『ご注文はうさぎですか?』通称“ごちうさ”は、2度のアニメ化から映画化も果たした癒し4コマ系アニメのトップランナーですが、原作でもその人気は留まるところを知りません。
その魅力は、ありすぎて中々に語り尽くせないですが、何と言っても出てくる女の子たちの誰もがキャラ立ちしていて可愛さが際立っています!
メインとなる娘たちは、高校生組のココア、リゼ、千夜、シャロと中学生組のチノ、マヤ、メグの7人なんですが…
ココア → 天真爛漫おっちょこちょいガール
チノ → 頭にうさぎを乗せちゃうクーデレっこで小動物感半端ない
リゼ → 軍人気質なのに心は乙女でツインテというギャップ
千夜 → 和服が似合うお淑やかな天然さんで実はナイスバディ
シャロ → ツンデレ気質な気品あふれる(?)レディ
マヤ → いつも元気でほっとけないわんぱく娘!
メグ → ぽわぽわおっとりゆるふわが~る♡
という感じでもう属性のるつぼです! 全員好きになります! ちなみにフルネームは、保登 心愛(ほと ここあ⇒ホットココア)、香風 智乃(かふう ちの⇒カプチーノ)というように、みんな喫茶店関係に由来しています♪ おしゃかわ…。
彼女たちが働いている各喫茶店の制服もめちゃかわ…特にシャロが働いているフルール・ド・ラパンの制服が刺さらない紳士は地球上にいないでしょう、毎日通う。
キャラカプが固定にならないのも魅力の一つ。キャラ同士いろんな組み合わせの回があって分け隔てなく仲良くしてるのが、もぉほほえまー♡でほんと癒される。ゆるっとした百合感が好きな紳士諸君も必見ですよ!
そしてなんとアニメ3期も放送決定!
まだごちうさワールドに触れたことのない人は、まさに今が読破のチャンス!原作でぴょんぴょんしたあとはアニメでさらにぴょんぴょんしちゃいましょう!
私は特に水瀬いのりさん演じるチノちゃんがもう…ほんと…尊くて…好き…。
感情タグBEST3
アニメの影響もあり、5人か7人で1グループというイメージでしたが。
今回特に、個人個人の決断や思いが際立っているように思いました。
アニメから離れ、もう今や10人1グループ(加えて社会人2名) 各キャラのエピソードがまんべんなく散りばめられ早や続きが楽しみです。
Posted by ブクログ 2023年05月17日
雑誌「まんがタイムきららMAX」に連載されているKoiの「ご注文はうさぎですか?」の第11巻です。日常と非日常の境界線があいまいなおとぎ話のようなエピソードが続きます。ちょっと前からチョコちゃん&うさぎちゃんの出番が増えているなと思ったら、こんな最後が用意されていたとは。青山さんもマスターに...続きを読むちゃんと再会できてよかった。そして色々な人との出会いを通じて一番成長したチノの姿を見守りながら…出会いと別れが描かれた非常に良い巻でした。ティッピーよ、永遠に。
Posted by ブクログ 2023年03月12日
冒頭から幼い頃のココアのエピソードで始まる今巻は読み終わった後に思えば、ココアとチノという二人がうさぎによって結びついた物語の一部が穏やかに終わりを迎える巻だったのだろうな
迷子になっていた際、チノの母である咲から魔法を受け取っていたココア。そんな彼女が祖父を喪い迷えるチノに道標を授ける魔法の物語…...続きを読む
それはさておき、今巻も穏やかで可愛らしくて微笑ましいエピソードがたくさん収録されているね
互いにお弁当を作り合うエピソードでは全く別の場所、全く別の機会にお弁当を作る約束をしているのに、いつの間にか約束が輪になって居た。
このような素敵な奇跡が起きるココア達は何処に居ても仲良しの絆で繋がっているのだと判るよ
ナツメとエルはブライト・バニーでのバイトを目指して奮闘中
普通に考えればマヤが言うように親のコネを使えばそれで解決するのだろうけど、実力で勝ち取ろうとする姿には向上心を感じられる
…まあ、そんな遣り方だから失敗する道も排除できないのだけど。追い詰められた挙げ句、闇落ちしかける双子には笑ってしまったよ
それでも今回は実力で否定されたわけではなかったから、次を頑張ろうとの活力に繋がったのだろうね
その活力が自分達が落ちる原因の一端ともなったユラへの師事にも繋がっているのだから見上げたものですよ
度々登場してはココア達にほのぼのとした冒険を提供してくれるシストの地図。今回は海が目的地と遊興要素の強いものに
おまけに地図が2枚あった事で組み合わせがシャッフルされて新鮮な楽しみも味わえたね。ただ、そこでの分け方が街を出て行く組と残る組というのはね……
まだ精神年齢で分けられた方が微笑ましかったな…
でもここ数巻で示されていたように、学校やバイト先がバラバラでも彼女らは集えるし、お弁当の件のように面白い処で繋がっていたりもする
だから街を出て行くとしても彼女らが完全に分かれてしまうなんて事は無いのだろうなと思えるよ
今巻の中核を為しているのはチノの成長且つそれを見守るティッピー(お祖父ちゃん)のお話か
チノを案じて現世に留まる彼はうさぎに宿るというコミカルな存在だけれど、同時にそれは本来の人の世の有り様に反しているとも言える
正体がバレたら大変な事になるからチノ以外に明かさないというのも有るのだろうけど、それ以上に既に亡くなっている彼なりの制約として関わる人間を制限しているのだろうなと感じてしまう
だから昔世話をした青山さんの事も心配はしているのだろうけど、チノと同じように接しはしない。ただ、あの列車を見せたのは彼が出来る最大限の譲歩であり優しさだったのだろうね
そしてお別れに繋がる小旅行の延長戦。ココアとチノ、ティッピーによる過去探訪
ココアの実家を訪れれば毎度のように展開される賑やかな光景も展開されつつ、本題は母親世代のお話
ココアとチノが仲良しなように、大親友だったちよこと咲。そんな親世代から明かされる昔の話はチノに幼少期の憧れを思い出させる物になったようで
昔の夢を思い出して、今はラビットハウスではない場所で淹れたコーヒーを喜んで貰えた
それらが結実して遂にチノが新たな夢を確かなものとしてココアに話せた
それはきっと成長と呼べるもの
だからお祖父さんも安心して逝けたのだろうな……
演者さんの件含め、尊い物語が一つの終りを迎えてもチノがこれから幸せな未来を辿っていけるのだと思えるラストに万感の想いを抱いてしまうよ……