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Posted by ブクログ
日本の歴史を学び直してみようと思い立ち、手っ取り早く学習するにはマンガが良いだろうということで小学生の頃にお世話になったこの小学館シリーズを35年ぶりぐらいに再読してみました。ちなみにこのシリーズは、なんとなんと累計2090万部の超がつく程のロングセラーシリーズなのです。
改めて歴史を学ぶことで、見えてくる新発見があるんですよね。このシリーズを通して、どこに行っても恥ずかしくない歴史の教養が身につくし、歴史小説などを読む際には時代背景を理解しているのでより一層楽しめるという効果もあります。
本題です。
シリーズ9巻は室町時代の後期が舞台です。ドラマや小説なんかでも取り上げられることが少なくなじみの薄い時代です。が、結構激しい時代なんですよ。
守護大名が台頭しまくり、足利将軍家の権威が失墜しまくり、挙げ句に足利義教なんていう将軍様は宴会の席で暗殺されたりしてます。
幕府が力を失っていく過程で、民衆は飢饉や増税で苦しみます。コロナや物価高で苦しむ現代の日本に通じるものがあります。
圧政に苦しむ民は団結し、土一揆が起こり始めるのもこの頃です。
一方で、武士たちは覇権を握るため争いを続けます。
細川勝元VS山名宗全の応仁の乱です。長期化して都市部は荒廃し、誰のメリットにもならない無意味な戦いになったのですが人間というのはいつの時代もつくづく愚かな面があるもんだと痛感させられます。
いよいよ群雄割拠の戦国時代はもうすぐそこですっ!