【感想・ネタバレ】とんがり帽子のアトリエ(13)のレビュー

魔法が生活に根付いた世界。しかし、魔法は魔法使いとして生まれたものにしか使えないという決まりがありました。
魔法に憧れる少女・ココは、あるとき村に訪れた魔法使い・キーフリーが魔法を使うところを見てしまいます。
魔法の使い方を知ったココは、幼少期に買った絵本に描かれた魔法陣に気が付きます。
絵本に描かれた魔法を試しているうちに、禁術を使ってしまったココ。
禁術によって固まってしまったココの母を助けるため、ココはキーフリーに弟子入りします。
しかし、「知らざる者(ふつうの人)」だったココが魔法を学ぶことは異例中の異例。
姉弟子からの反発、幼少期から魔法を学ぶ子供たちとの経験の差……魔法使いへの道は易しくはありません。
ココは魔法を身に着け、母を救えるのか?ココに絵本を売った「つばあり帽」の陰謀とは?
圧倒的画力で描かれる魔法の世界に、あなたも虜になるはず。

なんといっても魅力的なのは、細部まで描き込まれた背景や魔道具たち。
ファンタジックなときめきがつまっていて、眺めているだけでわくわくします。
心躍る魔法の世界とシビアなストーリーの織りなす、絶望と希望の物語です。

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Posted by ブクログ

『人の体に直接かける魔法は禁止魔法』。魔法使いの世界にある、このルールの是非に、いよいよ切り込んだ巻。

銀夜祭に集まる人々を襲う、凶々しい怪物に、魔法使いたちは命をかけて自分たちの責務を果たそうとするが、傷つく人々を前に規律が立ち塞がる。

魔法をかければ助けられる命。
規律を重んじて見捨てるのか
クスタスが、ココたちに向かってずっと叫び続けてきた問いが、混乱の中で魔法使いに突きつけられる。

逃げ遅れ、死にかけた人々を助ける魔法。それが禁止魔法で、悪なのか?

何巻もかけて綴られてきた問いに、ついに答えが出されるシーンはじんときた。
きっとこれからもたくさんの作家が問い、答えを出す。
助けたい、と示す物語の威力を改めて知ったような気がする。

これからも楽しみにしている。

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2024年02月29日

Posted by ブクログ

ココの説得に動かされたベルダルートにより、全面禁止だった治療魔法に光明が。
「禁止されてない魔法を応用して治療すれば良い」というココの発想と、ベルダルートの知恵によりギリギリ掟を破らない範囲で実現した治療法。
世界に大きな影響を与える予感がする。

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2024年03月31日

Posted by ブクログ

魔法は、科学と同じで、禁止や制約があるみたい。性悪説は分かるが、このままだとつまらない。悪い魔法使いの方が人類っぽい

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2024年03月05日

購入済み

とんがり帽子のアトリエ

面白い。
次が待ち遠しいです。
次がどうなるか、先生の過去がすごく気になるし、本当はどちらが正しくて、誰が本当は何のために作った規則なのかわからなくなってきた。
お母さんは元に戻るのでしょうか?

#切ない #ドキドキハラハラ #じれったい

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2024年02月28日

Posted by ブクログ

こっちはもう、大きな展開の把握すら怪しい。美麗な絵と、各エピソードの面白さは間違いないから、今後も読み続けたいとは思うけど…。

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2024年04月08日

Posted by ブクログ

ベルダルートってどうしても女の人に見えてしまう。煙彫刻魔法あるあるだから、と笑うベルダルートと捕縛を命じるベルダルートが同一人物というのが賢者だなあと。
キンフリーとココって師弟であると同時に共犯者って雰囲気だなと思う。

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2024年04月06日

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