「マギ」本編の30年前、七海の覇王と呼ばれた男「シンドバッド」は、ただの少年からいかにして王になったのか。若きシンドバッド少年と、後に八人将と呼ばれる仲間たちが、どのように出会い、仲間になったのか、シンドリア王国はどのように作られたのか…を描く、マギの前日譚です。
本編ではすでに完成された王として主人公たちのそばにいたシンドバッドの幼少期から、ドラコーンやジャーファル、ヒナホホといった八人将たちの若かりし頃が沢山描かれています!もちろん、本編に登場するほかのキャラクターの過去も…!
そして本編同様バトルもアツい…!沢山のジンや金属器が登場します!
本編では語られなかったシンドリア建国の歴史も描かれた本作は、原作ファン、特にシンドバッドやジャーファル、マスルールなどのシンドリアファン必見の一冊です!
感情タグBEST3
シンドバッドはこの頃から人間操作を覚醒している。
ジャーファルも知識が付いているから、
商談のやり口が凄い。
マーデルはまんまと信じてしまったよね。
シンドリア商会が更に大きくなった理由が分かりました。
面白かったです。
Posted by ブクログ 2016年04月26日
9巻ではマーデル率いるマリアデル商会との対決編が終了している。最終的にマリアデル商会を破滅に追い込んでの勝利で物語は閉じている。
一冊で展開されている物語として見てみると、スッキリしない感は否めない。というのも、マーデルの洗脳から立ち直るシーンでは自分のすべきことを改めて見つけたような、覚悟を決...続きを読むめたシーンが描かれている。にもかかわらず、巻末で描かれているのは「部下に愚痴るシンドバッド」の図である。これではあまりに据わりが悪い。
その引きで次への期待を持てというのも殺生な話である。本編の方の引きの巧みさと比べてしまっている部分もあるだろうが、正直、今回付けている星三つ半相当という評価は、別段本編と比べなくとも変わらなかった気がする。