【感想・ネタバレ】鬼の蔵 よろず建物因縁帳のレビュー

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広告代理店に勤めている高沢春菜。ある村の蔵の移転工事の下見に行くが、そこで事前に知らされていない衝撃的なものを見る。その蔵で出会った因縁物件専門の曳き家である仙龍と蔵の謎に挑む。
最初は負けん気が強く上昇志向の主人公が合わないと感じたが、物語が進むうちに春菜のその性格が良い方面に作用してよかった。仙龍は見た目良し、性格良しで言うことなしだ。
怖がりには十分怖く、耐性のある人には優し目の作品という印象を受けた。場面や周りの雰囲気の描写が細かく、読者の想像力を上手く使って恐怖を演出している。本作は幽霊が例外を除けば1人しか出てこない上に条件が揃わない限り幽霊が出る場所も限られている。なので読者自身も出るか出ないか分かりやすい。もちろん初めて読む場合はいつ出るかどこで出るかは分からないが、個人的にはある程度読み進めるとこれは雰囲気は怖いが出ないと察知出来た。なので怖いけど、読みたいな方にオススメしたい作品だ。

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2023年12月03日

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おどろおどろしい始まり方に期待を持ちつつも、怪異を祓うシーンは少し抑えめ。お祓いのシーンってだいたい祓ってる誰かが大変なことになるような……。主人公も大ピンチっていうレベルのものには遭いません。
寒村独特のヌメッとした雰囲気が伝わってくる一作でもあります。

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2022年08月08日

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ネタバレ

祟りも因習も悲しくやるせない内容ではあるが、読後感はすっきり感じられる。

「土蔵は動きたがっている。祟りも因縁も含めて終わらせたいと土地が言っている。」
初めて祟る側が終わらせたがっている設定を読むことができた。

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2021年08月14日

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ネタバレ

内藤さんの話の現実と非現実のバランスがすごく好き。
時代も世界観も想像と反して現代日本でまず意表を突かれた。大好きなおどろおどろしい雰囲気。うきうきと面白く楽しく読んだのだけど、来るなと言われてるヒロインがのこのこ出ていって案の定ピンチに陥るという展開が地雷なので次巻もそんな流れであれば続きは読まないと思う。とりあえず試しの次巻は購入済み。

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2018年10月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

サクッと読みやすいホラーというか、嫌な村の話かと思いきやその背景は悲しい村ぐるみのものだった、という感想
曳き屋なんて仕事があるのを初めて知りました
建築とかそういう企画とかを立てる仕事の話、という方向としても個人的に興味深く読めました
どうやらシリーズのようなので、次の作品も読んでみようと思います

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2024年04月27日

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