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なんか、この漫画を読んでると、ついつい殺した側の味方をしたくなってしまうけど…いちごちゃんのおかげで、いやいや!殺したらアカン!と引き戻されてる(笑)東村先生はそういうところもとっても上手なんだと思う
Posted by ブクログ
死、そこに通じる、不穏な数字ってコトは関係ないかもしれないが、この(4)はこれまで以上に、読み手の脳を揺らしに来たな
一つ上の面白さが、この(4)にはある、と感じたのは私だけのはずがない
ちょっとした後悔があるっちゃある
もちろん、つまらないものを読んでしまったから、軽く凹んでいる訳じゃない
面白いからこそ、何で、(5)が出るのを待てなかったかな、と己の我慢弱さを嘆いている自分がいる
次巻へ解決編が持ち越しになっている、と予想できなかったのは仕方ないにしろ、ショックはショックだ
東村先生、やってくれたなぁ、良い意味で
前巻で、犯人を取り逃してしまっただけでなく、自殺させてしまう、と言う結果で、マリアに完全敗北を喫し、自信を喪失していた明智五郎
予想通り、彼に活力を取り戻させたのは、苺の美味しい料理だった
この二人の間にあるのは、やっぱり、恋愛感情っつーよりは、パートナーシップって感じだな。頭脳担当と行動担当、良い感じにバランスが取れてる
元気にさせたって事を貸し一つにさせた訳じゃないだろうが、案の定、苺は明智に無茶難題をお願いしてきた。そのお願いが、新たな事件に彼を関わらせるとは知らずに
当然っちゃ当然だが、その事件にも、稀代の悪女・マリアが絡んでいる
やはり、明智とマリアは血よりも濃い赤の糸で繋がってしまっているようだ。その糸が揺れ動くたびに、血なまぐさい事件が起きる。業の深い因果もあったもんだな
今回、マリアの唇から垂れた毒に犯され、一線を踏み越えてしまったのは、一人の天使。同じ夢を追う仲間を悪しき輩から守る為に、己の翼を黒く染めた堕天使
果たして、明智は彼女を毒蛇の抱擁から奪い返す事が出来るのか、それとも・・・
この(4)では、本編も読み手の心をドキドキさせるが、番外編も刺激的だ
個人的に衝撃的だったのは、マリアの浮気男に対する、キツすぎな天誅を描いたMENU.11である
ほんと、女を怒らせると怖いなぁ。浮気や不倫は悪い事だとは思うけど、毒殺されるってのは、さすがに罰として重すぎる気がするぜ
悪人を一人減らすごとに、マリアの美しさは増していく。ほんと、罪作りな美女だ、彼女は
そんな彼女だからこそ、明智五郎の永遠のライバルに相応しいんだろう
また、巻末の明智の少年時代が描かれた番外編も、好感が持てる
彼が彼になった要因は、食べる事の楽しさを実地で教えてくれたおじいさんの存在だろう
このエピソードは、何となく、寺門ジモンさんのそれを連想させる
やはり、味覚ってのは、幼い頃から良い形成をされた方がいいんだろうな
まぁ、あまりにも舌が肥えちゃうと、周囲の方が大変かも知れないけど、それはそれだろう。その程度で、美食を極める事に躊躇っちゃいられんよ
とは言え、この(4)で一番、読み手をギョッとさせたのは、彼女の存在だろう
ほんと、東村先生、読み手に対して、良い裏切りをかましてくれるんだから、最高
さて、明智は重要参考人になるピンチを、どう引っ繰り返し、残酷な真実に辿り着き、そして、今度こそ、汚名返上できるのかな。負けっぱなしじゃ、いられないよなあ
なるべく早めに、この漫画もドラマ化してほしい、一漫画読みとしちゃ
個人的には、明智五郎役は加藤和樹さんを推したい
この台詞を引用に選んだのは、さすがは、明智五郎の祖父だ、と感じたので。味に限らず、他の事も自分の五感で体験してこそ、その良さを知る事が出来る。それを子供に教えるのが、大人の仕事の一つだ、と私は思うね
おすしにコロッケ、磯辺揚げ
シリアスな本編と、別の意味で衝撃な番外編。このシリーズでは作者は大都会の闇を上手く書いている。一巻からそれは変わらない。番外編での弟の顔が、ああこういう子いるよねって感じで、家族の舌がみんなアレなのにちょっと明智さんが可哀想になったり。これって作者の法事の時の体験か?
食欲をそそられる
話もなかなか面白かったです。
巻末にオマケ漫画があり、明智さんの幼い頃と、祖父との思い出、明智さんがなぜ美食家になったかが描かれています。