第二次世界大戦時、ペリリュー島は日本軍にとって大切な軍事基地だったそう。「楽園のような南の島が昔は戦場であった」そのことは史実として知っていましたが…。
主人公は漫画家志望でありながら、兵士になってしまった気の弱い青年。 武田一義先生のホッコリとした絵柄はとても親しみやすいのですが、それが戦場という悲惨な場所とのコントラストを強めている感じがしました。
日を追うごとに減っていく食糧、日本とは違う温度と湿度。なんとしても敵を攻撃しようとする上官、そして戦友たち…極限の中での人間関係の描写が胸に刺さります。
読後は「あ~、現代日本に住んでてよかった…」と思うこと間違いなし!ホント平和が一番!!
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仲間がバラバラになり、別のグループと合流してまた亡くなる。
まだ生きてる仲間がいるよって教えてあげたい。
現地の取り残された子供と癒しのひと時。
最後が気になりましたが、無事に保護されてよかった。
日本人は葬ってもやれないのに、米軍はちゃんとお墓を建てていた。
でも、連れて帰るのは難しいんだろうな。
戦争が終わった後、お墓が作られていた場所に住んでいた現地の人はどうなるんだろう。
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片倉兵長怖い。
吉敷くん尊い。
少尉殿と泉くん、良い…。
玉砕、初めて人を撃つ主人公、コンクリ攻め。
島に残った子供たち。
お腹が空きすぎてまともな判断ができなくて、人を殺して見せしめにして、敵の飯も味方の飯も奪って、地獄になった楽園だけど、今回は少し幸せな時間もあって、ホッとした。
Posted by ブクログ
1945年の1月になりました。
三十四会の方に直接話を聞かれているとのことなので、主人公が生き残るとしたら、ここから2年ちょっと話が続くことになりますね。どう展開するのか楽しみです。