感情タグBEST3
未来悲観的
といえばそうだが、深刻な社会問題を鋭く描いた作品群が目白押し。「定年退食」「間引き」「箱船はいっぱい」など。全部70年代の作品とは。
また、「ノスタル爺」もタイトルは駄洒落のようなのにその切なさたるや。
名作揃い
試し読みからのめり込んでしまい、そのまま購入しました。
ドラえもんも一部ブラックな描写はありますが、それを完全に前に押し出したような感じ。
一番好きなのは、「コロリころげた木の根っ子」最後のコマが静かに怖いです。
Posted by ブクログ
エスパー魔美に多くの設定を引き継いだ「アン子 大いに怒る」を収録。「コロリころげた木の根っ子」の怖さも特筆すべきものがある。
そして、この頃のF先生の絵は神がかっている。
Posted by ブクログ
<収録作品>
休日のガンマン、定年退食、権敷無妾付き、ミラクルマン
ノスタル爺、コロリころげた木の根っ子、間引き
箱舟はいっぱい、アン子 大いに怒る、やすらぎの館
ポストの中の明日、どことなくなんとなく、ボクラ共和国
Posted by ブクログ
SF短編集が出版された、1970前後の頃、売れ行きはさっぱりだったそうである。ドラえもんは売れ行きが伸びているのに、時間をかけてリサーチして作っているSFはまるで売れない。しかし、名作は永い年月の間にもしっかりと残るものなのだと思う。今こうして、全112話のSF短編は装丁を変えて新たに世に出され、読者に感動を与えている。物語の作り手としてこれ以上の喜びはないのではないかと思う。