【感想・ネタバレ】台湾の少年3 戒厳令下の編集者のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

第3巻。主人公のあくなき向上心に驚かされる。努力の末につぎつぎと願いをかなえていくが、どこまでもしつこく付きまとう権力の陰。人の幸せを踏みつぶすことにためらいのないやからにはほんとに腹が立つ。

0
2023年08月03日

Posted by ブクログ

緑島という小さな監獄から、今度は戒厳令下の台湾というより大きな監獄に入ることになったのです。

さいこんりん氏の不屈の魂。
創意、社会や国の未来を思い子どもたちの本や雑誌をだし、緑島の仲間に手を差し伸べ自らの信念を曲げない。
紅葉小学校の野球チームブヌン族の子どもたちへの支援、その後日談。
壮年期のさいこんりん氏の活躍と苦悩が、シンプルな画線で力強く描かれている。いつも死者が近くいる。死や弾圧と隣り合わせだがとにかくできることはなんでもする姿、父親を亡くした空虚さ。絶望から希望、希望さらに大きな希望へ。

0
2023年07月23日

Posted by ブクログ

ゆえあって、三巻から。
途中からなので、揃ってから読もうか、と思ったけれど、読み始めてしまうと読みやすい。

白色テロ時代を経て、その傷を負い、他より十年出遅れたという思いの強い主人公はアイデアを得て児童雑誌「王子」を創刊する。
よく読むと、いろいろなことがバランスよくかかれて、事態の複雑さがそこはかとなく伝わってくる。 
木版画に通じるような暖かみのある絵柄も、負わされている生きにくさを伝えて品性のあるものにしている。気持ちやこころが近い感じだ。

0
2023年04月03日

Posted by ブクログ

人口に膾炙した漫画が次から次へと連載出版されてゆき ペスタロッチの教育理念である「自ら体験するすることを重視する」姿勢を実践していった 紅葉チームではその後続け様に年齢詐称した選手の替え玉事件等が発覚した

0
2023年08月29日

Posted by ブクログ

緑島に収監されていた人は、開放後は前科がついて不自由していたと初めて知った。たとえ身に覚えのない罪だったとしてもだ。自分が収監されていた間、人より遅れていると無我夢中で真っ直ぐ生きる姿勢に頭が下がる。

0
2023年06月29日

「歴史・時代」ランキング