感情タグBEST3
Posted by ブクログ
甘ちゃん旦那十二作目。
泥棒がいるんだか、いないんだか、
捕まえたいのか、捕まえたくないのか、
屋台の泥棒を調べろと漠然としたお役目をいいつけられたのは、
岡っ引きの親分にも「ぼんくらの旦那」と言われてしまう月也。
そういえば、「華屋与兵衛」というのが、
ただのファミリーレストランの名前ではなく、
江戸時代の実在の人物で、
江戸前の握り寿司の考案者とされているのは、
結構、最近知った。
その握りずしではないが、今回は「夫婦寿司」として屋台を出すことに、
ただし、夫は沙耶で、妻は牡丹。
寿司に合うまずいお茶を売ろうと、茶問屋がからんでくる。
なんだか誰が悪いんだか悪くないんだが、
みたいなぼんやりしたお話だった。
Posted by ブクログ
このシリーズは何しろ軽く気安く、微笑んで読めるから、料理の箸休めのように、合間に読むにはもってこいの作品。
夫婦愛も微笑ましいが、それを囲んだ友人たちも、いい人ばかり。
実際は江戸時代には、このシリーズほど女性は生きにくいのかもしれないが、この本の中では、気持ちの良い空気感が独特の雰囲気を作っている。
作品が回を重ねるうちに、ますます江戸文化を詳しく取り入れていて、江戸レシピの数も増え、そんな意味でも面白い作品です。
Posted by ブクログ
のんびりな月也と妻沙耶の夫婦同心が、屋台泥棒の検挙に乗り出す今巻
難しいトリックなどは無いけれど、沙耶の奉行所筒井&伊藤への推理が冴えてました(笑)
月也さんがもう少し活躍してくれたら嬉しいな〜
この緩さが良い
人が良くて、のんびり、おっとり、手柄とは、縁がないけれど、妻の手料理を食べているだけで、幸せを感じてくれる夫。妻も、それに満足している。そういう夫婦も良いかも。