クラスメートの他愛もない話を聞いている時。クラスメートのコイバナを聞いている時。修学旅行の女子部屋で誰かと誰かが揉める時。
例えばそんな瞬間に、「周りと馴染めない」とか、「どうでもいい」とか、思ったことはありませんか？
いくえみ綾の描くマンガは、「本音と建前」で言う所の「建前」の部分の描写が繊細で見入ってしまいます。
この『太陽が見ている（かもしれないから）』は、実写ドラマ化で大人気の『あなたのことはそれほど』と同様に、人の心は複雑に揺れ動き、人間関係に対して繊細に反応することを丁寧に描いています。
このマンガの中心にいる楡（にれ）は、少しミステリアスで他人を拒絶するような態度を取りますが、物語が進んでいくと彼の取る行動も理解できます。とにかく彼のビジュアルや言動が、痛々しくも美しいです。
感情タグBEST3
気になる
心理描写が繊細で痛いほど伝わってきます。三人の関係性がどうなっていくのか気になります。お話が全体的に胸がざわざわするようなドキドキ感もあって素敵です。
Posted by ブクログ
読んでいる間、バランスが崩れるとあっという間にほろほろと消えてしまうような関係性を感じて、ずっと不安な感じが拭えなかった。
それはやっぱり楡の表情だし、笑いゆえだし。
でも、続きが気になる。
Posted by ブクログ
ボーイミーツガールを感じた。
もしくはガールミーツボーイ、
あるいはガールミーツガールか。
文字数は少ないのに、時間かかるしすごい疲れる。
余白が重いんだなあ。
前作とは全然違う雰囲気の結末になりそうで怖いなあ。
複雑
いろいろと複雑な人間関係。
そして友情と恋愛のはざま、男一人に女二人という微妙な関係。
岬も日帆も表面上はお互いを大事に思っているけど楡からむとどうかな。
Posted by ブクログ
無料アプリ。岬と日帆がドロ沼化すると思ってたけどまだしないみたい。でも今にもどっちかが抜け駆けと言うのか、進展しそうな気がする。でも楡の気持ちが一向にわからないから、どっちとどう進展するのかさっぱり予想できず。楡のお金事情、いつかは思いのままにならなくなるだろうとは思ってたけどまさかこんな早くカード止められるとは思わなかった。日帆に似た花の下にストラップあったのなんで？楡が触るなって言ったの思わずキュンときてしまった。でも岬バイト始めたとはいえ、今まで当たり前のように楡のお金で生活してたくせに、この生活がこの先も続くと思ってるみたいなのなんか少しモヤっとした。彼女でもないのに独占欲から誰と何してたか気になってたり。厚かましいというか。最後の作者さんのあとがき漫画笑った。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
岬と楡が共同生活を始めて、初の夏休み。父親と揉め、自宅に閉じ込められた楡。楡を助けにいった岬と日帆の間で、友情が深まっていく。一方で、岬の楡への想いも強くなり…。日帆の楡への気持ちも、また!? 微妙な三角関係が動き出す!! 【同時収録】きなこさん
【感想】
シリーズ作品レビュー
