【感想・ネタバレ】美食探偵 明智五郎 2のレビュー

東村アキコ先生が大好きで、いろいろな作品を読みました。
この作品は東村流のテンポで話が進むサスペンスなのですが、殺人事件を解決する金持ち?なちょっとズレてて昔風な美食イケメン五郎と、その美食イケメン五郎の胃袋を日々満たしている、ワゴン販売する弁当屋の苺が事件解決に奮闘します。スマートな五郎とガサツな苺、自分の手を汚さずに殺人を誘導する冷徹そうな魅惑的な女性の怖さも楽しめます。
毎回殺人事件になるのですが、人の恨みは他人にはやっぱり分からないけど怖いな・・・と思いながら読んでいます。

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おもしろかった!!人間の闇というか、そういうドロッとしたものを書きながら、ところどころ面白くて笑えて…東村アキコ先生の漫画ならでは!って感じの漫画です!

#笑える #深い #ダーク

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2021年11月26日

無料版購入済み

ドラマも漫画もおもしろい美食探偵。特に謎の女性マリアが気になってしょうがないです。探偵漫画の中でも一番はまってしまいました。

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2020年12月29日

Posted by ブクログ

今巻も背筋が寒くなった
犯人の静かな狂気に中てられたってのもあるが、東村先生の才能に戦慄させられたって方が、理由としては大半を占めている
先生の作品は、上杉謙信を主役にした『雪花の虎』と、この『美食探偵 明智五郎』しか読んでいないので、全作品を網羅している方に喧嘩を売るような言い方になってしまったら申し訳ないのだが、この(2)を読んで、東村先生に対して受けた印象は、「弱点の無い漫画家」だった
実写化した『燐寸少女』などが代表作である鈴木小波先生は、私の中で「何でも描ける漫画家」だが、東村先生は鈴木先生と同じ系統ながらも、立っているステージは一つ、いや、二つは上だ、と感じる
仮に、先生自身が苦手と感じているジャンルであっても、読み手はそれを露も感じない。むしろ、得意と思ってしまうくらいだろう
興味を持った事、自分の中に生じた衝動は全て、漫画にしなければ気が済まない、ある意味、最も漫画家に近い、漫画家を職業にするのに相応しい(言い方を変えると、漫画家以外にはなれない、かも知れないが)個性の持ち主なんだろう、東村先生は
第一線の一番前で活躍し、なおかつ、若手に差をつけられないよう、自分のペースを上げられる理由が、漠然とながらも肌に感じる事が出来るって意味では、『雪花の虎』より、コチラの方が適している
理由は、まぁ、色々とあるだろうが、やはり、大きいのはキャラクターの人間性、特に負の一面がリアルに描かれているからだろう
極端な言い方をすると、人間、誰しも他者に対しての殺人衝動は持ち合わせている。ただ、人間はそのドロドロとした熱いモノを自分の理性で噴き出さないようにコントロールできる。そこが人間の強さだ、と私は思っている
人を殺してしまう、それは度重なるストレスで理性が限界を迎えたか、もしくは、自分の意志で理性を消してしまったか、だ
身も蓋も無い言い方をすると、この『美食探偵 明智五郎』は漫画、虚構のストーリーだ。トリック自体も、さほど、難解じゃない。解決シーンで明らかになったそれに対し、「え?」と戸惑ってしまうレベルだ。チャチとは言わないが、探偵モノとしてアリなのか、とツッコみたい衝動は芽生える
けど、東村先生の描き方も相まって、今回の事件の犯人に対して共感を覚え、この殺人は仕方ないんじゃないかな、そう、心の隅でチラッと覚えてしまう読み手もいたんじゃないだろうか
自分の意志で就いた仕事に対し、高潔な信念と真っ直ぐ過ぎる矜持を持ってしまっている人間ほど、ちょっとしたキッカケで、己の最も大事な場所を汚した人間を激しく憎み、罰を与える事に対し、微塵の躊躇も抱かなくなるんだろう
東村先生は、そんな人間らしさを、ゾッとしないくらい、犯人の言動と動機に現実感を帯びさせているのだ
この(2)で起こった事件の犯人は、確かに「悪」だ。殺人に至った経緯には同情もしてしまう。ただ、本来、人を幸せにするモノを作るはずの手で、どんな下衆であっても、他人の命を奪ったのなら、それは悪事だ
けれども、そんな犯人よりも、もっとおぞましいのは、殺人衝動を肯定し、完全犯罪のトリックを授けた、歴代の悪女キャラ、マリアだ。妖女、そんな表現すら、彼女の深い闇を表現するには、もう一つ足りない程だ
彼女の何よりも恐ろしい所は、自分の手足を増やす理由が、明智五郎である点だろう。彼に自分の存在を犯人の陰からチラつかせてアピールし、どこまでも追いかけてきて、と乞い縋る。良くも悪くも、純粋な情熱だけで動いている彼女は女の鑑と言っても過言じゃあるまい
次は、どんな人間が、毒蛇を喰らう毒蛇の牙で理性に孔を開けられ、心地よく染みわたった毒に酔い痴れ、凶行に出るのか、楽しみなような怖いような
これまでの犯人と同じく、彼女に心を奪われながらも、彼らとは異なり、探偵として、何より、怪物を覚醒させてしまった重罪者としての覚悟に従って、名誉よりも真実の解明を優先する明智五郎の伸ばした手は、次巻でどこまで届くのか、そこも期待だ
相棒もとい下僕な小林一号さんの活躍にも、胸を弾ませている。喧騒的な彼女がいるからこそ、明智の主役としての魅力が引き出され、なおかつ、その形が整えられている、と私とは違い、東村先生の色と味を把握しているファン歴の長い読み手ならば、より強く感じているだろう
この台詞を引用に選んだのは、先にも書いたが、明智の探偵としての本気度が特に強く出ているからだ。真実を追求する行為、それは痛みを負う行為でもある。探偵にも、色んな形があるが、躊躇わない彼は正しく、超一流だ

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2016年08月24日

匿名

ネタバレ 無料版購入済み

2巻も面白かった。例の女性が人を殺す理由はイマイチよくわからない…旦那を殺してそれで満足しなかったのかなと思う。
世間への憎しみも強いのかな。
探偵との今後の関係性も気になるけど今のところそんなに殺人に固執するのがよくわからない。

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2023年12月06日

匿名

無料版購入済み

ドラマ面白くて見ていたので、漫画も気になって読みました。毎回しっかり事件が起きるし、残酷なものもあるけど、キャラがみんな濃くて、明智探偵や苺、警察とのやりとりが面白いです。

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2023年09月20日

無料版購入済み

1巻には無かった、待望のおまけマンガがあってすごく嬉しい。東村アキコ作品のおまけマンガは強烈に印象に残るおもしろさ。

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2022年09月30日

購入済み

密かな、理解できてしまう殺意

ネットが普及しすぎて、ちょっとしたことで炎上したり自分のプライドをずたずたにされたり。食べログでの評価が店の行く末を決めたり。わかるわかると読んでいるうちに現れた殺人現場の描写にぞっとする。実際は指の痕とかからバレそうだけど、このシリーズでは日常の殺意を書くのが上手いと思う。

#ドキドキハラハラ #シュール #ダーク

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2021年10月01日

Posted by ブクログ

今回も面白かったです。
シェフもイケメンで、イケメンvsイケメンみたいなのが良かったです。
面白いだけじゃやなく、食に関する知識も得られるところがこの作品の魅力だと思います。

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2020年08月17日

Posted by ブクログ

2巻かなりおもしろかった!
コスパがよくておいしいお店大好きだけど、正統派のお店が淘汰されているっていう現状もたしかにあるよね。

ただいつも高級店にいけるわけでもないし、厳しい。

マリアが明智に会うために事件を重ねているんだとしたら、すごく異常だなー。
怖いけど、ストーリー展開はおもしろくてつい読んじゃう。

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2016年12月10日

購入済み

うーむ

話自体はどこかで見たことのある、特に新鮮味のない事件簿と、それを現代風に解決していくストーリーです。
絵がキレイなので見ごたえアップ。
おまけページは、漫画の世界観が崩れるので正直要らないです…字が汚い。

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2020年04月24日

Posted by ブクログ

タイトルでコメディだと思うと驚く、結構しっかりミステリーの2巻。
マリアの露出は今回は控えめだけど、人の心の闇と、
それにたくみに潜り込む彼女の力には空恐ろしさを感じますねー。
小林くんが今のところひたすら空転キャラクターなんですが、
彼女にスポットが当たる日は来るのでしょうか(^^;。

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2019年05月31日

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