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面白かった!
怖さも謎もすべてがちょうどいい!
じわりと忍び寄る恐怖の書き方も、本当に程よく迫ってきて一気に読んでしまった。
怖いのだけど、背景を知るととても悲しく切なく怖さが薄れる。
萬建物因縁帖 鬼の蔵
恐かった!もう、かくれんぼ出来ない。建物には住んだ人の念がありそうだけど、また蔵と言う設定が妙にリアルに想像出来てしまい、我が家にに蔵がなくて良かったと思うぐらい恐かった。我が家も古い蔵を取り壊した時きちんとお祓いをしなかった。1ヶ月経った頃私がつまずいただけなのに肩を骨折、脱臼した。完治後、知り合いの霊能者から蔵を壊した時何が起こらなかったか?と聞かれ怪我の話をすると、命を取られるところだったと言われた時の恐怖が蘇った
ハマりました
この1冊を読了して、すっかりこのシリーズにハマりました。
お盆に隠れ鬼をしてはいけない、という掟を破るところから始まる恐ろしい呪い。旧家に残る悲しい過去の話。
じわりとまとわりつく恐怖がなんとも言えず好みのタイプのお話でした。
何より仙龍がかっこよくて‼‼今後の展開も気になります。
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よろず建物因縁帳シリーズの第一作目
面白かった!初読みの作家さん
『山深い寒村の旧家・蒼具家では「盆に隠れ鬼をしてはいけない」と言い伝えられている』とあらすじの初めから引き込まれました
全ページ227pと少し薄めなので、サラッと読めるかな?と思いきや、サラッと読めない!!ガッツリ怖い!!
そして蒼具村の因習の謎が解き明かされるたびに続きが気になって、怖くて…結局一気読みしてしまいました
春菜ちゃんと仙龍の2人のコンビが良い~
シリーズが全10巻もあるようなので少しずつ読みます!楽しみだ
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広告代理店に勤めている高沢春菜。ある村の蔵の移転工事の下見に行くが、そこで事前に知らされていない衝撃的なものを見る。その蔵で出会った因縁物件専門の曳き家である仙龍と蔵の謎に挑む。
最初は負けん気が強く上昇志向の主人公が合わないと感じたが、物語が進むうちに春菜のその性格が良い方面に作用してよかった。仙龍は見た目良し、性格良しで言うことなしだ。
怖がりには十分怖く、耐性のある人には優し目の作品という印象を受けた。場面や周りの雰囲気の描写が細かく、読者の想像力を上手く使って恐怖を演出している。本作は幽霊が例外を除けば1人しか出てこない上に条件が揃わない限り幽霊が出る場所も限られている。なので読者自身も出るか出ないか分かりやすい。もちろん初めて読む場合はいつ出るかどこで出るかは分からないが、個人的にはある程度読み進めるとこれは雰囲気は怖いが出ないと察知出来た。なので怖いけど、読みたいな方にオススメしたい作品だ。
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設計士と祓い屋が棲み着く家屋を浄化させるお話。
本作はシリーズ第1弾。
二人の出会い編。
怖かった…ホラー感満載ではあるが結果哀しく時代の惨さも充分伝わる一冊。
主人公の設計士がカネカネお下品ではあるがそこも今後変化していくのだろうと次作に期待。
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よろず建物因縁帳シリーズ第1弾!
こういう建物には、そういう呪いとかあるんかもしれん…
建築業の人は、建物建てる時に、色んな儀式あるもんな…地鎮祭とか、棟上げとか色々。
うちも家建てた時にやったな。大黒柱にお札付けたりした記憶がある。
こんな山深い寒村の旧家には、何かありそう。それも歴史ある家には…
今なら、考えられん悲しい出来事が…
それを受け入れてきたのは、どうなん?とは思うけど、仕方ないんかな…
そら、そんなんあったら、呪いの一つや二つ、いや三つはある気がする。
何も考えんと、利益の為だけに、古い建物を壊すとかアカンな…
全てを祓った上で、更に敬意を払う。潰すのではなく、残す。曳き屋さんによって、少し動かすにしても。
でも、こんな物件専門にしてたら、早死にするのも分かる。
仙龍さん!頑張って、祓って〜!
近所にも蔵とかあるけど、近づかんとこ!怖い…
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おどろおどろしい始まり方に期待を持ちつつも、怪異を祓うシーンは少し抑えめ。お祓いのシーンってだいたい祓ってる誰かが大変なことになるような……。主人公も大ピンチっていうレベルのものには遭いません。
寒村独特のヌメッとした雰囲気が伝わってくる一作でもあります。
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よろず建物因縁帳シリーズの一巻。
初めて読む作家さん。
ドラマ化もした、藤堂比奈子シリーズで有名だよね。
面白かった。
最初はグロいのかな…ってドキドキしてたんだけど、グロくなくてよかった。
ホラーは好きだけど、グロいのは苦手なので(^v^;)
多分、小野不由美先生のゴーストハントシリーズ好きな人は好きなのではないかと。
続きも読みたいし、藤堂比奈子シリーズとか他のシリーズも読んでみたいな。
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藤堂比奈子シリーズ、東京おもてうら交番、夢探偵フロイトと読んできて4シリーズ目。
タイトルだけ見て時代劇ものかと思って避けていたけどそんなことはなかった。
さくさく読めて話の展開も早く読みやすかった。
猟奇殺人はなくオカルト色強め。
プライドが高く、気が強い主人公の性格があまり好きではなく、そこがちょっと気になった。
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とある山村の古い因習や旧家を巡っての怪異を取り扱ったホラーものというだけで、内容はともかく、ホラー好きにはワクワクさせられる設定。ストーリーはよくわからないところもありながらも、サクッと読めて、また雰囲気も適度にホラー感が出ていて可もなく不可もなくという気がしました。もう少し深みがあればいいのですが、それはまた次作以降かな。
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祟りも因習も悲しくやるせない内容ではあるが、読後感はすっきり感じられる。
「土蔵は動きたがっている。祟りも因縁も含めて終わらせたいと土地が言っている。」
初めて祟る側が終わらせたがっている設定を読むことができた。
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とある田舎にある、今は誰も済まない旧家を道の駅にするというプロジェクトを進め進めようとしたところ、敷地にある蔵から人の地で書かれた”鬼”という言葉が見つかって…。
ホラー小説ですが、その背景には柳田邦夫にも語られるような昔の村の悲しい歴史があります。女庭、男子禁制など女性にまつわるキーワードが出てきますが、その謎が開かされた時結構驚愕します。。
曳き屋という職も魅力的です。
静かで悲しく優しい物語
不気味なホラーらしい始まり方をする一冊。
おどろおどろしいものになっていくと見せかけて、実は哀しい背景がある、と言うものでした。
怖さは余り感じないかな…。
最初ウザイな…と思ったキャラがだんだん可愛くなっていったので、ウザイキャラ出てきても見捨てないで読んであげてください(笑)
続刊の粗筋をみると怖くなっていきそうだったので買いました。読むのが楽しみです
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ハマり中の内藤了さんの別シリーズ。
あ、こういう感じでくるわけかw 楽しみ(^_^)♪
山深い寒村の旧家・蒼具家。
「盆に隠れ鬼をしてはいけない」と言い伝えが。
広告代理店勤務の春菜は、移築工事の下見に訪れた蒼具家の蔵で、人間の血で「鬼」と大書された土戸を見つける。
調査の過程で明らかになる、一族に頻発する不審死。
春菜にも災厄が迫る中、因縁物件専門の曳家を生業とする仙龍が、「鬼の蔵」の哀しい祟り神の正体をあきらかにする。
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最初はリアリストな春菜にイライラしたけど、受け入れてからはスムーズに読めた。起こる出来事は怖いけど、隠された真実はやるせない。これシリーズものなのか。続きも読んでみよー
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ホラーは苦手だけど大好きな内藤了さんの本なので読んでみたら面白かったー‼︎
古い慣習やしきたり、怨念や怨霊、曳やや生臭坊主。
たまりません(*´∀`*)
ホラーなのでゾクゾクしますが、それ以上に明かされる真実に驚愕します。
ホラーって怖いと言うより哀しいと思うのは私だけでしょうか。
面白かったです
さくさくとお話が進んでいくので、とても読みやすいですし無駄がないです。三津田さんの作品が大好きなんですが、あちらと比べると同じような怪談でもこちらはさっぱり、キャラクターが濃いぃという感じで少し物足りなさはありますが、これはこれで面白かったです。
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よろず建物因縁帳 第1弾。
猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズが面白すぎたので購入。
小野不由美さんのゴーストハントシリーズと、北森鴻さんの
蓮丈那智フィールドファイルを思い出させるような話。
怪異と因習と原因の追究と独特の解決。
●●師って結構ツボなんですが、今回は曳き家師。
そんなものが存在していたとわぁ~!
初回は、旧家・蒼具家の独特の儀式と言い伝え。
床下に貼られた200年ほど前の因縁物件の印。
主人公春菜と隠温羅流導師の仙龍に雷助和尚と小林教授
そして仙龍の会社の新人コーイチを加えて原因を探る。
もうこれ大好きです。
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内藤さんの話の現実と非現実のバランスがすごく好き。
時代も世界観も想像と反して現代日本でまず意表を突かれた。大好きなおどろおどろしい雰囲気。うきうきと面白く楽しく読んだのだけど、来るなと言われてるヒロインがのこのこ出ていって案の定ピンチに陥るという展開が地雷なので次巻もそんな流れであれば続きは読まないと思う。とりあえず試しの次巻は購入済み。
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その土蔵の土戸には、夥しい血で「鬼」という文字が
したためられていた。
怨霊の封印が解け、恐ろしくも切ない物語が始まる。
広告代理店につとめる春奈と、謎の曳き師、仙龍のコンビが旧家、蒼具家にまつわる因縁を断ち切る。
ワタシは怖がりである。
ホラー小説は、どちらかというと、苦手なほうだし、まして、ホラー映画は殆ど見ない。
今回のように、たまたま読んだとしても、夜はいやだ。
明かりを避けた薄暗い部屋の隅には、何かがうずくまっているような気がするし、自分の背中側の気配が気になる。
この作品は、「猟奇犯罪捜査斑」シリーズの流れで手に取った次第である。
広告代理店の営業担当である高沢春奈は、奥深い山村の道の駅建設計画に名乗りをあげる。
だが、その村の旧家、蒼具家の土蔵から文化財が出たということで、土蔵をまるごと移転するという話に。
下見に出かけた春奈は、因縁物件専門の曳き家師、仙龍という男と知り合う。
土蔵に入った春奈は、その土戸に大書された「鬼」という血文字を見せられる。
さらに、床下には謎めいた印が入った札が貼られている。
調べるうちに、蒼具家には、盆に「隠れ鬼」をしてはいけないという禁忌があることもわかってくる。
「鬼」とは何なのか、そして、血で書かれた理由、禁忌の意味するものは。
旧家、土蔵、血文字、封印の札と、ホラーの舞台装置満載。やぁ~、ゾクゾクします。
春奈のキャラが負けん気の強い、結構強烈なもので、なんだかなぁと思って読んでいったけど、仙龍との息があってきたところから、強烈キャラも気にならなくなった。
そして、春奈にも、何やら力があることも示唆されてはいるが、どんな力なのか、発揮された様子はないのだが…。
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伝承が強く残る村の中の因習、蔵の中の封印。
鼻っ柱は強いけど、抜けているところや
弱さもある女主人公と、その相手をするイケメンキャラ。
ホラーとしても小説としても、
売れるべき要素をきっちりと押さえた一冊。
雰囲気に浸って怖がるホラー小説と
ライトな雰囲気のトーンは本来アンマッチだと思うけど
本作に限って言えば喧嘩していない。
2作目を読みたい。
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サクッと読みやすいホラーというか、嫌な村の話かと思いきやその背景は悲しい村ぐるみのものだった、という感想
曳き屋なんて仕事があるのを初めて知りました
建築とかそういう企画とかを立てる仕事の話、という方向としても個人的に興味深く読めました
どうやらシリーズのようなので、次の作品も読んでみようと思います
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軽めかと思ったらちゃんと怖いやつ。
ちゃんと怖いホラー。
隠し鬼をしてはいけないという風習に隠された土地の因縁と歴史も面白かった。
主要キャラがあまりに少女漫画的な設定なのが気になったなー。久々にこんなコテコテの設定の本読んだな。(美人設定だけど空回り系女子、仕事ができる因縁を抱えたイケメン、実は高学歴のチャラい下っ端、女好きの坊主)
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広告代理店の春菜と因縁物件専門の曳き家千龍が鬼の蔵の因縁を追う話。曳き家というものを初めて知り、土地や家に根付く因縁に震える。しかし背景を知ると怖い、ではなく悲しく遣る瀬無さを感じる。うちの田舎にも因縁が眠ってそうで気付かないふりをしようと思う
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民俗学×ホラー、怖かったけど、続きが気になり一気読み。オクラサマの正体とは。令和の時代だけど、迷信とかってバカに出来ないんだな。特に産み捨てられた赤子なんてワードが出てくると怖さup。だいたい無音で読んでるけど、思わずTVを点けちゃった。
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おどろおどろしい出だしは怖くて良かったし、
怪異の正体が判明していくくだりは面白かった。
だからこそ終わりは物足りなく感じる。どこか中途半端な感じで、意外にあっさり終了。
春菜の言動にイラついてハマりきれないこともあり、真剣にホラーとして読むよりライトに読む系かな。僧侶やらアシスタント君やらチームとしては面白そうなので、次も読んでみたい。
Posted by ブクログ
02月-27。3.5点。
よろず建物因縁帳第一弾。
広告代理店勤務の主人公。道の駅建設案件に携わる。
元は旧庄屋の土地で母屋・土蔵があるが、土蔵から文化財候補が出てきて、且つ蔵には「オクラサマ」という神が祀られ。。
建物の因縁を払い、曳き家を生業にする仙龍とたっぐで取り組む、哀しい物語。
藤堂比奈子シリーズよりホラー色強め。でも面白かった。
Posted by ブクログ
広告代理店の女のお話
いわくありの物件の移転工事の見積もりで
現地を訪れたが・・・
主人公はちょっと霊感もあるっぽかったです
曳き屋というのも出てきて・・・
いわくも徐々に明らかになるのだけど
読み終わって、なるほどそういうお話なのねって
言葉とかちょっと読みにくいなと思いましたが
ふむふむな感じです
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シリーズ1作目。
安定の読みやすさ。
この作家さんの本は気軽に読めるのでお気に入り。
今回のシリーズはホラーなのかしら。
ここからもっとホラー色が強くなってくれれば嬉しい。
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よろず建物因縁帳シリーズ、1作目。
藤堂比奈子シリーズからこちらのシリーズに流れ着きました。前作シリーズはホラーちっくなミステリでしたが、今回のシリーズは完全にホラー。ホラーミステリは読むけれど、正真正銘のホラーは無理な私でしたが、意外とこちらは読めました。登場人物のキャラが皆飄々としていて受け入れ易かったからかな?曳き屋師の仙龍やコーイチくんの存在も安心感を持たせてくれて良き。民俗学的要素も大きく、私の好きな分野なので、興味深く読めました。次作も期待。
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藤堂比奈子シリーズの著者のホラーシリーズ第1弾。
寒村の旧家の移築工事の調査から、一族の不審死、寒村の哀しい過去が浮かび上がる。
曳家とオカルトの組み合わせはしっくりくる。キャラは典型的なラノベ風だが、怪異の描き方がしっとりとしたホラーでなかなかよかった。
夜に一人では読まないで
読み始めは本当に買ったのを後悔する程恐怖を感じました。しかし読み進めるうちに逆に止まらなくなりました。東堂比奈子シリーズからのファンです。主人公とヒロインのその後も気になります。是非シリーズ化を(笑)。