【感想・ネタバレ】とんがり帽子のアトリエ(1)のレビュー

魔法が生活に根付いた世界。しかし、魔法は魔法使いとして生まれたものにしか使えないという決まりがありました。
魔法に憧れる少女・ココは、あるとき村に訪れた魔法使い・キーフリーが魔法を使うところを見てしまいます。
魔法の使い方を知ったココは、幼少期に買った絵本に描かれた魔法陣に気が付きます。
絵本に描かれた魔法を試しているうちに、禁術を使ってしまったココ。
禁術によって固まってしまったココの母を助けるため、ココはキーフリーに弟子入りします。
しかし、「知らざる者(ふつうの人)」だったココが魔法を学ぶことは異例中の異例。
姉弟子からの反発、幼少期から魔法を学ぶ子供たちとの経験の差……魔法使いへの道は易しくはありません。
ココは魔法を身に着け、母を救えるのか?ココに絵本を売った「つばあり帽」の陰謀とは?
圧倒的画力で描かれる魔法の世界に、あなたも虜になるはず。

なんといっても魅力的なのは、細部まで描き込まれた背景や魔道具たち。
ファンタジックなときめきがつまっていて、眺めているだけでわくわくします。
心躍る魔法の世界とシビアなストーリーの織りなす、絶望と希望の物語です。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

ネタバレ 購入済み

最高

まず、雰囲気がとてもいい。
故郷的なノスタルジックな感じが好きな人にはとてもオススメ。
登場人物が努力して成長していく話が好きな人にもオススメ。

1
2020年02月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・絵がとてもかわいくて綺麗で好み
・登場人物の名前も素敵
・ストーリーのテンポがよい
・ハリーポッターやジブリの世界観と通ずるものを感じた
・魔法の世界へ引き込む画力
・1話でここまで惹き付けられた漫画は初めてかも

0
2023年10月14日

ネタバレ 無料版購入済み

魔法使いを目指して

ある事情から魔法使いの見習いになった女の子の成長と冒険の日々を描いたファンタジー漫画の第一巻。

主人公はココという名の女の子。
お母さんが仕立て屋を営んでいてその手伝いをしている。
ココたちのいる世界には魔法使いといわれる存在がいて暮らしのいろいろなことが彼らの使う魔法によって便利になっている。
しかし魔法は才能のある人にしか使えないといわれ魔法使いになれるのは一握りの人たちだけだった。
そんな中普通の子であるココも無理だと思いつつ魔法使いになりたい願望をあきらめることができずにいたのだった。
ある日ココは母のもとに布が欲しいと来ていた魔法使いのキーフリーが魔法をかける瞬間を見てしまう。
特別な人しかできないと思っていたものが実は魔法陣を描く事だったと知りこっそりマネをしてしまう。
するとごくごく小さな魔法をかけることに成功したのだった。
それに気をよくしたココだったがそれが重大な事件を招くことになるのだった……。

独特の世界観と設定、そして緻密な絵など見るところがたくさんあって面白いし飽きない。
ココがこれからどういう決断をしてどう成長していくか続きが楽しみ。

0
2021年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「ただの人間は魔法を恵んで貰うことしかできない 魔法使いにはなれない」(p9)世界で、魔法に憧れを抱く少女・ココ。

魔力を備えた者しか扱えないと言われていた魔法だが、この世界では「魔法はかけるんじゃなくて 描く」(p39)ものであり、実はやり方さえ学べば誰でも一応は扱えるもの。

だからこそ、興味本位で描いた魔法によって母親を石化させてしまったココ。母親を救うために、石化の魔法陣が描かれた絵本を探すべくキーフリーの元で学ぶことになる。

絵本を売った謎の仮面の目的は?

キーフリー(というか魔法使い界?)の裏には何か色々とありそうな。

禁止魔法を使った普通の子であるココは有名人のようで、先輩少女達とはまだかなりギクシャク。

ココの強みは「自由」。

正式に「とんがり帽子」になれたココ達はカルンの街に魔材屋を訪ねる。
が、つばあり帽が現れて転移させられた先には…ドラゴンが!


可愛らしい見習い魔法使いの少女たちが登場するが、ココに課せられた課題はある意味’世界の理を乗り越える’という極めて壮大で重厚なもの。

冒険のはじまりはじまり。


5刷
2021.6.14

0
2021年06月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

魔法をかけられるのは魔法使いだけ…。魔法を使える人々に憧れる少女ココが「ある事件」をきっかけに魔法を学ばざるを得なくなる物語です。

そして、「魔法とは何か」「魔法は本当に生まれつきの才能なのか?」という事が判明します。


魔法使いキーフリーがココに魔法を教えていくシーン、そしてココが試験の場に放り出されて途方にくれつつも自らの知恵をもって試験合格までいってしまうシーンを読んでいると、「これは何かを学ぶ人にとって重要な事が書いてあるぞ」と思えてくる。

そのきっかけの言葉が
「暗記はいずれ忘れてしまう。でも理解して語った言葉は君の体に染み込んでいる。理解したら使いこなせる。」

「新しい道具を扱う手はおぼつかないものさ。初めて立った仔馬みたいなものだから。すぐに慣れて自由に駆け回れるようになるよ。」

という言葉でした。

「言葉としては表れてはいないけれど勉強になった事」もあって、それがコチラ↓↓

・危機的状況になると人は学びの量が多くなる。
・新しい道具での作業が難しいなら、使い慣れた道具に持ち替えてやればうまくいく事がある。 (その時までに培った知恵を使う)
・本でインプットする事は大事だけれど、実践でアウトプットをすると場合によっては知識応用ができるため得る事が多い。

ただ物語上では失敗を生かせるシーンがすぐにやってきたけれど、現実ではそれをどうするか。それはおそらく自分で作り出すしかないのかもしれないけど。

それよりは、偶然にやってくるその機会に備える事かしら。

失敗を生かすためにそれを覚え続けておく事が大事なのかもしれないな。でないと二の舞になってしまう。

0
2018年10月25日

ネタバレ

ハリー・ポッターみたい…

何だか禁止魔法や魔法を人に見られてはいけない、見られたら記憶消去という部分がハリー・ポッター感がすごい強くて読むのやめました。

キャラにもだんだん魅力がなくなってきました…。

特に9巻のクスタス。タータやココへのただの八つ当たりにしか見えません。イニニアもクスタスの足を治すといっていたにも関わらず、結局は魔法器で足の補助してるだけで治していませんよね。

だいたい喋る毎に「〜です」「〜なのです」という語尾にいちいち苛ついてしまい、イニニア自体があまり好きになれませんでした。

何かこの漫画はセリフを書かずに表情のみで気持ちを表現しているコマが何個かありますが、キャラの気持ちが読者に伝わりにくいです。

9巻でごめんなと言われた次のコマのココが恐怖の表情をしていた理由がよく分かりません、ごめんなって言われて恐怖顔する意味がよく分かりませんでした。

後は性暴力は現実でも深刻な問題ですが、ルルシィが過去の私怨によって女性の服を透視するという違法魔法器を売ろうとした男を粛清しているようにしか見えなくて感情移入も何もなかった。

何か魔警団といい、弟子キャラといい、それほど魅力が感じられないんですよね…魔警団や弟子の過去回想シーンとか出ても、特に同情できなかったし…。

魔法陣を書いて魔法を出すってのが、何か悪魔召喚のイメージが強すぎて魔法使いって感じがしなかったのもあるかもしれないな…。

#ダーク

0
2024年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

魔法使いに憧れる少女の成長物語!って感じ。良質なファンタジー児童書という感じでしかもひとコマひとコマ挿絵のような美しさ!覆面の人物も気になります…

0
2017年07月09日

ネタバレ 購入済み

ワクワク

魔法の設定が詳しく描かれていて、道具などもこれからどんなものがでてくるか楽しみです。ただ主人公たるココは、自分のせいで母親があんなことになったのに、今ではまったく罪悪感や危機感とかみえず、魔法をおもいきり楽しんでいて、人としていかがなものかと、好感がもてない。彼女がわくわくしてもいいような、別のきっかけで魔法を学び始めたほうがよかった。

#ドキドキハラハラ

0
2023年01月06日

ネタバレ 購入済み

うーん…

この物語で出てくる人は誰もいい人がいない。ココがいなくなると、組織を追えなくて困る先生。ぽっと出のココの登場に嫌がらせする他の子どもたち。ココが教えてと頼んでも、用事があるからと本を渡すのみ。最後は魔法の書き方しか知らないココに無理やり試験を受けさせる始末。ぽっと出の主人公を全く受け入れず、いじめる彼女たち。それを怒らない先生。ココの存在意義の無さ。
そして当の本人はお母さんを石化してしまったのに、罪悪感が全く見えない。本当に反省してるの?ってイライラしちゃいます。お母さん石にしちゃったけど、魔法使いになれてラッキー!魔法って素敵!って魔法使いになれて嬉しい気持ちしか見えない。お母さん邪魔だったのかな…
なんでこの漫画人気なのかわからないです…
絵はすっごく綺麗。魔法も綺麗。ワクワクするけど、キャラクターが良くない。
とりあえず一巻だし、これからに期待を込めて星3つで

0
2020年02月14日

「青年マンガ」ランキング