【感想・ネタバレ】坂道のアポロン 3のレビュー

ジャズ、バンカラ、学ラン、佐世保弁、そばかす。この中でひとつでも気になるワードがあった人には絶対オススメ!個人的には全てのワードがどツボです!!
舞台は1960年代の長崎。東京から引っ越してきたちょっぴり神経質な主人公・薫が、豪快なバンカラ青年・千太郎と出会い、二人はジャズを通して心を通わせます。
私のお気に入りはなんといっても、千太郎の幼馴染でそばかす委員長の律子!律子の佐世保弁と慎ましい乙女っぷりがなんとも可愛い!!私も「また喧嘩したっちゃろ?」って言われたい!そばかすってチャーミング!!!恋を知り、愛に泣き、そして大人の女性になっていく律ちゃんから目がはなせません。
もちろん「友情」も大事なテーマで、線の細いメガネ男子と、悪そうに見えて実は家族想いなバンカラ男子の爽やかなやりとりもたっぷり楽しめます。2012年に放送されたアニメも素晴らしいので、そちらもぜひ!躍動感溢れるジャズのセッションシーンは必見です★(書店員・なめはし)

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怒涛の展開

千太郎の生い立ち、薫の母親のこと等、展開がすごかった。切なかったです。裏を返せばどんどん面白くなっている、ということなんですが。今回もまた巻末のショートストーリーにぐっときました。いい作家さんだなぁ。

#ほのぼの #癒やされる #切ない

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2024年05月05日

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千太郎

千太郎の幼い頃がほんとに天使のようでめちゃくちゃかわいい!でもお父さんとのことや、見た目で受けた差別は辛い。千太郎は粗暴なところもあるけど、とても愛情深くて優しいところがすごく好き。辛い環境でも、新婦さんやりっちゃん親子、お母さん、ドラムを教えてくれたお店の人とかが周りにいたのは大きいのかな。薫は父はほとんど不在だし、引越しが多くて友達もできず、預けられた親戚の家でも居場所がなくて孤独。だからか薫の方がかなり歪んだ性格になってる。

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2022年08月19日

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恋愛と友情がほんとにいい感じに交錯していて、切なくて愛おしい気持ちにさせられた。薫と律ちゃん、律ちゃんと千太郎、千太郎と百合香、百合香と淳兄、それぞれがそれぞれに惹かれる気持ちもよく分かる。そして薫と律ちゃんを想う千太郎も素敵。千太郎の生い立ちも切ない。ほんといろいろ盛り沢山で読み応えある。

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2022年06月30日

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千太郎過去話を読むにつけ、なんで千太郎は律子を好きにならないのかが不思議な気もしたが、後の話でも出てきていたが千にとって律子あくまで家族なんだと。律子の方は、自分のために薫を連れ戻しに行って、安心しろ、あいつは必ず戻ってくる、なんて言ってくれるような、外見や行動とは裏腹の優しさに惹かれるんでしょうね

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2012年12月09日

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この巻で二人がお互いの心の内を知り、真の親友になれたんだと思います。二人とも多くを語るタイプじゃないのでお互いをどう思ってるか分かりにくいけど、淳兄の下宿で出会った人とお酒を飲んだ時の薫の楽しそうな表情や黙って東京について行く千太郎の優しさはキュ〜ンとします。『友情は一生もん』ってセリフもこれからの二人にとって大切な言葉になると思います。

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2012年07月26日

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3巻は千太郎の誕生日から、ボンが母親を訪ねて東京に向かうまで
千太郎の過去を知って泣いてしまうボンにきゅん

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2012年06月03日

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2012/03/28
【好き】再読。 薫ちゃんたら思い余って律子にチューはやらかしやがりましたね。 薫は千太郎の過去を知り、居場所が無いのは自分だけじゃないと悟り、友情を自覚し名前呼び…。 もう律子じゃなくて千太郎でいいじゃないと言いたくなるトキメキだったんだけど(笑) 薫は律子に謝ると共にスッパリと振られ傷心している所、ずっと気になっていた離婚した母親の居場所は東京だと知らされ、傷心旅行を決め込み会いに行く事に。 が、千太郎はイイ奴だなぁ、薫の事が心配で付いて来ちゃった…。 もうホントに律子じゃなくて…以下略。 一方、百合香と淳兄も密かに進行してる感じだし、東京の下宿先にいるはずの淳兄は行方不明だし何か波乱が起きそうな予感。 薫の母との再会シーンで次巻へ。

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2012年10月02日

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大好きです、坂道のアポロン。

今回はとうとう千太郎の過去が明らかに。
薫と千太郎って、全然タイプは違うけどものすごく性格の相性がいいよな、と実感します。
まさか「木を上って窓に飛び移る」少年や「人が来たからベッドに隠れて!」という展開を
男同士で目にすることになるとはよもや思っていませんでした
が女子なら、90年代の少女マンガだなこれは・・・
それと千太郎の「何かあったら帰りに盛大に残念会開いてやるけん」ですかね。いいなあ、こんな友達。
迷惑だって言われても笑顔で押し切ってくるこの男前さ。包容力・・・!

個人的には淳兄ちゃんの下宿での酒盛りがかわいかったです 二人のお酒のイメージ逆っぽいのになあ
かわいそうになあ〜君は歩いて帰るのか〜って千太郎に言ってる薫の顔が普段張り詰めてるのとギャップがあってかわいすぎる
というかすみません わたし薫好きなんです
こういう自分を自由に出すことに慣れていない不器用な少年、というのがツボで

えー、女子の話をしてないことに気付きました 反省しています
あいかわらず女子はかわいいのですが、今回は喧嘩というか、気まずいムードだったので・・・
というか恋愛関係複雑すぎね?薫→律子→千太郎→小百合→淳、でしょ?なにこの誰も幸せになれないトライアングル
ふと思ったんだけど、千太郎って薫が律っちゃん好きなの知ってるんだっけ?それとも今回気付いたのかな
本当にハッピーエンドで終わって欲しいと切に願う大好きな物語です

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2009年10月04日

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ユキちゃん天才!
ボンがふられるシーンの絵の上手さ。
東京に来て友情を再認識するストーリーのせつなさ。
絵も上手いし、ストーリーもいい将来が恐ろしい。。。

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2009年10月07日

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過去編や実母や

薫君、親戚の家にいるんで、ちょっと居心地が悪そうです。こういうしょうもない親族とかって普通にいるでしょうし。
ただ、身の上話という意味では、千太郎君もやや複雑な背景があることも語られていました。
律子さん、薫君に嫌われたかも?と泣きべそをかいていましたが、たぶん大丈夫でしょう。
実母に会ってみようと、寝台特急「さくら」で上京しようとしたら、千太郎君も一緒にくっついてきていました。
作品の舞台が1966年なので、旧国鉄で佐世保線はまだ非電化です。私も作者あとがきを見るまでもなく、正確に描いているなと思いましたよ。

#エモい

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2023年10月11日

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恋とブロマンス

九州に転校してきた主人公が気の許せる同級生やジャズと出会い今までの人生で抑圧してきた感情を解放する青春ラブストーリーの第三巻。

自分の欲を優先するあまり千太郎と百合香を引っ付けることに一生懸命になっていた薫は律子を悲しませてしまう。
自己嫌悪から百合香からプレゼントをもらい浮かれている千太郎とケンカしてしまう。
そんな二人に対して律子は千太郎と仲直りしてほしいと彼の事を考えた発言をする。
仲直りはできたが弾みで告白してしまった薫。
クリスマスが近づいてきて何かプレゼントしたいと思った薫は律子と二人でお金を出し合って千太郎のために新しいスティックを購入する。
帰りに雪の降るロマンティックな雰囲気にのまれて彼女にキスをする薫だったが律子を泣かせてしまうのだった。
それを千太郎に見られた薫は感情がぐちゃぐちゃになって家に居場所がない自分はお前を見ているとみじめになると八つ当たりするのだった。
そんな彼に対して千太郎は自分の生い立ちを話すのだった。

明るそうに見えて抱えているものが色々ある千太郎がそれを薫に話すのはそれだけ気を許しているからだろうなぁと学校での彼の様子を思い出しながら考えてしまった。

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2021年11月02日

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登場人物みんな繊細です。青春時代ならではのセンシティブさですね。薫と千太郎、似ていないようで似ているところがあって、出会ったのは運命だなって思います。

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2022年09月28日

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これはファンタジーだという作者のことばをみて思ったが
何が正しいかという判断は他人のこころがわからない以上
個人のものであり
相対視観もその中にしかない
既成の規範すなわち作者の占める正しさを読者は鑑賞するのみと

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2019年01月12日

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千太郎の知られざる生い立ちの秘密を知った薫。
同じような境遇にお互いは何を感じたのか。
でも、気持ちが分かる分、補える何かがあったはず。
そして、ケンカしながらも本音でぶつかり合え、笑ったり泣いたり、共有しあったりこの2人はとっても相性がいい2人なんでしょうね。

恋の部分ではみーんながつらくて
くんも行動に出てはみたけど・・・・・。
他人があることだけになかなか思うようにはいきません。
そこは、どう乗り越えるのかな?
苦しいけど、乗り越えるしかないよね。

そして、東京へ行った薫くんと千太郎は
また一つ友情を強めたのかな?
そして、千太郎は、薫くんのりっちゃんへの気持ちに気づいたみたいだし、この部分は千太郎はどう行動するんだろう?

回を増すごとに面白くなってます。

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2015年01月10日

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多角関係?まっしぐら。 糸電話のシーンは、とてもすきだなぁ。
基本的に絵に動きがなく?
少女漫画盤 柳沢きみお作品みたいだと勝手に思ってる。

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2012年05月19日

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甘い瞳の先に、居てほしいのは自分なのに、そこに居るのは敵わないあの人。そんな1960年代の九州でのお話。いろいろな要素が織り込まれているけど、スッキリまとまっていて、読ませる。続きが待ち遠しい作品に出合えたことに感謝。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

3巻もきゅんきゅんしました。全体としては…段々テンポが悪くなっているというか、間延びしてきてる…?それでも面白いんだけど。巻が進むにつれて延ばそう延ばそうとしてる感じがちょっと残念。1巻のわくわくはどこへー…

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2009年10月04日

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一方通行の恋ばかりで切ないですね。
でもこれも現実なんだよなぁ。
音楽やってるとこれがまたいい方向に作用したりするしね。

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2021年02月01日

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ネタバレ

千太郎の過去、子ども時代が3巻で明らかになりました。
子ども時代の千太郎マジで天使すぎませんか。
そして、「千太郎」「薫」とお互いに呼び合うところ、二ページまるまる使ってて、(えっ、もうBLやん。恋が始まってるやん。これ気付いてないの二人だけのパターンのやつやん)とまた見事に爆死しました。
床の上でのたうち回りましたよ、私は。
というか、千太郎が薫のことを薫と呼ぶのはここだけだったと思うんですよね。
ボンっていうあだ名もいいですが、名前呼びも素敵ですね。
「恋愛と違って友情は一生もん」というセリフが作中に登場しますが、一生続く絆なんて恋愛にも友情にもそうそうありません。
そういう一生モノの絆を同性で持ち続けられるところが本当に素敵だなぁと感じます。

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2020年10月03日

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一体何角関係になってしまうのか!

なんかどれも叶わないような恋で
神の視点で見るととても切ないです。

薫くんがんばってほしいけれど
律っちゃんは律っちゃんで幸せになってほしいけど・・
みたいなはがゆい感じがします。

そんな3巻。

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2012年02月08日

Posted by ブクログ

同時収録「バグズ・コンチェルト」

あぁぁぁぁぁぁ…今回も片思いがこんがらがって…次巻が待ち遠しい(既刊ですけど)。
みんなシャツインしてるよ〜☆
若干展開が読めすぎるきらいがあるんだが…お話はまだまだ続くから続きに期待。
もったいぶらないで話がどんどん進むのがいい感じ。
丸尾が可愛い。

同時収録は、かなり短編ながら独特の毒がちょっとだけあってその気持ち悪さがけっこういい。
こういう、ハッピーエンドなんだけど甘甘にはしないぞ!っていうのが著者の持ち味なのかな。

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2009年10月07日

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