彼はグアトに「ロイディ」というロボットを探していると語った。
彼は軍事用に開発された特殊ウォーカロンで、プロジェクトが頓挫した際、廃棄を免れて逃走。ドイツ情報局によって追われる存在だった。知性を持った兵器・デミアンは、何を求めるのか?
(あらすじより)

やったーーー!!
シリーズ続いたーー!!
WWシリーズ!

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2019年08月07日

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Wシリーズが終わった時はめちゃショックだったけど、これは続編っぽくて凄く嬉しく楽しみが増えた!!
今回も頭フル回転で考えながらの読破だったけど人間とは何か、自分の倫理観について考えさせられた。

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2019年07月16日

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ネタバレ

2023.06 audible

wシリーズが終わってしまい、
本当に虚脱感を味わっていた中、
とりあえず次!とおもって聞き始めました。
何も知らなかったので、聞きながら
どう考えても、グアトってハギリじゃない?
と。
楽しくなってきました。

トランスファーが何故誕生したかが、
わかる回かな。



つねにベストは更新される。
最新WWシリーズ始動!

カタナを帯びた金髪碧眼の戦士、デミアン。
記録上は存在しない特殊兵器。

楽器職人としてドイツに暮らすグアトの元に金髪で碧眼、長身の男が訪れた。日本の古いカタナを背負い、デミアンと名乗る彼は、グアトに「ロイディ」というロボットを探していると語った。
彼は軍事用に開発された特殊ウォーカロンで、プロジェクトが頓挫した際、廃棄を免れて逃走。ドイツ情報局によって追われる存在だった。知性を持った兵器・デミアンは、何を求めるのか?

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2023年06月17日

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ネタバレ

WW一作目。またWのメンバーに会えるのがとても嬉しい。デミアンの真実(かどうかは明記されてないけど)には衝撃でした。続きもとっても楽しみ!

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2023年03月24日

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久しぶりの森博嗣さんでした。
期待を裏切らない、衝撃が全編を通して私に降りかかりました。
シリーズワクワクが止まりません。

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2023年03月11日

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楽器職人としてドイツに暮らすグアトのもとに現れた軍事用ウォーカロン・デミアン。彼はロイディというロボットを探していると告げる。デミアンとの出会いによりグアトたちは事件に巻き込まれていく。Wシリーズの続編となるWWシリーズ1作目。

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2022年06月18日

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WWシリーズ第一弾。Wシリーズの続編と言える。それにしてもあの二人のイチャイチャ度が加速していて読んでいる最中はずっとニマニマしてしまった。最後の最後のどんでん返しは森博嗣らしい展開の仕方だと思ってそちらにもニマニマ。WシリーズからWWシリーズへと至ってこれ以上の発展があるのかと思っていたが、まだまだ展望は開けていくようだ。

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2021年08月12日

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ネタバレ

1番面白いところで終わったWシリーズ。
それを引き継ぐ形のWWシリーズ一作目。
登場人物紹介にハギリとウグイ、アネバネやサリノの名前がない。一抹の不安を覚えた。
ところがそれぞれ名前を変えているだけのようだ。
ただ、作中で明言はされていないので、どんでん返しを期待してしまう笑

ウォーカロンの設定に関する重要な作品。百年シリーズも深く関わるようになってきており、ここから物語が発展していくのか期待している。

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2021年02月02日

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楽器職人としてドイツに暮らすグアトの下に金髪で碧眼、長身の男が訪れた。日本の古いカタナを背負い、デミアンと名乗る彼は、グアトに「ロイディ」というロボットを捜していると語った。
彼は軍事用に開発された特殊ウォーカロンで、プロジェクトが頓挫した際、廃棄を免れて逃走。ドイツ情報局によって追われる存在だった。知性を持った兵器・デミアンは、何を求めるのか?
「講談社BOOK倶楽部」内容紹介より

トランスファの捉え方が面白かった.先生の思考を読ませてもらって、そうか~そういう風にとらえると分かりやすいと納得.今までイマイチとらえきれてなかったけど、この巻でなるほど、と思えた.

このシリーズに限らないのだけれど、読んでいると自分の思考がニュートラルの方向に行っているような感じがする.まぁ、気がする、だけで、実際はどうか分からないし、元々人間の思考なんて、人それぞれ偏っているのだと思うのだけれど.他人から見たらどうかわからないけれど、自分の中でニュートラルの方向へ動く感じがする.

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2020年10月24日

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デミアンが一人……デミアンが二人……デミアンが三人……、それでもデミアンは一人なのか?    

ところで、登場人物たちに既視感があるのだが……。気のせいかな……。

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2019年11月15日

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Wシリーズの終わりに、また皆さんに会える日が来るといいな(*´ー`*)と思ってはいたけれど、早い再会にビックリ!(;゜∇゜)いや皆さん世を忍ぶ仮の姿だから、それを言っちゃいけないのか(^^;)どんどんマガタ博士の世界になっていって、恐ろしいけれど面白い♪

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2019年10月17日

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人工知能とそれを入れておくボディの話だった。現代の技術では、脳と身体は別々にできないけど、それが可能になったら、知性はどうなっていくのか、という考え方が面白かった。まぁ、もちろん正解はない問題なわけだけど。あと、最後の最後で話がガラッと変わって、「え、そうなの!」っていう驚きがあった。結構、複雑な話だった。最後あたりのロジとセリンの会話は、面白かった。

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2019年10月02日

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ネタバレ

新シリーズと思いきや続きだった。人工知能じゃなくて人の脳が入ってるとか入ってないとかますます理解が及ばない展開になってきたな。百年シリーズを読み返そうと思いつつまだだったが、ますます読まなくては!

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2019年09月12日

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このシリーズのある種の着地点というか到達点の話。
ハッとさせられる事がありこれまでの流れが一気につながる。
そしてどこへ行くのか。
次が楽しみです。

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2019年08月19日

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WWシリーズ開始。

登場人物のページでヴォッシュ博士やチベット、ナクチュのカンマパ、人工知能オーロラの名を認める。
読み始めると、Wシリーズに似た印象。森博嗣ハードボイルドと名付けたい文体。主人公のグアトと一緒に暮らしているロジ。あれ、もしかして、と段々わかってくる。

何故、新シリーズ何だろう。
多分、Wシリーズのように宇宙とか深海は出てこないのかな。時折、その陰を感じたウォーカロンメーカーの影響力は減退している様子。
まあ、新シリーズの意味は段々分かってくるんだろう。
本書についていえば、百年シリーズの変奏曲でもあるかな、

間賀田四季との会話。ウォーカロンへの初期段階の操作の副作用でイレギュラな通信回路が構築されたという示唆。デミアンは自分以外の頭脳を内蔵していると考えるグアト。何でそういう発想が出てくるのだろう。森先生が天才達の会話を描いているんだから、そうなるんだろうな、としか思えない。

トランスファについての考察が刺激的。電気信号の組織化でどこにでも偏在する。コンピュータからではなく、人間の頭脳から派生し、ロボットのボディと頭脳の通信速度の解決策としてあった。リアルな躰を持つデミアンにとってトランスファは外にある内部。
頭脳の電気信号をサーバに移し替えることが出来れば、我々の人格も思考も肉体を離れて長く存在できるのではないかと思うが、トランスファの存在が可能なら、人間はサーバがなくとも、永遠に生きられるのだろうか。

終盤はどんでん返しもあったが、その先にあるエピローグの結論の意味をじっくり考えている。

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2019年08月01日

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新しいシリーズである『WWシリーズ』の一作目。
はたして新シリーズにする必要あったのか?っていうくらい、おもいっきり『Wシリーズ』の続きだ(笑)。そのまま『Wシリーズ』の11作目でも良かったんじゃないのかなぁ。
でも、あの二人のやりとりがまた楽しめるかと思うともう期待しかない。

本人達のセキュリティの関係でハギリ先生もウグイもキガタ・サリノも名前を変えているが、行動や性格はそのまま。たぶん『Wシリーズ』の最終巻『人間のように泣いたのか?』から1年~数年しか経っていないという設定だ。

顳顬に指をあてての通信とか、壁に寄りかかって腕を組んで会話する状況とかもう『Wシリーズ』好きにはたまらない。『Wシリーズ』を読んでない人には「こいつ何一人で盛り上がってんだ」って思われているだろうが・・・(というか「顳顬」って何?ってなっているだろうけどw)。

ただ、この『WWシリーズ』1作目は『Wシリーズ』はもちろんのこと『百年シリーズ』を読んでいた方がより楽しめると思う。特に今回は『百年シリーズ』の登場人物がかなりのキーワードになっている。僕は『百年シリーズ』を読んでいないので、ちょっとその辺が分かりにくかった。でも、当然、本シリーズでも真賀田四季博士がキーパーソンであることは変わっていない。

今回も「人間とは何か?」というのが根底に流れるテーマだ。
ウォーカロンやロボット、人工知能などそれぞれが進化をしていき、人間との違いがどんどん無くなってくる。
そして人間も老化や病気で死ぬことはなくなり、外見も自由に変えられる。
人が死ななくなる代わりに子供も生まれない。そして人間とほぼ変わらないウォーカロンが人間の代わりをするような時代。
この時代は、ある意味においては究極のディストピアとも言えるし、新しい人類の形とも言えるかもしれない。

本書を読んでいて改めて思ったのだが、本書では結婚している(ただ一緒に生活しているだけかもしれないが・・・)カップルが数組登場する。
もし人間が死ななくなったら『結婚』という制度はどこまで存続できるのだろう?

現在、人は結婚してもお互いが夫婦として生きている期間は最高でも80年くらいだ(20歳で結婚して100歳までお互いに生きたとしたら)。しかし、本書のような時代になったら、夫婦はお互いに100年でも200年でも生き続けることができる。
お互い、外見は若いままでいられるし(しかも外見に飽きたら違う外見に変えることも可能)、病気や介護の心配もしなくてもいい、当然、老人同士でよぼよぼの夫婦にもならない。

このような時代で、子育てもせず、お互い仕事をして経済的にも独立できたとしたら、夫婦という単位で生活する必要や意味はあるのか、そして配偶者を永遠に愛し続けることが本当に可能なのだろうか。
結婚するときは「死が二人を分かつまで」と誓うが、そもそも「死」が訪れることがないとしたらどうなのだろう・・・。

「だからこそ『結婚』しなければ永遠に孤独じゃないか」という言う意見もあるだろうし、「こんな相手と子供も作らず200年も300年も一緒にいられる訳ないじゃない。50年くらいまでならなんとか我慢できるだろうけどさ」なんて意見も普通に聞こえてきそうだ(笑)。
今は『卒婚』なんて言葉も流行ってきているので『結婚』のあり方も時代が変わるにつれ、変わっていくのだろう。

こう考えると進化した人間の未来の生活というものは、かなり今とは変わった生活をすることになるのだろうな。それこそ、セックスが無くなり、全ての子供が人工授精で産まれるというディストピア社会を描いた村田沙耶香の『消滅世界』に登場する『夫婦』像がそのまま実現するのかもしれない。

いずれにしても僕が死ぬまではこの本書に描かれる社会は実現しないだろうから、そこまで心配する必要はない。しかし、そういった未来を予想することは、こういう本を読まなきゃ絶対に思い浮かべないことだし、こういうことを考えることが今の自分の精神を活性化させることでもあるので、そこは読書人としては願ったり叶ったりだ。

という訳で、そういう話は油紙でグルグル巻きにして屋根裏部屋の片隅にでも置いておいて、本書はロジとグアトとの微笑ましいやりとりをニヤニヤしながら読むというのが正しい愉しみ方だ(←なんだかんだ言って結局、恋愛小説好き)。

本書で一番やられたシーンはロジとグアトのこのやりとり(※以下ネタバレ有り)。

  グアト『人間、どうなるかわからない。うん、たとえば、私が明日にも死んでしまうかもしれない。その場合、君はどうする?考えている?』
  ロジ『そんなことを考えていたら、生きていけません。それ以上変な話をしたら・・・・・・』
  グアト『どうする。もう見切りをつける?』
  ロジ『いえ、泣きます』ロジは無表情のまま言った。

あの彼女がこんなこと言うなんてねぇ。もう、先生。この幸せ者!

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2019年07月24日

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時間がかかってしまった〜。でも、てっきりWシリーズでハギリやウグイの話は終わったのだと思ってたから、その後が知れて嬉しい。
ロイディ、これからどんどん出てくるのかなあ。王子のこととか。気になる〜

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2022年11月14日

Posted by ブクログ

WWシリーズ
とはいえ完全にWシリーズのその先

カタナを背におびた謎のウォーカロンが登場するところから話が始まる

秘密裏に開発された軍事用ロボットの生き残り。
人間の脳が追加搭載されているのか?!

グアトとロジってあの2人よね?ってところが
まったく説明なし(笑) さすがの森作品

人間とウォーカロンとの境目が
ますます曖昧になってゆく。

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2021年05月15日

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ネタバレ

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WWシリーズ1弾。ドイツに来て1年7か月、楽器職人としてドイツで暮らすグアトことハギリと、ロジことウグイ。刀を持ったデミアンなる謎のウォーカロン、ロイディを探していると。グアトとロジが誰か分かるのに暫く時間がかかる。本文中では結局出てこない。グアトについていくためロジは情報局を研修という形で海外派遣の身分となった。サリノはセリン。ドイツの情報局員ヘルゲンとドイツの博物館館長ミュラ。ミュラはヘルゲンでありデミアン。引き続きで謎を追う長い物語。

デミアンはエジプトでロイディを輸送したことを知っていた。統合する前のウォーカロンメーカーHIXで実験的に製造された戦闘タイプ。戦闘及び諜報活動のために開発され同型が十数体作られた。
ヴォッシュはドイツにおりグアトとも連絡を取っている。クジ博士はヴォッシュよりも少し年上くらいらしい。ペイシェンス/パティは元々フランスにおりロイディについていき日本に行ったらしい。その後、エジプトにも共に渡り、パティはドイツで保護された。
Wシリーズの最期にあった生殖が可能になる治療の続報はないらしい。ゆっくりな感じ。
モレルはサリノを見てミチルと呼んだ。
日本に持ち込まれた冷凍保存の王子とデミアンは似ている。

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2021年05月07日

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WWシリーズ、第一弾。
登場人物の二人は前シリーズの二人なんだろうと想像できる。
人間とウォーカロン、人工知能、脳。前シリーズとまた同じ様な雰囲気で話が進むのだろうか。

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2020年10月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

続きかよ?騙された感じ~情報局を退職した僕はドイツで楽器職人として暮らし、グアトと名乗っているが、護衛のロジと一緒だ。ある日リュックを背負ったデミアンというウォーカロンがロイディに会いたいと訪ねてくる。禄に会話する前にドイツ情報局のロボットとウォーカロン3体がデミアンを拘束しようとするが、あっという間に撃退し姿を消してしまう。僕の推測は、直感に優れている点から、人間の生体脳を使っているだろうだろうが、動力は原子力ジェネレータが使われている。ドイツ情報局のヘンゲルが訪れ、追跡に協力してほしいと申し入れてくる。デミアンのルーツはウォーカロンメーカのHIXで今は博物館になっている場所に案内され、館長のミュラの話を聞いて僕は確信を深める。デミアンが次に現れたのはチベットのカンマパの所で、王子に会いたがった。王子の身体は日本だ。ジェットでトオキョーに行くと移送のための救急車を操って王子の身体を持ち出し、ヘリウム風船で海上へ逃れ、モレル氏所有の潜水艦に乗り、モレル氏が所有し、今滞在しているミヤケ島の別荘にヘンゲル氏と先回りすると、デミアンがずぶ濡れで現れ、紳士的な会話を交わした。デミアンは人間の生体脳を持ち、人のニューロンのような役割をトランスファに荷負わせるシステムなのだ。良いヒントを得て、AIのオーロラにも褒められた。ドイツに戻ると、ヘンゲルが移民局時代の恨みで殺害され、頭部はデミアンにより持ち去られていた。ヘンゲルのマンションでヘンゲルの妹であるミュラと一緒に、デミアンと会い、デミアンに搭載されている人間の生体脳はずっと昔に取り出されたヘンゲルの脳であることが明かされる。ヘンゲル氏の頭部には通信機器が入っていたのだ~随分遠回りするなぁ。ヴォッシュやカンマパやセリンは顔見せなの?Wシリーズが終わってWWシリーズだって、何冊の予定だろう?

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2020年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ちょっと難解でした。主人公たちの思考についていけない場面もあり。でも文章読んでるだけでも気持ちいい。さて新シリーズになりましたが新装開店的な感じでまだまだ物語は続くようです。終着点はどこなんでしょうね。

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2019年08月15日

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