「お前を殺める前に一つだけ願いを叶えてやろう。」
千鶴が死神に願った最期の願いとは…?
本作のヒロイン・千鶴は没落令嬢で、現在は使用人として三条家でひどい仕打ちを受けながら日々奉仕していました。
そんなある日、町で流行っている疫病を鎮めるために千鶴は「死神の花嫁」として身を捧げて欲しいと請われます。
死神の「花嫁」と聞くと聞こえは良いですが、要は疫病を鎮めるための代償、生贄です。
家族がバラバラになり、使用人としても酷い扱いを受け、挙句の果てには死神に嫁がされる…。
なんとも不遇な扱いを受けてきた千鶴と、周囲から恐れられている死神。
決して幸せとは言えない環境下にいる似た者同士の2人ですが、どのような関係性を築いていくのでしょうか。
なんて不幸なヒロインのお話なんだ、と思う方もいるかもしれませんが、本作は読み進めるごとにヒロインや死神、その周りの登場人物たちの優しさが見えてくる、温かい作品なのです。
死ぬ前に願いを1つ叶えてやる、との死神の質問に対する千鶴の返答も、必見です。
良い意味で予想を裏切る展開ですので、ぜひ皆様におすすめしたい作品です!
感情タグBEST3
匿名
死神の初恋
本当にありそうな幻想的物語!そそります。
こんなの読んでいたら悪いことできませんし、賢い女にならなきゃ!って思います。次が楽しみで仕方ありません。
死神さまの仕事は心に寄り添う事
一之助くんを息子として千鶴が母親、死神さまが父親として家族の形ができてきましたね。この先どのように死神さまと過ごしていくのか興味深いですね。
死神の初恋~没落華族の令嬢は愛
死ぬ間際に、こんなに素敵な死神様なら、私も印を付けに来ていただきたい💕私の母が息を引き取る時、ずっと昏睡状態だったのに30分位前から10分位、突然目を開け天井や点滴の方に目を向けてキョロキョロ見てました。妹と、私達を生んでくれてありがとう、やっとお父さんの所に行けるねと言うと、視線が合って微笑んで、大きく息を吸った途端、すーっと力が尽きました。あの時、死神様か父が迎えに来たのでしょうか✨
昔1人だけ居たその人が浅彦さんなのかな?
ホント、人間嫌いな八雲様はお優しいですね
充分「愛」を知って(持って)そうだけど、自覚するにはまだかかりそうですね
今回もいい話
読みやすいし、わかりやすいし、こんな短い話の中でしっかりと感動させてくる。
なかなかめぐりあえない神作品だなと思っています。
最後の千鶴と八雲のやり取りにほっこり。
じ〜ん...
八雲様のお仕事に千鶴が同行するお話。
死期の近い人を見送る過程で、お互いがお互いをリスペクトしあっていく感じがしました。大人の恋だなぁ。
しかし、一之助くんの破壊力?すごい。最後の1コマでパッと明るくしてくれる。作画さんの画力ですかね。