感情タグBEST3
作家が描いているのは人生だと思う。
「おはようとおやすみとそのあとに」では、若いカップルのごく普通の日常が描かれた。
この普通の日常は、10年先、20年先と続く(ように見える)。
人生には、たまに雨が降ることがあるかもしれないが、ふたりで見上げる空はいつも晴れている。
本作品では、人生のちょうど...続きを読む中間地点に差し掛かったふたりの日常が描かれる。
若いころには想像ができなかった人生の中間地点。
あきらめなければならないことも、捨てなければならないものも増えた。
いろいろなことに折り合いをつけて生きることも覚えてしまった。
気が付けばいつも雨が降っている気がする。
中間地点から先は終焉に向かう旅だ。そこはかとなく感じるあせり、不安。
でも、まだ終わりの絶望ではない。
だから今、確かめずにはいられない、何かを。
少しずつ失いながら終えていくのだろうと思っていた旅でふたりは再会し、
関わり合いを深めていく中で止まっていた時計がまた動き出し、人生の様相が変わっていく。
ふたりでいれば、もしかしたら雨は上がるかもしれない。
繰り返される激しいセックスは、ただの肉欲ではなく、その何かを求めてもがく姿なのかもしれない。
ちょうど、もう誰も住んでいない祖父母の家を、親世代がこれからどうするか悩んでいる時だったので、家を手放す気持ちに感情が入りました。
こだわりたくてもどうしようもないのに、さみしくてたまらない気持ち。いっそ旅に出てしまう気持ち。思い出にしてしまうしかない切なさ。ドラマが優しくえがかれています。
巻数が進むにつれて、2人の関係が
ナチュラルに深まっており
お互いがいて当然?でもとても大切に
なっている様に思えます。
2人の関係性が深まった静ちゃんの実家、
無くなって欲しく無いですね。
早く続きが読みたいです。
ほのぼのの中に切なさややるせなさが混ざり合ってずっとずっと読んでいたい
今回空港でキスするシーンが最高でした
とにかく続きを 早くお願いします
良かった
匿名 2024年03月29日
内容は、とても良かったです。が、何も進んでないような?吾妻は、久慈の事が好きなのだろうけど、何か言ってしまったら2人の関係が壊れると思っているのかな?なんかモヤモヤしました。
淋しくもあり、心温まる。久慈さんは、家を明け渡す最後の一週間何を思っていたんだろうと色々考える。ちょっと切なくなりましたね。その気持ちを代弁するかのように吾妻さんが深酒をして酔っぱらい、久慈さんの背中で泣いていた所はもらい泣きしてしまった。゚(゚´Д`゚)゚。これからも名前のない関係を続けるのかが気...続きを読むになるところです。
おまけマンガの久慈さんが本編よりちょっとお茶目でかわいいです。
浜真田先生の作品は、建物や小物、町並などがとても丁寧に描かれていて、隅々まで眺めるのも楽しみのひとつです。
おうちがなくなるの寂しいです、リアルです。
☆5とか。まずレビューも一冊一冊書かないんですがこの作品にはいちいちコメしたい。大人なお2人、良い感じの関係でさらに歳を重ねていきますがまだ決定打を打たないままの関係。最終的にどー落ち着くんだろ、独立してる2人だしこのままでも良いような気すらしますがやはり先が気になる。特な横槍とかもなく割と淡々と進...続きを読むむのに萌どこが多い。気になってたらぜひ読んで頂きたい。
Posted by ブクログ 2023年12月18日
【久慈とやってると気持ちよくて・・・もーなんも考えらんねーよ(朔太郎)】
エロス度★★★★★
久慈と朔太郎の恋物語・・・第3巻♡
翻訳の学校に通い始めた朔太郎。
新たな人との出会いや久慈の家に刻まれた生活の記憶・・・。年月・時間と共に2人を取り巻く環境が変わっていきながらも、久慈と朔太郎が過ご...続きを読むす日常が特別な感じがして尊い(n´ω`n)
2人がこの家で過ごす時間にタイムリミットが迫る寂しさがありますが、久慈の選択や朔太郎の心情が刺さり、新しい生活になっても切れない2人の繋がりがたまらない(*´꒳`*)キスやSEX・・・お互いの熱を求めながら溺れる2人の姿がグッとくる(*´-`)
匿名 2023年12月15日
波真田先生の作品はすぐそばにある日常の話を読んでる感覚になるところがとても好きです。
仕事や生活、食事の場面などもしっかり描かれているのも好き。大人向きのしっとりした作品だと思います。
よきよき
匿名 2023年11月09日
お互いのことを好きで思い合い必要とされていて、でも大人だから分別もあって、その関係を見ているのがとても好きです。続きでどんな穏やかで熱情が垣間見れるのか、期待しています。
この久慈さんと朔太郎の関係ってほんと熟年夫婦って雰囲気あるし、一緒にいるのが当然というか。付き合ってるって言葉はないけどもうそうじゃん。久慈家が生まれ変わるのが寂しくあるけど時代は変わる。お兄さん夫婦が大切に土地を守っていくんかな。次巻では二人もう同居して欲しい。素敵な二人。
そこにある空気に色香が漂っていて引き込まれていきますね。
それぞれがお互いの居場所となっているのが心地よいです。
他の媒体でとぎれとぎれで読んでいましたが、通して読むとすごくよかった。昭和のモダン建築の家と家具がとてもいい雰囲気で、物語と合っています。そして、とにかく、黒髪長髪の久慈が髪をまとめた時の色気が半端ない。