感情タグBEST3
Posted by ブクログ
甘ちゃん旦那七作目。
月也と沙耶が駆け落ち?
江戸で駆け落ちからの女敵討ちが流行っており、
奉行の差し金で箱根へ湯治の旅に出た二人。
当然のように駆け落ちの二人と知り合うが…。
二人が江戸を離れてどうなるかと思えば、
相変わらずのんきな月也と鋭い沙耶。
駕籠にのったり、蓮台にのったり、
美味しいものを食べたり、お土産買ったり。
正直、宮部みゆきの後に読むのはどうかと思っていたが、
なんだか相変わらずで、素直で、単純で、
これはこれで良いのだと見直した。
Posted by ブクログ
今回は、女敵打ちを瓦版が追いかけて、脅しているのでは?という事件が多発。
何か大きな黒幕がいるのではないか?
またしても奉行に、事件の捜査を依頼された夫婦。
初めて表向きには「湯治」という名目で東海道を箱根路へ。
世間を観察して報告するようにと言われ、初めはルンルン気分であったが、ある時に駆け落ちの男女と遭遇し、事件に巻き込まれる。
この夫婦自体がとてもいい性格で、夫婦という単位のあり方というものにも、独自の提言がある。
物語も面白いのだが、人と人との繋がり方、相手への思いやり、言葉かけ、、、と、幾つもの考えさせられる部分が多く、面白い作品になっている。
もやもやが……
次から次へと、事件のような事件で無いような、何かが起こるのだけれど、これって、解決したのかな?忍藩の偽駆け落ち騒ぎは、めでたしめでたしで解決したのだろうけれど、瓦版屋は、どうなった?その元締めは?何か、もやもやが、残る。