「お前を殺める前に一つだけ願いを叶えてやろう。」
千鶴が死神に願った最期の願いとは…？
本作のヒロイン・千鶴は没落令嬢で、現在は使用人として三条家でひどい仕打ちを受けながら日々奉仕していました。
そんなある日、町で流行っている疫病を鎮めるために千鶴は「死神の花嫁」として身を捧げて欲しいと請われます。
死神の「花嫁」と聞くと聞こえは良いですが、要は疫病を鎮めるための代償、生贄です。
家族がバラバラになり、使用人としても酷い扱いを受け、挙句の果てには死神に嫁がされる…。
なんとも不遇な扱いを受けてきた千鶴と、周囲から恐れられている死神。
決して幸せとは言えない環境下にいる似た者同士の2人ですが、どのような関係性を築いていくのでしょうか。
なんて不幸なヒロインのお話なんだ、と思う方もいるかもしれませんが、本作は読み進めるごとにヒロインや死神、その周りの登場人物たちの優しさが見えてくる、温かい作品なのです。
死ぬ前に願いを１つ叶えてやる、との死神の質問に対する千鶴の返答も、必見です。
良い意味で予想を裏切る展開ですので、ぜひ皆様におすすめしたい作品です！
感情タグBEST3
なんで…
途中まで千鶴と八雲様めっちゃいい感じだったのになんで最後の最後に……
人間と死神っていうわだかまりがもどかしい……！！！
半信半疑で購入したけど読んでみて、口コミの評価通りに良かった。
毎話飽きなく読めるし感情移入できる。
クーポンを使って12冊購入してあっという間に一気話読みしてしまった。登場人物のキャラも1人ずつ設定がしっかりしていて良い。
恋をしたことがない死神と千鶴の2人の関係がどうなるのか気になる。早く続きを読みたい。
元からの悪人とは
ひさが今までのように人のことを軽んじたままでいるようだったら、本当の幸せは分からないままだったのかもしれない。けれどあたたかい気持ちを与えられたから人としての心を感じられたのかもしれないと思った。元から悪い人ではなかったのかもしれないけれど、今までの仕打ちは水には流せなくても本当の意味でやさしさを覚えて人に接してくれるといいのにと思う。
そんなァ
せっかく千鶴が意志を固めたのに、、、その感じはとても切ないです八雲さま、、、どっち？また照れてるの？それとも自分が千鶴を傷つける存在になりうる事に恐怖を感じているのでしょうか？愛ですね、、、とても切ない。
告白
もう告白だよね。
母親や弟も気になるだろうけど、芽生えた気持ち、気付いた気持ちに正直に生きることも大事。
ただ、このまますんなりとはいかないんだろうなあ。
死神さまとの未来って？
ひさお嬢様は反省していい人に変わって良かったです。死神さまとの関係は、お嬢様の言うとおりいつまでもこのままではいられないと思います。千鶴がどうするのか見守りたいですね。
はぁ～
意外な人と和解して、人間界と死神様のいる世界の境界を意識させられます...。
千鶴と八雲様がこの先どうありたいのか、揺らぎはありそうな予感です。
真っ直ぐ
三条のひとり娘も更生して良かったーな終わり方です。
ただ、主人公と死神さまの間ですれ違いが始まりそうです。
主人公は真っ直ぐすぎて…死神さまもどうしたらいいかわからない感じですね。
シリーズ作品レビュー
