【感想・ネタバレ】ディスコ探偵水曜日(上)のレビュー

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Posted by ブクログ 2016年10月23日

相変わらずの勢いとエロとグロ。
これが真実だったのか!って思ったら、あっさり覆されて別の真実が出てきて…の繰り返し。
水星Cのキャラが意外に好き。
どういう風に話が終わるのかまったく想像できない。
ただ、これは読むのに時間がかかる…w

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Posted by ブクログ 2013年10月25日

「事実や真実は常に隠されている。隠れている。それらを知るには探さなくては駄目で、探し始めるには疑いが必要だ。それがどこにあるのか?それはどんな姿をしてあるのか?それはどうしてそんな形でそこにあるのか?そうやって疑うことを生業としてきて人の欲や暗部についてはより深く広く知っていると思うが、その知識の応...続きを読む用で別の事実や真実を知ることはまずない。別のものは別の形で隠されているので別の探し方と別の疑いを必要とするものなのだ。さらに、疑うことそのものにも際限なんてない。思いがけない発見をしたという経験が、人をより強く、新しい疑いへと駆り立てる…。隠された、隠れていた事実や真実を知ることは善きことだろうか?正しさのために何かを疑うことは、しかし正しいのだろうか?」

この作品は、どこへ向かうんだろう?

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Posted by ブクログ 2014年03月27日

パインハウスがコテージ奈津川だということに衝撃を受けた。

あまりの衝撃に、
そのままでは先を読み進められなくなったため、
読んでいた本を一旦閉じて、
眼をそっと閉じて、
寝転んで読んでいた姿勢を正座にただして、
5秒を頭の中で数えてから、
もう一回目を見開いて、
再度本を手に取り、
深呼吸を一度だ...続きを読むけして、
心を落ち着かせた状態でその問題の一文を読み直した。

でもやっぱりパインハウスはコテージ奈津川だった。

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Posted by ブクログ 2013年01月10日

SFっぽくもあり探偵ものでもあり、エログロ暴力哲学がここぞとばかり入り乱れる。ジャンル分類不可能な、舞城王太郎ワールド全開の1冊。
広がりまくった風呂敷が、<意志>と<運命>のもと、下巻で一気にたたまれていく様は圧巻。衝撃だった〜。

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Posted by ブクログ 2012年11月20日

おもしろかった~!
超展開からのどんでん返しの連続で、下巻まで一気に読んだ。
梢は救われるのかな…と、最後までどきどきした。
他の舞城作品を読んでいたので、名探偵がどんどん登場してくる場面は凄く嬉しかった。

そして、水星Cさん格好良過ぎ。
最後まで格好良過ぎ。

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Posted by ブクログ 2012年01月01日

『いろいろあって、風が吹いたら桶屋が儲かる的に迷子捜し専門の探偵になる。俺のキャデラックのボディには俺の名前と事務所の住所と電話番号の上に「ベイビー、あんたが探してんのは結局あんた自身なのよ」って書いてある。』

『餌で釣るような真似をしたくないのと同じで、電気ショックで柵に近づけさせないみたいなこ...続きを読むとはしたくない。』

『この世の出来事は全部運命と意志の相互作用で生まれるんだって、知ってる?』

『とにかく何がこれから起こるか判ってるよりも、何も判らない方がいいよね。恋愛だって悲しい結末なら、ない方がいいってもんじゃないかな』
『人は、自分より先に死んで悲しいに決まってるペットを、それでも飼うんですよ』

『言葉は神で、無から有を創り出す。』

『やめとけやめとけ。全部自分のせいだと発想するのは子供じみていて、恥ずかしいものだ。』

『意志と運命が全ての出来事を作るのだ。でも俺は今運命に意思を揺さぶられている。』

『そんなの記憶も証拠も蓋然性もなければ、可能性ですらないと思うよ、私は』

『とにかく動こう。忘れているなら思い出そう。勘をなくしているなら取り戻そう。』

『何をどうすればいいのか判らないことを判らないままにとにかく始めることを《何とかする》って言うんだよ。覚えとけ』

『こいつにとっては倫理も知識に過ぎないんだ。』

『俺はもう若くはないけど、若さというものを覚えてはいる。あのときの気分を思い出せ。』

『ただいま三朗は殺されております。犯人は谷口徹です。あなたが谷口徹なら、発信音の後に懺悔の言葉を、他の人ならお悔やみを入れてください。P。』

『「でも今じゃないしここじゃない」。それはもっと暖かい、明るい場所で、自分が愛情に包まれてると梢自身にはっきりと判るようなところで行われるべきなのだ。』

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Posted by ブクログ 2011年12月28日

文句なしの舞城節。でも久しぶりだったのでついていくのちょっと息切れ。でもまあこんときは良かった。まだ全然良かった。

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Posted by ブクログ 2011年12月25日

2年前に単行本【上】を読んだが、【下】を読む機会を逃し完結知らずのまんまだったから文庫本で再読。やっぱりディスコかっこいい♪ 梢かわいい♪ マイジョウ天才だぁ♪ 一瞬にしてマイジョウワールドに引き込まれ一気読み!! このまま【中】【下】に続けε=┌( ^^)┘

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年04月01日

上中下巻の「上巻」

≪あらすじ≫
主人公のアメリカ人迷子探し専門探偵・ディスコ水曜日 は
織田建治に盗まれた6歳の幼女・山岸梢 を保護し
親の元へ返すが、すったもんだで東京で共に暮らすことに。

ある日、梢が急に17歳の少女に変身!
彼女曰く、【パイナップルトンネル】を通過して
未来から来た梢本人...続きを読むであるらしい。

そして、心身共に6歳と17歳を交互に繰り返す梢が6歳のとき
14歳の少女・島田桔梗の魂が移り住む。
彼女は連続魂泥棒事件『パンダラヴァー』の被害者だった。

桔梗により梢の意識の闇【黒い鳥の男】の存在を知り
梢の子宮から人間の指が4本産まれる。

桔梗の魂を戻すべくパンダラヴァー事件を調査するディスコは
17歳の梢より未来の啓示を受けた青年・星野真人 に
調査協力を頼むが、彼の先輩・水星Cの襲撃にあう。

そして桔梗が17歳の梢になる姿を目撃した人達に
ディスコは事のいきさつを説明。
すると【パイナップルトンネル】つながりで
パイナップルの形◎をしたパインハウスで名探偵が次々と殺害される
『パインハウス殺人事件』の存在を知る。

更に最近になってパインハウスには
”踊りたい”女の子の霊が出没するらしい。

その霊を”ディスコ”を呼んでいる6歳の梢だ思い至ったディスコは
水星Cを連れてパインハウスへ向かうことになる。

果たして『パインハウス殺人事件』は解決されるのか?
そして梢の魂は?

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Posted by ブクログ 2011年02月12日

いつ、どこで終わるのかもわからないジェットコースターに乗っている気分。

ディスコ・ウエンズディは、舞城王太郎の主人公にしては珍しく全能感がない。
梢を守りきれるかとても不安で、それでも梢を守ろうと必死。2人の絆が微笑ましい。
舞城王太郎の書く少女はいつも可愛いけど、ディスコと梢のやりとりはいちいち...続きを読む超可愛い。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年08月12日

『煙か土か食い物』に続き、舞城作品二作目。処女作もぶっ飛んでたけど、こちらも同じくらい凄い設定だw 幼女の○○の中に○○が入ってるとか、生まれ変わり云々・・ ま、世界観は好きだけどねw 中巻以降さらに期待!

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Posted by ブクログ 2015年03月22日

困った。面白い。
どんどん後退していく真実。いや、真実ってなんだ。
哲学に、基礎付けが要求され、基礎付けの基礎付けが要求され、基礎付けの基礎付けの基礎付けが要求され……という無限後退、無限背進の議論があるけれど、それを思い出した。

なんでもっと早く読んでおかなかったのか。。

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Posted by ブクログ 2014年08月31日

新書だとすっごく分厚くて買うのも借りるのも躊躇していたので、文庫でとりあえず上巻だけ。
相変わらず異常が常識だし、ギリギリ推理についていけない感じだけど、どんどん続きが読みたくなる不思議な魅力があった。
舞城さんの描く女子はなんだかリアルな感じがして好き。

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Posted by ブクログ 2014年06月19日

印象に残ったセリフに

痛いけど、こんなのは予防接種と一緒だよ、大人になった時のためにちょっと我慢するだけさ。どうせ大きくなったら忘れちゃうよ

全然正確では無いんだけどこんな内容のことが書かれていて

実際に行われていたことは幼女レイプなんですが

なんか説得力があって覚えています

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Posted by ブクログ 2013年12月14日

凄い。謎を解決したと思ったらまた謎が生まれ、また解決したと思ったらさらに謎が生まれる。ていうのを延々繰り返し最後にやっと本当に解決?と思ったらそれも間違い。これ続きどうするんだろう。こんなに沢山の推理を否定していって最後に見える真実はあるのか?九十九十九を読んでからの方がよかったかなと思った。メフィ...続きを読むスト賞やら講談社ノベルスの話が出てきてメタメタいやほんとにこれすごい

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年09月17日

上巻はまぁいい(良い、って意味ではない)。メタミステリかなんか知らんが、一冊まるまるおバカ探偵たちのおバカ推理合戦に使ってどうすんねん!とやり場のない怒りに悶えながら読んだ。だいたい私はあの見立て殺人とやらが苦手である。その苦手種目がこれでもかとばかりに延々と続いたとき、私にもちょっと世界の果てが見...続きを読むえた気がした。ここだけ読むと本格ミステリへのアンチテーゼともとれるのだが、最後まで読むとそういうわけではなかったらしい。
80点(100点満点)。

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Posted by ブクログ 2012年07月30日

ダメだ、舞城王太郎が太田克史にしか思えなくなってきた。
あと『短篇五芒星」に出てた本郷タケシタケシってここにも出てるんだね。

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Posted by ブクログ 2011年12月25日

相変わらずぶっ飛んだエログロナンセンス・メタ推理小説。これでいいのか芥川賞候補作家。愛してる。
作風としては九十九十九に近い。調子のいいときの村上龍が書くファンタジーな雰囲気が少し。中だるみは数カ所。水星Cが良いキャラすぎる。

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Posted by ブクログ 2011年09月02日

全体のレビューは下巻で。

とりあえず雑感。
「九十九十九」がアクの強すぎる文体のため一時敬遠していたマイジョウワールド…だったが、印象が随分変わっていた。
あくまで個人的感想だけれども、長々としたモノローグが読みやすいテンポに整理してあった、ような。冒頭の一文からそう感じた。

どうでもいいが一番...続きを読む印象に残った名前は垣内万々ジャンプ。
脇役に目がいってしまうのは悪いクセですね。

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Posted by ブクログ 2011年04月21日

ハードボイルド主人公の前に未来から来た少女が現れて新たなセカイの扉が開く
草食系ではなくおっさんってところがミソだ
80年代の伝奇コミックでたまにそういうのあったな・・・

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Posted by ブクログ 2011年02月21日

いつか読もうと思っていたんですがタイムリーに文庫化(上・中・下とは
思わなかったけどw)されたのでこれチャンスと読み始めましたが...
つ、疲れるーw。ミステリ的な入り口から、パラドックス満載なSFに
展開し、更にはもっとカオティックなもはや何だか分からない
世界にスピードを伴って突入する、唯一無二...続きを読むの小説なんでしょうね。

何だか分からないけど、決して読むことが苦痛ではなく
むしろ追いついていくのが大変というくらいの速度に
体力も気持ちも持っていかれます。まずはこの上巻の
終盤のカオス感と、中巻以降に対する期待感は半端じゃないです。
どこにどう着地しようとしてるのか、全く予想不能。
いやー、オモロイっす。

しかし...今作のタイトルの秀逸さと言ったら...。
ディスコと探偵とウェンズデイを組み合わせるセンス。
素晴らしすぎです。この時点で圧倒的な勝利でしょうw。

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Posted by ブクログ 2020年08月08日

(独自の世界観がしっかりしてる作者だなということは言うまでもなくのっけからよくわかる、ものの「…、と思ってる俺は実は○○○で…」という形式がポンポン繰り出される冒頭部だけで頭の中の情報量は「…?」となって飽和してしまった…)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年07月22日

覚悟してたけど、やはりぶっ飛ばして書いてくれてるいつもの舞城王太郎。
あまり覚えてなかったけど「世界は密室でできている」のルンババが出てきたりと『お!』ってなる場面もある。

コテージ奈津川の端と端がくっついて輪になってパインハウスになってたりとか、2006年のある時点から時間が折り返して逆行してた...続きを読むり、中々難しくて飛ばして読んでしまった。
本郷タケシタケシとか、ネーミングが面白いのが多いw

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年10月14日

ナニ、この奇書。タイムトリップミステリか。なんでもありだな。
会話文を改行しないでつらつら並べるから、内にこもって、自己完結というか、俺様が世界の中心というか、偉そうな中二病的主人公に感じてしまう。話の必要悪としてしかたないが、幼い女の子をピュアに描きつつ、性的に徹底的に痛ぶる対象として描く手法は吐...続きを読むき気を催す。それに対して同情というか、同調というか偽善的な登場人物。
ただ、推理に推理を重ねた推理大合戦は掛け値無しにおもしろい。

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Posted by ブクログ 2015年12月02日

結構、理解不能な箇所(奇抜過ぎて……)もあるがお話は面白い。梢ちゃん(6歳の方)が梢ちゃん(小)になったり、梢ちゃん(大)になったりと忙しい。

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Posted by ブクログ 2011年10月18日

相変わらずとりあえずぶっ飛んでる。
常識も法則も時空も倫理もなにもかも。

普通だったら推理も何もあったもんじゃないこんな無茶苦茶な話、途中で読みやめるのが普通なんだけど、それでも一息に読めてしまうのが、舞城さんの筆力なんでしょう。

これがあと二冊続くのかー

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Posted by ブクログ 2011年02月26日

上巻とわかっていなかった方が楽しめたかも、という展開。
徐々に読むスピードが上がっていく楽しさがあり。

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Posted by ブクログ 2011年02月22日

子供探し専門探偵、ディスコ・ウェンズデイはある事件から梢という8歳の女の子を引き取ることになった。ある日、梢の体に異変が起きるようになった。突然体が17歳になり、自分は未来の梢だと言い始めたのだった。

全国で起こった、少女たちが昏睡状態に陥るパンダラヴァー事件。推理小説家の死から続く名探偵連続殺人...続きを読む事件、そして梢の魂の行方が事態を加速させて行く。

舞城王太郎の本は初めて読んだのだが、非常に読みにくい。行替えがほとんどない、セリフの鍵カッコが連続して誰がしゃべってるかわからない、トリックもよくわからない。

それでも、解決したかと思いきや、何も解決できていませんでしたというラストの引き。

中巻以降に期待。

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