感情タグBEST3
正義感とは何だ?
日本は本当に豊かですか?
言いたい!この国の政治家に!!
ヒトが生まれながらにして平等なら、こんな悲劇があるのか!
読めばわかることだけれど、やっぱり人間は平等でない。
能力、努力、自己責任なんていうのはカモフラージュでしかないんよ。
現実は運だけ。いや、運命と云うべきか。
この作品はその”運”を均等にするべく奮闘する内容です。
彼らの頑張り、奮闘に、多少だけれど救われます。
でもね、
読めば、考えれば、根源の解決にはならないことが分かる。
おーい、政治家。
カッコつけてないで、弱肉強食、排他制度、選民思想、その他”モツヒトだけ”の社会を開示しろ。
したって、あんた等には屁の河童だろ?
共闘世代ではないですけど、底辺の人間として、悔しい。
Posted by ブクログ
1巻は鳴り物入りで始まった割には、重すぎるテーマを消化し切れていない印象でしたが、二巻になって、ネタ、背景を把握できたのか、テーマにしやすいネタを見つけれたのか、ずっと面白くなってました。
そーなのよ。悪い人なんて一握り。ハッピーエンドで終わるネタは少ないだろう。それでも連載が続くことを望みます。
Posted by ブクログ
福祉事務所でケースワーカーとして
働きはじめた新人公務員の義経えみる。
生活に困窮している人々を支援することの難しさに悩みながらも、日々、[生活]の最前線で奮闘している。
そんな折、就労支援に取り組む最中で、えみるが担当する阿久沢さんに多重債務が発覚!
一方、同期の七条が担当する岩佐さんも、高い就労意欲とは裏腹に精神的に追い込まれ…
対応に葛藤する新人ケースワーカー達。
彼らにできることは何なのか?
2集では、容易にはいかない“就労支援”の実態と、
騒がれている“不正受給”の、とある一面が描かれる。
医者でもない。警察官でもない。
けれど、[生活]を救える仕事がある!
新人ケースワーカー達の奮闘劇、渾身の最新作!!
多重債務が発覚した阿久沢さんも就労意欲はあるけど夫のDVのフラッシュバックや就労しなければというプレッシャーから抑うつ状態にあることを隠していた岩佐さんも文盲であることがケースワーカーに言えなかった中林は、自らの尊厳を守るためにケースワーカーに多重債務や文盲や自分のメンタルのことを打ち明けられなかった。
そういう生活保護受給者の心をほぐし信頼関係を築いて悩み苦しんでいることを打ち明けてもらうには、こちらの都合を押しつけるのではなく待つこと見守る忍耐強さもケースワーカーに必要なことが、阿久沢さんや岩佐さんや中林さんのケースから分かる。
また生活保護受給者をバッシングするやり玉に上がっていた「不正受給」の大半は、世帯員の申告漏れが原因である。
この巻で取り上げた日下部さんのケースは、まさにそれ。
生活保護受給者世帯の自分は、アルバイトしたら収入申告を知らなかったことが原因。
音楽でプロになりたいというささやかな夢も、ギリギリの生活の中で音楽を楽しむことも、許されない息子の欣也の怒り、ギリギリ生活している日下部さんに徴収金の説明をしなければならないえみる、それぞれが辛い展開の2巻。
Posted by ブクログ
2015年2月4日発売。
第8話ㅤどうしろというの
第9話ㅤWHY?
第10話ㅤそれぞれの
第11話ㅤ夏の休日
第12話ㅤ日下部 欣也(くさかべ きんや)くん
第13話ㅤ不正受給?
第14話ㅤ63?78?
第15話ㅤ全額徴収
第16話ㅤやり場なき怒り
第17話ㅤ彷徨(さまよ)う
全巻かった
この作品を読んで、自分が困っている人のために何ができるかを考えるようになりました。将来を考えるのに役立つ作品です。
Posted by ブクログ
えみるの同期・七条と彼が担当するシングルマザー・岩佐さんの話から。
この七条も、描き方のバランスではすげー嫌な奴になりそうなんだけど、「まあでもこういう考え方もしちゃう人いるよな」というさじ加減で悪役にさせずに描くあたりに、作者の思慮深さを感じる。
また、えみるが担当する阿久沢さんとの面談で、半田先輩のメガネ越しの目が描かれたコマは、惚れるわー。
「どんな温厚な人でも尊厳を侵されれば怒ります」
次の母子家庭での高校生男子のアルバイトによる不正受給というのも、こういう法の事実は初めて知り、考えさせられる。
「オレは…そんな悪いことしたんですか…?」
「これって…何の罰なんスか…?」
という言葉、切なすぎる。
このあたりの描き方も、この作者はどのキャラクターに対してもその人物の本音をまず「聴いて」掬い取ることをしようとしてるのが、読んでて沁みるんだな。
Posted by ブクログ
担当する世帯の状況や人柄にもよることから
どう提案し、どう向き合うか難しい。。
異動が多くて担当が目まぐるしく変わる公務員だからこそ 保護される側だったら毎回担当者に心開くまでに時間がかかりそうだなぁ〜と思いました
就労移行支援として…
受給者さんに、その人の特性や、とりあえず、まず、やれることとして、簡易な仕事をアルバイトとして紹介することは、あるようですね。
ただ…
アルバイトしてもらった「給料」を、そのまま、収入アリとして、受給額から引かれてしまうため、なんか「タダ働き」のような感じになり、
「やる気にならない。」として、続かないという事例は、往々にして、あるようですね。
これは…
たとえば、そのアルバイトから「社員」に昇格して、収入も上がり、晴れて?生活保護「廃止」となるまでに、役所側でバイト料を預かって
いて、その「廃止」の日にわたすといったシステムがあれば、違ってくるのでは?と、素人的には、思うのですが、難しいのですかね。
まあ、少なくとも、その担当職員さんの仕事が増えることにもなるんでしょうね。
ここのコメ欄に限らず、よく、生活保護の担当者て、福祉職採用でしょ?なにを甘えたこと言ってんの?な御意見を見たりしますが、
なかには、保健師さんが配属されていたり、「支援員」としての嘱託さんがいたり、場合によっては「県警OB」さんがいるところもあるよ
うですが、その数人の方(いるとして)以外は、全員が「定期の人事異動」として配属されてきた、一般職の事務吏員さん達ですよ。
(私は、この世界の人間ではありませんが、関係する友人に聞いたところでの話です。)
事務官さんの「宿命」?として、たとえば「森林法」を根拠法令にした業務を担当していた人が、議会事務局に異動となり、答弁書の作成の
調整に変わったりとか「まったくの畑ちがい」のところに変わり、そのたびに「法律の覚え直し」で、大体「連休明けまでにはマスターす
る」のが暗黙の了解らしく、それはもう、大変であるようですが、生活保護の部署は、まさに「異動したその日」から、知識ゼロでも、戦力
として第一線に出され(来所者応対等)、研修など「落ち着いてきた初夏あたり」だそうで(ある程度、現場で感覚を掴んでから実施した方
が、結果的には身につくことが多いという判断があるようです)、まさに別次元の過酷さとされているようです。
最前線で、受給者と「一般市民」の両方から批判を浴びる、職員さん。体を壊さないでほしいです…
Posted by ブクログ
借りたもの。
制度に関する知識や事務処理の技能以外のものが求められる現場であることを痛感する。
心配で一日に何度も留守電を残してうつ病の人にプレッシャーをかけてしまう(健常者でもこれはプレッシャーでは?)七条。
専門性が高く、真面目、合理的で容赦ない栗橋は担当していた中林さんが字を読めない事に気づけなかった……
それは教養を受ける機会が無かったためかも知れないし、失読症だった可能性もある。
ケースワーカーは生活保護の専門性だけで対応できるものではなかった。
半田さんのコメントは心に響く。
それはカウンセラーの傾聴にも通じるような姿勢ではなかろうか。
仕事でもそれ以外でも、人間は(健常者でも)自分の「都合」でしか動かない。
だからこそ「聞く準備がある」という「待つ」姿勢を示すことが重要で、どれだけ難しいかを痛感する。
Posted by ブクログ
話を聞くことの難しさかな・・・。
当事者と主人公と上司で面談してる際の沈黙の描写、すごく良かった。
体験から、ああいう描写が出てきたのかな。
なんにしろ表現力ある漫画家さんだね。
Posted by ブクログ
経験者ではないから、厳密なことは分かってないくせに、ってことなんだけど、生保受給の立場にある人たちの心情が、とても上手く表現されている気がする。派手さはないけど、この調子で続いていって欲しいと思える作品。
Posted by ブクログ
病状聴取なんてあるのね。
なんか、お金が全てな感じ。援助を受けると、ここまで踏み込まれてしまうのかと。
政務活動費の使途公開なんかと比べるとね。
Posted by ブクログ
「人間てのは、不幸にドップリ浸かっていると
気力がドンドン奪われて何もかも面倒くさくなって最後はそこから一歩も動けなくなっちゃうの。」
舞台となっているのは生活保護を扱う区立の福祉事務所の生活課。公務員であるケースワーカーと生活保護受給者のやり取りが描かれている漫画。
セリフは”不幸慣れ”を説明したものだが、そんな心理状態に陥りやすい受給者と真摯に向き合っている登場するケースワーカーの方々には正直頭が下がります。
Posted by ブクログ
うっ……かなり重くなってきました。鬱病の受給者に次ぎ、不正受給者のお話へ。高校生のアルバイトも申告しなければならなかったと知らずにアルバイトをしてしまっていた家庭が、急に生活保護金の全額返金を求められる……。彼らの生活は泥沼へ。どうなる次巻。
Posted by ブクログ
生活保護利用者数:216万1053人
生活保護費総額:3兆6028億円
うち、不正受給額:190億5372万円
割合にして、全体の0・5%
(平成24年度)
不正受給といっても、いろいろと背景がある。
Posted by ブクログ
流行り?のお仕事系。生活保護について、とても勉強になる。我々福祉職としてもとても勉強になる。いろんな人の人生があるということを忘れてはならない。やっぱお金がないって大変なことだ。半田さんのような先輩がいたらいい。というか、私がなっていかなくては。しかし、主役の義経えみる(ってすごい名前だよな)はいいとこなしだけど、試験に受かってんだから勉強はできるってことか?2巻最後の高校生のバイトの話は切ない。つーか、全部切ないんだけど。字が読めないとか、借金とか。3巻は今年の秋に出るって。楽しみ。
Posted by ブクログ
2巻では、「就労支援」と「不正受給」の場面が描かれている。
生活保護の現状を俯瞰的に描いた1巻とは異なり、各家庭に焦点を当て、ケースワーカーが、受給者の表情を確認しながら対話をし、本音を引き出していくという描かれ方に変化しているように感じた。
丹念に取材をされた印象。
新人ケースワーカーが試行錯誤しながらも上司や先輩、同僚に助けられて奮闘していく。
次巻が待ち遠しい!
Posted by ブクログ
不正受給は数パーセントというが、母数が大きすぎるわけで。福祉ってなんだろうか。一番ショックだったのは、文字が読めないために就労機会ないケース。
Posted by ブクログ
受給世帯の高校生。生きる糧としていたバイトの稼ぎ。申告せずに不正受給。ルールはルール。返還しなければならない…国家の役割は供給能力を確保すること。必要なものが必要な人に届けられる仕組みを作ること。国民の多くが幸せを感じられること。決して、財政を均衡させることではない。税は財源ではない。供給能力さえあれば、お金はいくらでも発行できる。生活保護費に財政的制約があってはならない。やるせなさを感じるのは、登場人物だけに留めて欲しい。誤った理解に翻弄される行政の現場にむしろ読者は怒りを感じるべきだろう。
バイト代
子供のバイト代まで取り上げるのかっていうけど、その子供も生活保護で生活している以上しょうがないよね。
申告しなかった方が悪いんだし・・・
こういう考え方になる時点でもう人の金で生活するのが当たり前になってる感じ。
Posted by ブクログ
センシティブな「問題」を、よく取り上げたものだと感心した。取り上げられたケースは、慎重に練り込まれているように思う。この作品をきっかけとして、広くこの「問題」が
共有されるといいと思うが、センセーショナルな取り上げられ方にならないようにと、切に願う。
お金の重み
やっぱり働いて得たお金と働かないで得たお金は重みが全然違いますね、早く病気を治して自分の力で働いてお金を稼ぎたいと思っています。今は病気の治療に専念します
Posted by ブクログ
いろいろキツい(u_u;。
でも、見ないふりをしちゃいけない世界だと思う。
作者さんにもキャラクターたちにも、
そしてひいては現実の人々にもがんばってほしい(><)。
自分はその状況に今はいないという
無責任な立場だから言えることなんだろうけれど。
Posted by ブクログ
生活保護費の不正受給についての話です。まだ2巻だから仕方ないとは思うのですが、法律や条例をこえた主人公の判断や行動を読みたいのに今のところはまだまだ未熟です。
Posted by ブクログ
色々考えさせられます。不正受給が全生活保護費の中の0.5%に過ぎない、だがそればかり世間の注目を集まってしまうのは歪みを引き起こすと感じますね。
Posted by ブクログ
債務整理とかよくわかってないっつう…所謂情弱なんだよ! 経験値に差ですね どんな温厚な人でも尊厳を侵されれば怒ります 聴聞会 生活保護を受給中の人がパチンコ店を利用してはいけないという法律はありません 悪質な不正受給に関しては極めて例外的だともとれますよね
Posted by ブクログ
そうなんだよね
公的補助金って、たまに「ええええええっ!?」ってなる。
仕方ないことなんだけど
頭では判ってんだけど。
そんな実体験を持った私には
高校生の彼のことを思うと泣けてくる。
Posted by ブクログ
相変わらず二巻も面白かったように思います! 一言、面白い! という漫画ではなしに何というか人生の悲喜こもごもが詰まっているような…そんな面白い! の一言では片付けられない漫画だと思います…。
ヽ(・ω・)/ズコー
内容が内容だけに時には読むのが辛いお話なんかもあってあれですね、身につまされます…けれども今後主人公がどのように成長していくのか、それを見守る義務が我々、柏木ハルコファンにはありそうなんですなぁ…。
それにしても生活保護…の受給者を相手にする商売ではなく、役所の人間も大変なんですなぁ…給料は良いかもしれませんけれども、自分は絶対にしたくない仕事ですなぁ…おしまい。
ヽ(・ω・)/ズコー