台湾の少年1 統治時代生まれ

台湾の少年1 統治時代生まれ

2,640円 (税込)

13pt

一九三〇年,日本統治時代の台湾に生まれた蔡焜霖(ルビ:さいこんりん)は,読書が好きな少年で,教育者になることを夢見て育った.戦争の色濃い時代は日本の敗戦で終わったが,戦後は国民党政権による新たな支配が始まり,ある日,町役場で働く焜霖のもとへ憲兵が訪ねてきて…….白色テロの深い傷を描いた台湾の傑作歴史コミック,第一巻.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

...続きを読む

台湾の少年 のシリーズ作品

1~4巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~4件目 / 4件
  • 台湾の少年1 統治時代生まれ
    2,640円 (税込)
    一九三〇年,日本統治時代の台湾に生まれた蔡焜霖(ルビ:さいこんりん)は,読書が好きな少年で,教育者になることを夢見て育った.戦争の色濃い時代は日本の敗戦で終わったが,戦後は国民党政権による新たな支配が始まり,ある日,町役場で働く焜霖のもとへ憲兵が訪ねてきて…….白色テロの深い傷を描いた台湾の傑作歴史コミック,第一巻.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
  • 台湾の少年2 収容所島の十年
    2,640円 (税込)
    一九五〇年,無実の罪で逮捕された蔡焜霖は,激しい拷問に遭い,自白を強要されると,政治犯として離島・緑島(ルビ:りょくとう)に送られる.強制労働に従事し,「再教育」を受ける長くつらい十年間,支えになったのは家族の手紙や,同じように収容された人びととの友情だった.白色テロの深い傷を描いた台湾の傑作歴史コミック,第二巻.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
  • 台湾の少年3 戒厳令下の編集者
    2,640円 (税込)
    一九六〇年,ようやく釈放された蔡焜霖は幼馴染の「きみこ」と再会し,結婚する.「前科」のために就職にも苦労したが,やがて漫画雑誌の編集者となると,新たなアイディアを次々と実現し,児童雑誌『王子』を創刊するなど八面六臂の活躍をみせる.だが,その陰には常に「人より一〇年出遅れている」という思いがあった.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
  • 台湾の少年4 民主化の時代へ
    2,640円 (税込)
    七〇年代,蔡焜霖(さいこんりん)は大企業の國泰グループに新たな活躍の場を得て,美術館の設立や百科事典の創刊に携わる.蔣介石の没後も「戒厳」は続いたが,次第に政治運動が盛んになり,時代は民主化へ向かって激しく揺れ動く.だが緑島に収容された人びとの名誉回復がなされるまでには,さらに長い時間が必要だった.シリーズ最終巻.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

台湾の少年1 統治時代生まれ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月23日

    日本統治時代に生まれ育った子。故郷のことば台湾語、政府としてやってきた北京語、50年という長い統治で現地に根付いてしまった日本語。マルチリンガルに育ち、日本統治下とはいえ、絵のタッチが示す子ども時代は牧歌的でもあり洗練されている
    太平洋戦争、なんて今は言わないのかもしれないが日中戦争に日本側として訓...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月20日

    台湾で日本統治から敗戦及び国民党が来てからの台湾の少年の話であった。小学生、中学生、高校生と仕事ということの間に戦争と政治に翻弄される少年の姿を描いている。
     説明かと思ったらマンガであった。

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月18日

    この漫画は、日本統治時代の台中に生まれた蔡焜霖(さいこんりん)を主人公に戦後台湾の白色テロの時代が描かれている。

    第1巻は戦争に負けた日本が撤退。国民党政権による新たな支配が始まり、2・28事件を経て1950年代からはじまる白色テロの時代開始までが描かれる。町役場で働いていた焜霖のもとへ憲兵が訪ね...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月14日

    文章が少ないので、とてもあっさりと読めてしまった。
    裏に含んだ内容はとても深いはずなのに、あっさりと読んでしまっていいものなのか…?
    もしかしたら、そこにこのマンガの凄さが隠されているのかもしれない。
    このマンガを軸として、歴史を肉付けしていく、というのが良いのかもしれない。

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月02日

    訳あって、3巻から逆読みしています。統治などの社会的変化の激しさが印象的です。3度も青年期までに大きな変化があり、価値観が変わっていて、とてもハード。おおきなより広い家族も含めた人間関係が支えにはなったのかもしれません。それでも社会の不条理に耐えるうる関係にまでなっているのはそれを大事に思いはぐくむ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月22日

    台湾が戦時中日本に占領されていたという知識はあるが、その実態がどういうものだったかということは知らなかった。そこで生まれ育った人たちは学校では日本語が母語で、家庭では台湾語が母語で、占領が終わったら今度は北京語を習わないといけなくなった。そんな経験をされた人たちがいることを忘れてはいけない。

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月13日

    ブックガイドとか書評で複数回目にする機会があり、それは読んどかないと、ってことで。マンガだから取っつきやすいってのも大きい。台湾有事を頻繁に見聞きするけど、その歴史はと問われると、殆ど知識が無いことに気付き、情けない思いにとらわれる。その点、読み易く漫画で描かれた本書は重宝する。物理的な距離感のみな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月29日

    白色テロ時代の台湾について知りたくて。
    政治犯の疑いをかけられ、10年間を収容所で過ごし、出所後は出版人として生きた蔡焜霖氏。温かく楽しげな幼年時代と、重苦しい緑島収容所生活の隔絶が、描線の変化でも表現されていて、読んでいて胸にせまった。たくさんの国で、過去にも現在にも、こういう理不尽があることを思...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月29日

    一夜にして自分の名前も言えない「文盲」へ変わってしまいました 言語は常にグラデーション状に広がっていて 寄る辺ない自らの感情を仮託して表現する一つの手段だったのです ホラー映画『言葉が消えた日』 香港で中国政府を批判する「焚書」を販売して拘束された 現在は白色はくしょくテロ時代の政治犯の名誉回復と

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月14日

    1930年台中に生まれた蔡焜霖の少年時代を描いた漫画(?)。
    淡々と日常が描かれていておりリアルに感じた。戦争がいつの間にかはじまって、終わって、新しい時代が始まって。
    市井の人々が、いつの間にか、でも確実に時代の流れに飲み込まれていく様が、悲しい。あっという間。サマーキャンプに参加して国民党に入党...続きを読む

    0

台湾の少年1 統治時代生まれ の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す