感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最初の親子、こんな簡単にはいかないだろうなと考えてしまう自分はこじれすぎなのか。
動物病院の話は一服の清涼剤だった。
そしてこのママ友の悪辣さよ…。
匿名
自然派について
自然派元薬剤師…!めちゃくちゃ手強そうな相手ですね。
次巻が楽しみです。
親の弱い部分につけ込む人をどうにか科学的に追いやってほしいですね。
参考になる
当たり前ではありますが、患者さんが病院で発する言葉の裏に背景があることや、医療従事者側からすると困ってしまう患者さんもいることを改めて感じながら読みました。実習前なので参考にしながら読ませていただいています。
予防接種その一
一部ご紹介します。
・「私たちはチームで治療にあたっています。医師、看護師、薬剤師、それぞれが患者さんと向き合うことで、よりよい治療が出来るからです。そしてとくに小児科では、お母さんやお父さんもチームの一員だと思っています。一緒に頑張りましょう」
・衛生環境がよくなって、今の日本では見かけない感染症もあるのに、なぜ子供の予防接種は増えているのか。それは、今の日本では発症が報告されてなくても、世界では現在でも流行している地域があるからだ。世界中の人々の往来が当たり前になった今だからこそ、予防接種をやめてしまったら再流行する危険性があるからだ。完全に根絶されない限り、予防し続けることが重要なのである。
・ワクチンが開発された感染症は、発症したら対症療法しか治療法がないものが多く、重症化や後遺症のリスクも高い。ワクチン接種の意義は、発症および重症化を予防することにあるのだ。
・ワクチンは大きく分けて3種。生ワクチン(弱毒化した病原体由来)、不活化ワクチン(感染力を失わせた病原体由来)、トキソイドワクチン(病原体から取り出され、無害化した毒素由来)だ。(新型コロナでは、ウイルスの遺伝子を、脂質の膜や、別のウイルスに乗せて細胞に侵入させ、そこで出来たウイルス蛋白を抗原として免疫させる方法がある)。
・それぞれのウイルスや細菌の性質に最も適したものが、ワクチンとして作られる。そして、ワクチンの開発、製造は薬機法で厳密な基準が設けられている。
・ワクチンに使われる添加物として、安定化剤(主成分の損傷防止)、不活化剤(病原体の殺菌)、アジュバント(抗体獲得補助)、主成分を培養するために使われたヒトや動物の細胞などがある。どれも、添加量はごくわずか。安全性が高いものが採用されている。
・ワクチンに使われる水銀は、水俣病の原因となったメチル水銀ではない。エチル水銀であって、メチル水銀より早く体内から排出される。水銀は魚介類にも多く含まれる(妊娠中は要注意)。本マグロの刺身なら1週間で80g食べた場合、水銀は0.04mgだ。インフルエンザワクチンでは2回接種で0.01mg以下である。
・「メーカーや病院が儲けるためにワクチンがある」わけではない。そもそも、ワクチンの管理は大変なため、一般診療だけしてた方が、数をこなせて結果的に儲かる。
Posted by ブクログ
作中のお母さん同様、自分も人工物を摂取することに抵抗を持ちがちだけど、人工物であっても摂取のメリットがデメリット以上にちゃんとあったり必要な場合があることを勉強しておかないとならないと思った。
Posted by ブクログ
医療機関とうまくつながらなかったり、管理が大変で予防接種打ってないってケースしか考えてなかったけど、打たないですって言う親もいるんだなぁ
自分で自分のこと決めるならいいけど、子どもがそれでなったら辛いだろうし、他の子にも影響があるってことも考慮に入れないとなんだなって気づいた
でもそれをどう伝えていくかは難しいよね、、
Posted by ブクログ
獣医まで出てくるとは…。主人公を薬剤師にしたからこその変化球。そして、おそらくコロナ渦中だからこそのワクチンの話題へ。医療系の作品だったら、何らかの形で話題には上ることかもしれないけど、そのあたり、リアルタイムの漫画としてどういう表現を取るか。注目です。
わからない世界の事
医療従事者でなければからないような世界もわかりやすく示されているし、そういう人の目線から切り込んで書いてくれているので、毎度勉強になります!
小野塚さんと葵さんのツーショット楽しみにしてます!
Posted by ブクログ
毎回、切り込んでいる話題が素晴らしすぎる。素人も勉強しなければいけないな、と思う反面、森羅万象に詳しくなることは不可能なので、結局、知識や経験のある人を頼らなくてはいけない場面も多い。そのなかで、次回は「思想の違う知識や経験」と向き合う場面が予想されるので、またもやこの作品が別のステージを見せてくれることにワクワクしている。正しさのあり方と多様性の対立は、どう決着させればよいのか、実社会でたくさん起こりうることのシミュレーションとしても楽しみ。
Posted by ブクログ
産科病棟に配属された主人公の活躍楽しみです。後半のワクチン問題は、ここ最近のコロナワクチン騒動とも重複して興味深い内容です。正しく知識をつけて行くのは実は大変なんですよね。
Posted by ブクログ
シリーズ、第六弾。
出産間近で、いろいろ揉める向坂さん親子。
果たして、親子で和解は出来るのか?
薬剤師・葵みどりさんの担当する小児科病棟に入院してきた芳村さんの女児。
しかし、一切の予防接種を拒否していた。
病棟では、治療の関係で、予防接種を受けたくても受けられない子供達も大勢いる。
その子達の脅威にもなってしまう...
ワクチン否定は、正しい選択なのか?否か?
その裏に、元薬剤師のママ友の影響があった。
葵達は、どうするのか?
Posted by ブクログ
折角の夏休み、実家に帰ったのに
動物病院のお手伝いをして働いてしまうところがらしい。
人間と同じ薬を使っているとか、
機械の違い、手に入りにくい薬やその理由など
色々と面白かった。
実際に薬剤師さんを雇える余裕があれば、
獣医さんも患者サイドも心強いと思うが、難しそう。
反ワクチン派のママが出てくるエピソードは、
読んでいてなんだかしんどかった。
自分の意思で自分が自然派としてやっていくのはまだしも
子供が兎に角可哀想だし、ワクチンに関しては
周囲に迷惑をかけることになるところが辛い。
今現在ネットなどで、新コロナのワクチン関連の騒動を見ているので
余計にもやもやした気持ちになる。
なぜ同じ薬剤師で、同じ様に勉強したはずなのに
正反対の結論に辿り着いてしまうのだろうか。
薬が全部悪いわけじゃないと知っているはずなのに。
Posted by ブクログ
病院薬剤師の物語シリーズ6巻では、てんかん患者の出産、動物病院における薬、そしてワクチン接種と反ワクチン派の話題が描かれている。
後半における物語は、明らかに今の時勢を踏まえてのものだろう。編集部含め、関係者の意向でもしかすると路線変更もあったかもしれない。
まず最初に書いておくと、今回も面白く、また勉強になる内容が多く含まれていた。
毒親の存在を描きつつ、反面で親への反抗というトピックが妊婦自身にある種の勘違いを起こさせていないか、と問うような前半の内容は興味深い。
ライフステージの変化は否応なく生活の変化を余儀なくされるが、生命を為す行為が単なるステップとして捉えられるのは確かに危険な傾向だろう。
そうした微妙な話題を取り上げつつ、着地点を柔らかに描く手並みはさすがとしか言いようがない。
加えて動物病院というテーマ、反ワクチンというトピックもまた興味深い代物だ。
時代性を踏まえた物語であればこそ、その価値は特筆すべきでもある。
一方で、読者としては肩透かしを食らった感も、正直否めなかった。
コナンの事件が始まる直前のように、妊婦の皆さんの状態を確認した前巻の様子から、少なくとも今巻を通して産婦人科にまつわる物語を展開することを期待していた部分があった。
そこからの急激な転回は、事情を察しつつやはり惜しさを感じる部分もあったのだ。
その辺も加味して、ここでは星四つ半相当と評価している。
改めて強調するが、内容は面白いし、ここから展開される反ワクチンに対する薬剤師側からの意見開陳も興味深く見守りたいと思っている。
ただ、それとは別に、シリーズを読む上での評点がこうなったというだけの話なので、そこはあしからず。
Posted by ブクログ
自然派ママと、自然派薬剤師。VS 医療者。
どっちもメリットとデメリットがあることを分かってやるならいいけどねぇ。
病気になって苦しむのは子供だからね。
自分達、親はちゃんと予防接種してる訳ですし。
Posted by ブクログ
てんかんのお話、薬でちゃんとコントロールできているのに社会から偏見を持たれるのは辛いだろうな。
ワクチンの話も、基礎疾患があってワクチンを接種できない人を守る役割がある、と。自分以外の人を守るというのが、なんとも心に響いた。
Posted by ブクログ
やはりとてもいい話、薬剤師の苦労がよくわかる
動物にも人間と同じ薬剤使ってるの知らなかった…動物専門薬剤師ありだなぁとか思った
てんかんの話
患者さんだけじゃなく家族も傷ついてる それに気づくのは医療従事者としてとても大切
ただ、添付文書が〜って言う母親は流石にイラっとするという共感ができる話 ランセットとかジャマでインパクトファクターの高い論文とか読んでから意見して欲しい
ワクチンの話
自分で正しいと思ってることが世の中の全て、他は受け入れられない!みたいな価値観の人はどこにでもいる ワクチンに限らず客観的な視点を持てない人は今の世の中に溢れている 何かの陰謀がーとか誰々に言われたからーとか自分が傷つくならまだしも子供が被害を被るのかわいそうすぎる
Posted by ブクログ
公衆衛生とは何かを問うテーマ。
ワクチン未接種の子供が入院することでどれだけ周囲に影響が出るか。抗生物質の服用を途中で止めると後で大変。そういう知識もなく中途半端に知人に頼ることの危機感。
何ともタイムリーな話題なのでしっかり読みたい。
Posted by ブクログ
向坂親子が和解できたようで良かった。シングルマザーはより大変なことがたくさんあると思うけど、どうか幸せに暮らしてほしい。
獣医師さんの話も興味深かったけど、やっぱりインパクトが強いのは反ワクの話。ご時世も相まって、なかなか考えさせられる。
アンサングシンデレラを読んで一番に感じたのは、どのテーマでも医療従事者である登場人物たちのアプローチがとにかく勉強になる、ということ。今回がまさに顕著で、反ワクに影響を受けて頑なになっているお母さんに「私たちは同じチームの仲間です」と言える先生の懐の深さ!散々振り回されて相当頭にきているだろうに、しかも目が回るくらい毎日忙しいだろうに、その言葉の選び方とアプローチに目から鱗が落ちた。
敵対するのは簡単なんだよなあ。しかしそれではひとつも建設的な話はできない訳で、ただ意見をぶつけ合うだけなら小学生レベル。そこをどうするか、どうしたら今より良い状況に変えることができるのか、それを考えることは医療現場に限らず、それ以外の職種、人間関係にも言えることのような気がした。
勉強になる!!!