【感想・ネタバレ】神はいつ問われるのか? When Will God be Questioned?のレビュー

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ネタバレ

WWの2冊目。この素敵なふたりは何...?
ロジが可愛いしカッコイイし、グアトの前ではしおらしいしで、萌えすぎて感情がおかしくなるかと思った。少ない頁の中にも森ワールドが凝縮されていて幸せだった。ヴァーチャルのクマさん想像したらちょっと笑えた。

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2023年05月01日

ネタバレ 購入済み

アネバネ

チェスの強いドレスの美女が「彼」と来たら、wシリーズからの読者ならアネバネだ!となるはず。嬉しくなりました。
そして、ナイフに刻んだファーストネームの綴りが間違ってyではなく、ineになっていたというのは、マーガリィをマーガリンと呼んじゃうお馴染みのやつ。
このシリーズでハギリやウグイという名前は一度として出てきてはいないけれど、ちゃんと分かるし、嬉しくなる。こういう手法は心憎いばかりです。

#深い #ドキドキハラハラ #カッコいい

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2022年06月19日

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ヴァーチャルとは?リアルとは?となるwwシリーズ2作目。
読んでるうちにクラクラしてくるぐらい、なかなかヘヴィ。これがライト文芸のくくりでいいのかな?と密に思ったり(笑)でもグアトとロジのかわいさでいくとライトだよなぁ(笑)wシリーズよりもロジの可愛さは倍増してるしな。

また新しいお仲間が増えたような終わり方。個人的に少女アリスが好きなんで、ぜひまた活躍して欲しいところ。

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2021年02月24日

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アリス・ワールドという仮想空間で起きた突然のシステムダウン。ヴァーチャルに依存する利用者たちは、強制ログアウト後、自殺を図ったり、躰に不調を訴えたりと、社会問題に発展する。
仮想空間を司る人工知能との対話者として選ばれたグアトは、パートナのロジと共に仮想空間へ赴く。そこで彼らを待っていたのは、熊のぬいぐるみを手にしたアリスという名の少女だった。
「講談社BOOK俱楽部」内容紹介より

え、今生きている世界ってリアルだよね?って確認してしまつた.VRとかでゲームを楽しんでいる人ってこういう感覚なのかなぁ.リアルとヴァーチャルが混在する世界って今すでに片鱗があって想像できる.どっちがいいとか悪いとかは思わないけど、ヴァーチャルの方向に向かう人間の志向は理解できる.どんな感じかなぁ.
アリスがリアルにグアトとロジを訪ねてきたときにドキッとした.あれ、こっちヴァーチャルの設定だったっけ?リアルとヴァーチャルは分かれていたと思っていたけど、実際はすでにごちゃまぜになっている?とドキドキした.
最後の種明かしが、森先生らしいオチで、ロジがだんだん人間に近くなっていくのがすごく面白い.ロジがプリプリしているところを私も見たいww

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2020年10月25日

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人がいて、ウォーカロンがいて、トランスファがいて、人がその行動をほとんど、バーチャルで済ます。
行き着く先は、人が肉体を必要としない世界ではなかろうか?
それなのに、子孫が欲しいと思うのは、すべての人が肉体を捨てた世界は、その先なんの変化も無くなってしまう様に思えるからだろうか?
この先、この物語は、自然回帰に向かうのか?
バーチャルに集約されてしまうのか?
それとも、それらがちょうどいい風にバランスを保った世界になるのか?
興味深い

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2020年04月30日

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『つまり、何も言わない。彼女の自由にさせるべきだ。させるなんていう言葉も横柄だ、と思う。彼女の自由は彼女のものなのだ。なにか問題でもあるだろうか?』

『ロジは、これを見せたかったのか…。それくらい、これが好きなんだな、と思った。だから、できるだけ真剣に体験して、彼女を理解しよう、と僕は思った。』

「憶測だけれど、自分の影響力を測りたかったのかもしれない」
「どういうことですか? 自殺者が何人出るか、実験したとでも?」
「そう…、そのとおり。人工知能だったら、そういうことに、興味を持ちそうだ」
「もしそうなら、明らかな犯罪です。それこそ、電源を切って、システムを全削除すべきです」
「それは、犯罪者は容赦なく撃ち殺せ、というのと同じだよ」

『神は、人間が絶滅したら、自身の存在が消えることを知っているのだ。
神は、人を作ったかもしれないが、それは自身の存在を確かめるためだっただろう。神は、人間の意識が作るものだからだ。』

「魚がいないのは、どうして?」
「人間がいないから、魚もいないの ー すべて絶滅しました。動物は役目を終えたのね」
「世界には、何がいるのかな? 機械? コンピュータ?」
「機械もコンピュータも、すべてナチュラルになりました。もう地球と同じです。私たちもそうです。静かに存在しています」

『目を開けた。
足許に落ちる水を確かめる。
いろいろな考えが巡った。
何が本当で、何が嘘か。
見えているものか、見せられているものか。』

「でもね、人間というのは、一人ではなにもでにない。力を合わせる必要があるんだ、なにをするにもね。そうなると、他者を説得する必要が生じる。ここが問題だ。ここで、ピュアではいられなくなる。人間が汚いのではなくて、人間関係が人間を汚してしまう、ということ」

『世界を消すよりも、さきに自分が消えようと考える神、それが人間だ。
自分が神だと、どうして考えないのか、という問題を思いついた。
それは、神になることよりも、神に縋る方がずっと楽で、安心できるからにすぎない。安心とは、安らかに眠れること、生を放棄すること、すなわち死を望むことだ。それを、ちょっとした言葉のレトリックで逸らし、誤魔化そうとする。』

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2019年11月10日

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ネタバレ

イチャイチャしてる!とびっくりしていたら、最後は作り物を見分けることが出来ていなかったという何ともなオチ。いや、イチャイチャはしてるけど…!ちょっと残念でした。
今の二人の関係性を知った上で Wシリーズ1巻を読み返したら楽しそう。

いつもよりアクション少なめで物足りなさを感じた。

ヴァーチャルの世界がメインのお話。ちょうどメタバース関係の本を読んでいたので考えさせられた。

P252 グアトの言う、人間としての価値が相対的に下がっている、という言葉になるほど、と感じた。

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2023年04月11日

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ミステリではないと思っていたけど、SFかと思ったらラブコメでしたみたいな(嫌いではない)。
マーガリンにはクスってしたね。

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2023年02月26日

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仮想空間アリス・ワールドで突然のシステムダウンが発生。ヴァーチャルに依存する利用者の体調不良などが報告され社会問題に発展する。ドイツ情報局の依頼を受けて、グアトとロジは仮想空間を司る人工知能との対話を試みる。
WWシリーズ2作目。

いずれ、ヴァーチャルとリアルの境界線があいまいになるときが来るのだろうか。

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2022年06月25日

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WWシリーズ第二弾。今回はだいぶテーマが哲学的というか宗教的というかそれなりに難しいと感じるものだったけれど、読後第一に思った事は「究極的にはグアトとロジがイチャイチャしているだけじゃねぇか!!!」だった。何だ惚気か、いいぞもっとやれ。話の流れとしてはクマさんと出会うまではちょっとグダグダした感じはあったが、最後の最後でグアトの惚気が炸裂して「あ、いつものやつだ!」と安心してしまった。いいぞいいぞ。

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2021年09月20日

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WWシリーズ

アリスワールドという仮想空間が突然ブラックアウトした。
依頼され、原因を探るために仮想空間へと赴くグアトとロジ
そこで出会ったアリスという名の少女とクマのぬいぐるみ

ロジのサプライズプレゼントのくだりは秀逸。
可愛らしくなったもんだなぁ(笑)

リアルとバーチャル
確かにリアルは必要ない時代が来るのかもしれない

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2021年05月30日

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ネタバレ

二作目。
アリスワールドがシステムダウンしてしまう話。隕石による地球滅亡を予測した人工知能が警鐘を鳴らすが、人間の愚かさについて森博嗣は端的に綴っていてまさにその通りだと思う。
バーチャルに入れないものは自殺してしまったが、僕も向こうの世界で思い通りにできていたら、死ぬかもしれない。
メモリをリアエンジンの車(ポルシェ?)に隠し検問を突破するシーンはウォーカロンなら見破れそうだと思ったが…
グアトとロジの正体は明かされないが、ナイフをプレゼントのシーンで流石に確定とみていいだろう。
「yではなく、ineになっていた」
これはマーガリンちゃんですわ。

モリスとチェスをしていたのは恐らくアネバネ。

クラインの壷でも似たような内容があったかと思うが、後半の現実とバーチャルの混同はとても興味深い。何故かハラハラする。とても楽しめた。

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2021年02月02日

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人工知能も大変だな(^^;)と思ったけれど、そんな心配は要らないのか?(-_-;)グアトとロジの関係が可愛らしいこのシリーズ(*^^*)今回のポイントは「y」と「ine」の間違いに怒るロジ(*´艸`*)

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2020年01月26日

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どこまでがバーチャルでどこからがリアルなのか、というのが、ついつい気になる話だった。小説の外側でも、どんどんとバーチャルが向上しているから、この話の途中にあったようにバーチャルとリアルが逆転するような人が出てくるかもしれない。
あとは、細かいところだと、ホテルのルームサービスが無くなっていた原因がマーガリンだったのが面白かった。

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2020年01月11日

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ネタバレ

シリーズ第1作より良い~珍しくロジの趣味に誘われた。ヴァーチャルの世界での車の運転だ。サーキットから外に出て調子が良かったのに急にブラックアウトした。ヴァーチャル空間を提供するアリスシステムに何らかの問題が生じ、自殺者さえも出現した。日本の情報局を通してドイツ情報局から協力を求められた理由は、僕とロジはシステムとの親和性が高いからだという。あちらの世界へ行って車を走らせると、熊のぬいぐるみを抱いたアリスという少女を拾い、海へ行くように指示された。船を操るのはモリスという男性。何もない海の上には人が絶滅した数万年後の夜空が広がっていたが、夜明け前にハルマゲドンを連想させる大爆発が陸地で発生した。一日が終わってホテルに落ち着いてウトウトすると、ホテルのドアをノックしてアリスが現れた。僕にはどちらがリアルで、どちらがヴァーチャルか分からなくなってきた。システムはドイツの権力闘争のスキャンダルを握っていて、闘争に巻き込まれている。日本に亡命を希望するので、3箇所から基板を持ち出すのに手を貸してほしいという内容だ。ドイツにはアリスサイドが造った物語を見せておき、僕らが実際に基板のすり替えを行う。計画は成功し、コミュータとバスを乗り継いで、ヴァーチャルと同じレーシングカーでスイスを目指す。検問は機知とドローンの運び屋を利用し、基板を届けた相手はモリスだった~ロジは結構人間臭いね。届いた筈のルームサービスが消えていたのは、ロジがサプライズで用意したグアト用ナイフの絵に刻まれていた名前の綴りが間違っていたから、ロジが腹を立てた所為ってのは、よくできたと思います

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2020年01月09日

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ネタバレ

本書は、WWシリーズの第2作目。前作の『それでもダミアンは一人なのか?』よりも、本書は一層Wシリーズを読んでいるかのような懐かしさを覚えた。

本書では、グアドとロジのほぼ二人きりで、あるヴァーチャル世界の崩壊に関する調査を行う。

ヴァーチャル世界とリアルの世界の境界がどんどん無くなっていく世界。
もし、自分も高齢となり、体の自由が効かなくなるようなことになれば、体を切り離してヴァーチャル世界の中でずっと過ごすのも悪くないかなと思ってしまう。

ここからは完全にネタバレ。
前作『それでもダミアン~」ではグアトとロジの関係をグアトがロジのことを「妻」と紹介していたが、本作では二人がカップルらしくいちゃいちゃするシーンはあまりなく
  あれ?二人の関係性ってWシリーズからあまり発展していないのか?
と思うような場面もあるが、一緒の部屋で寝起きし、ロジの寝顔をグアトが普通に見ているような描写があることから、もう結婚してそこそこの期間があった後の夫婦の関係にも見える。
それにしては、ロジがグアトに対してよそよそしいと感じてしまうのは、ロジの性格が元々こういうものなのか、そのあたりはちょっと謎だ。

最後のロジの本名の関係で例のおなじみのネタが出てきたのは良かった。
やはり『マーガリィ』と『マーガリン』のネタはWシリーズファンなら鉄板のネタだよね(笑)。

そして最後にちょこっとアネバネ(名前は出てこないが、「美女」と形容される『彼』と言えばアネバネしかいないだろうw)が出てきたのは素直にうれしい。

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2019年12月28日

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今回は少し今までと違う内容の様だった。
これからこういう世の中になっていくのは私には許しがたく受け入れがたいことの様に感じた。

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2019年11月08日

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森博嗣さんがラブコメ始めました。


それぐらいラブコメでした。ファンだからかわいいなって云えるし楽しかったけど…。
現代でもVRが台頭して来て、まだ始まりだからそこまでではないが、VRこそ現実になる未来はそう遠くないのかもしれない。

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2019年11月06日

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ネタバレ

どんどんラブコメに磨きがかかってるじゃないか…

…なんて感想が最初に来るあたり、読者としてどうなのだろう。いやにしてもまさかこんな、こんなところまできて、まさか初対面の想い出を持ち出してこようとは…
WシリーズからこのWWシリーズはもう、このふたりのイチャイチャを読むくらいの気持ちで読んでいます。☆3.7

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2019年11月06日

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近年の森博嗣作品の中では抜群に『読みやすい』作品(というかWWシリーズ)だと思います。
書きたい事の思想はもう10年来変わってなさそうで、その間にいくつかのシリーズが刊行されましたが、このシリーズは初めての人でも入っていける物語になりそうな気がします。

ヴァーチャル世界の終わりを通して、人間と神、人間と世界の関係性を考えさせる内容に、スパイと冒険の味付けをし、真賀田四季をほんのちょっとだけ隠し味に入れてある物語。

講談社の新ブランドの立ち上げの目玉でもあると思うので、手に取ってもらいやすさを意識したのかもしれません。

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2019年11月03日

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読み終わってからなかなか登録できてなかった。
リアルでのミッションやその後の逃走劇がどうしてもワクワクするな〜!Wシリーズで巻き込まれた事件を色々思い出しちゃう。
これはヴァーチャル?リアル?って疑い出すあたり、夢と現実の境目で微睡んでる感覚に似てる。起きてから、あれ夢だったっけ?ってなるやつ。
巻からはアリスも出てくるのかな?デボラが恋しい。

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2022年12月10日

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今回はヴァーチャルの世界を司る人工知能との対話。
喋るクマのぬいぐるみにアリスという名の少女が出てきます。
なんだか絵本の中の世界みたいで、何万年後の世界を見せてくれたり海底の神殿があったりいつもとはテイストが若干違いました。
どこまでが現実でどこまでがヴァーチャルか…

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2021年08月05日

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ネタバレ


WWシリーズ2弾。バーチャルと現実の違いがテーマ。人工知能が神であるバーチャル。アリスワールドという仮想空間がシステム障害。ログインできないことで自殺者が増加。ドイツと日本の情報局からの依頼でグアトとロジがアリスシステムへ。アリスとくまさん。アリスから政治スキャンダルの基板を土産に日本に亡命したいと。バーチャルと現実で情報局を欺く作戦。グアトも同時に騙され曖昧に。落合先のスイスではシステムの中にいた船長モリス。彼が開発者。シリーズとしての進展はあまりない印象。

オーロラは情報局員になった模様。
グアトが混乱したホテルのルームサービスでの真実。ロジからのナイフのプレゼントとトラブルが微笑ましい。
モリスとともにいたチェスが強い美女、グアトは彼と言った人物。ネットによるとアネバネか。確かに。

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2021年05月07日

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テクノロジーが進化し人間が日々生きることにもがかなくて良くなった世界について、緻密に描写されていておもしろかったが、一方で虚しくも思った
人が生きる意味があるとも思わないが、スティーブ・ジョブズが言ったように死は生命にとって唯一にして最高の発明なんだと思う。
クリアやゲームオーバーのないゲームなんてつまらないと思うが、マイクラやどうぶつの森って流行ってるよね、なんで??

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2020年11月15日

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ネタバレ

アリスとクマさんというモチーフ?が何だか珍しく感じられた。
ロジの誕生日サプライズのくだりがとても可愛い。モリスとチェスしてたのは誰だったんだろう?

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2020年06月16日

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神はいつ問われるのか?  
実に哲学的な一冊だった。    
しかしまぁこの主人公二人組の掛け合いも板についてきましたな。

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2020年03月28日

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ネタバレ

森博嗣氏の近未来SF。バーチャルリアリティ内のホストコンピューターとのやりとりがメイン。最後にどんでん返しはなかったのが残念。

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2020年03月18日

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新シリーズになり難解になってきました。うまく登場人物(そして著者)の思考に追いついているうちはありうべき未来に対する示唆に富んだ内容で非常に面白いのですが、一旦レールを外れると頭上で議論が交わされているような感覚になりがち。でもキャラクタの魅力で読み進められます。主人公の二人はあまり感情的じゃないですが最近そうでもない。物語の舞台が非現実の方向へシフトしている反動?

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2020年03月07日

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ネタバレ

・ヴァーチャルとリアルの境目はいつかなくなるのか?
・自分の世界では自分が神で自殺によっていつでもリセットボタンを押すことができてしまう。
・他者が見ている世界と自分が見ている世界は本当に全く同じものか?
というようなことを読者に投げかけながらも、今作は主人公2人の恋愛要素がいつもより多めに入っており、軽い気持ちで楽しく読み進められるページも多かった。
バーチャルの世界とわかっているからか、ヴァーチャルの世界での出来事はあまり興味が持てず読み流してしまったが、最後に、あの細かい描写が意味があったのだと(見ている世界は本物だったのか?隣の人と本当に同じ時を過ごしたのか?の伏線)わかった。
いつもの作品に比べてスリルのあるシーンが車での逃亡くらいだったので、サラリと読み終わってしまった印象のため、前作より評価は下げた。

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2019年11月26日

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読み易かったけど、オーロラとかの人工知能やらトランスファーがあまり登場しなくて、ちょっと物足りなかったかな。

これ、ヴァーチャルの中にずっと居るんじゃないのと、「クラインの壺」(岡島二人)を思い出しながら、読んでいたが。

ヴァーチャルが進化したら、リアルは要らなくなる?
リアルだって、今感じる指の感触、食べた柿の味、目に見えるパソコンの画面、所詮神経細胞の電気信号を脳細胞が処理しているのだから。

リアルが消えるときでも人間は神を必要とするだろうか。ヴァーチャルを主宰する人工知能が神になる?唯一神は危ないから、万の神の合議制にする?
よく判らない。でも、この考察があったことは覚えておこうと思う。

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2019年11月20日

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ネタバレ

WWシリーズ2作目。

ハギリ博士と情報局員ウグイが、楽器職人のグアトと技師ロジに名前を変えてドイツで隠遁生活を送るWWシリーズの2作目。
ロジがレースカーのドライブを楽しんでいたアリスワールドというヴァーチャル世界がクラッシュ。ドイツの情報局の依頼を受けて、二人は原因究明のためにアリスワールドに飛び込む。
今回は大仕掛けな分、よくある話、よくあるキャラ、という感じで、森博嗣らしさに欠けていたように思う。
どこからがリアルでどこからがヴァーチャルなのか。という境界がわからなくなってくる、というのはヴァーチャルものでは新鮮味がない。

2つのオチについても、
・結局多々の開発者(人間)の亡命かよ。真賀田四季出ないんかい。
・ホテルでの不可解な一件、ただロジが誕プレ隠してただけかい。
と肩透かし気味。

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2019年11月20日

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